新語時事用語辞典とは?

2010年11月12日金曜日

政策コンテスト

読み方:せいさくコンテスト

2011年度の予算編成で設けられた特別枠「元気な日本復活特別枠」について、各省庁から提出された要望書をオープンな形で査定して決定すること。

特別枠の予算は1兆円以上を予定しており、配分額などは菅直人首相が決定する。

関連サイト:
「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリックコメント - 内閣官房
政策コンテストのパブリック・コメント - 政府広報オンライン
臨時閣議の概要について - 首相官邸

前期損益修正益

読み方:ぜんきそんえきしゅうせいえき

過年度の経理の誤りを修正した際に生じる利益のこと。損益計算書では特別利益の区分に表示する。

なお、過年度の経理の誤りを修正した際に生じる損失を「前期損益修正損」という。

G20首脳会合

読み方:ジートゥウェンティーしゅのうかいごう
別名:G20首脳会議
別名:G20サミット
別名:20ヶ国・地域首脳会合
英語:G20 Summit

G20の参加国・構成国・地域の首脳による会合の名称。

2010年11月現在、これまでに開催されたG20首脳会合は、下記の通りである。








日程開催国開催地議長
第1回20か国・地域首脳会合2008年11月14日-15日アメリカワシントンD.C.ジョージ・W・ブッシュ
第2回20か国・地域首脳会合2009年4月2日イギリスロンドンゴードン・ブラウン
第3回20か国・地域首脳会合2009年9月24日-25日アメリカピッツバーグバラク・オバマ
第4回20か国・地域首脳会合2010年6月26日- 27日カナダトロントスティーヴン・ハーパー
第5回20か国・地域首脳会合2010年11月11日 -12日韓国ソウル李明博



関連サイト:
G20(金融世界経済に関する首脳会合) - 外務省
G20公式サイト
List of G-20 summits - Wikipedia(英語)

前期損益修正損

読み方:ぜんきそんえきしゅうせいぞん

過年度の経理の誤りを修正した際に生じる損失のこと。損益計算書では特別損失の区分に表示する。

なお、過年度の経理の誤りを修正した際に生じる利益を「前期損益修正益」という。

宙に浮いた年金

読み方:ちゅうにういたねんきん
別名:宙に浮いた年金記録
別名:宙に浮く年金記録5000万件

社会保険庁が管理している年金記録のうち、正しく記録されていない年金のこと。

1997年から1人に1つの基礎年金番号を割り振って管理されることになったが、今までに入力されていたデータにミスがあることが発覚し、旧来の年金番号を基礎年金番号に移行できないものが生じた。このように年金記録としては存在しているものの、誰が支払ったのかが不明な年金を宙に浮いた年金と呼んでいる。宙に浮いた年金は、約5000万件あるといわれている。

なお、コンピュータ化の際にデータ入力を忘れてしまったり、社会保険庁の職員による保険料横領などで記録がないものは、「消えた年金」と呼んでいる。

G20

読み方:ジートゥウェンティ
別名:主要20ヶ国・地域
英語:Group of Twenty
英語:G-20 major economies

主要国首脳会議(G8)の参加国と地域(欧州連合)に新興経済国11か国を加えた国家のグループの名称、またはG20間で行われる会議のこと。

G20の参加国・構成国・地域は「アメリカ合衆国」「アルゼンチン」「イギリス」「イタリア」「インド」「インドネシア」「オーストラリア」「カナダ」「韓国」「サウジアラビア」「トルコ」「中国」「ドイツ」「日本」「ブラジル」「フランス」「南アフリカ共和国」「メキシコ」「欧州連合(EU)」「ロシア」である。


関連サイト:
G20(金融世界経済に関する首脳会合) - 外務省
G20公式サイト

レアアース・ショック

英語:Rare Earth Elements Crisis
英語:Rare Earth Crisis

レアアース(希土類元素)の供給において95%以上の世界シェアを持つ中国が、2010年にレアアース輸出の大幅削減を発表したことによって、貿易相手国を見舞った混乱を、1970年代のオイルショックになぞらえて称した名称。

2010年に中国が発表したレアアースの輸出制限措置は、中国国内の産業への供給を優先させるものとされるが、その制限率は前年比6割程度まで大幅に削減するものだった。

2010.09.27 サーチ・ナウ:「レアアース・ショック」はなぜ起きたのか? - 三菱UFJリサーチ&コンサルティング

コモンメタル

別名:メジャーメタル

精錬が容易で大量に存在する金属のこと。

具体的に、コモンメタルに該当するのは「アルミニウム」「鉄」「銅」「亜鉛」「銀」「スズ」「金」「水銀」「鉛」の9種類。

コモンメタルに対し、流通量が特に少ない非鉄金属は「レアメタル」と呼ばれる。

レアメタル

別名:希少金属
英語:rare metals

非鉄金属の内、特に流通量が少ない金属の総称。埋蔵量は、種類にもよるが必ずしも少なくはない。

レアメタルに対して、精錬が容易で大量に存在する金属は「コモンメタル」や「ベースメタル」などと呼ばれる。古来より世界各地で利用されている、金銀銅や鉄といった金属がコモンメタルである。

レアアース

別名:希土類元素
英語:rare earth elements

元素のうち、元素周期表の第3族に属する17種の元素の総称。スカンジウム(Sc)とイットリウム(Y)に、周期表のランタン(La)からルテチウム(Lu)までの15元素(ランタノイド)を合わせた17元素。

レアアースは、他の金属に微量だけ混ぜると、各金属の性質を飛躍的に向上させることができるという共通した特徴を持っている。強力な永久磁石や、青色の蛍光灯など、レアアースにより実現可能となった技術は枚挙に暇がない。そして、その多くが電気自動車やFPD、DVDなどのようなハイテク製品の製造に欠かせない技術となっている。

レアアースの産出は1980年代半ば以降、中国が9割以上のシェアを持っている。他の地域でも産出されないことはないが、安価で大量に産出する中国の台頭によってほとんどが市場を撤退している。

2000年代後半、中国は自国産業の発展による需要拡大に伴いレアメタルの輸出を大幅に削減しつつあり、ハイテク産業の動向や貿易摩擦に関する懸念が起こりつつある。

レアアース鉱山

読み方:レアアースこうざん

レアアース(希土類元素)の採掘が可能な鉱山のこと。地形によってはレアアース鉱床とも呼ばれる。米国のマウンテンパス鉱山、中国のバイユンオボ鉱床が特に有名。

また、都市部に廃棄されている家電製品や小型電子機器の廃棄物からレアアースを取り出して再利用する「レアアースリサイクル」の流れを踏まえ、都市をレアアース鉱山に見立て「都市鉱山」と表現することもある。