新語時事用語辞典とは?

2010年12月4日土曜日

複合汚染

読み方:ふくごうおせん

複数の汚染物質による汚染。汚染物質が相乗的に働くことで毒性を強め、環境や人体などに対してより悪影響を及ぼす。

「複合汚染」の名称は、有吉佐和子が1974年から翌年にかけて朝日新聞上で連載して同名の小説によって一般的に用いられるようになった。

関連サイト:
海の自然のなるほど 「海洋汚染はどうしておきるの」 - 財団法人 日本海事広報協会

穴あきダム

読み方:あなあきダム
別名:治水専用ダム

ダムの下方に吐水用の穴が開いたダム。穴は普段から開いており、ダムを挟んだ上流・下流には高低差も生じず、水質もほとんど変わらない。洪水などで多量の水流が運ばれたときに限り、穴あきダムが水をせきとめ、穴から一定量のみ水を流し続ける。治水専用のダムである。

関連サイト:
治水専用ダム(いわゆる穴あきダム)について - 国土交通省河川局

女子会

読み方:じょしかい

女性だけが集まった会。主に食事会や飲み会、お茶会など。

参加者を女性のみに限定することで、異性を意識することなく本音で話し、盛り上がれる機会として認知されている。女子会の場として利用されやすいレストランやカラオケ、あるいは旅行代理店などでは、女性のみの予約を優待したり特典をつけたりする「女子会限定プラン」を用意しているところもある。

エコセメント

英語:ecocement

ごみを燃焼させて生じた焼却灰、下水に溜まる汚泥などを混ぜ込んで製造されたセメント。日本工業規格(JIS R 5214)として規格化されている。

焼却灰や汚泥にはセメントに必要な成分が含まれているため利用に都合がよい。再利用を行うことによって従来は焼却灰が埋め立てられていた最終処分場も節約できるというメリットもある。

千葉県市原市では、2001年に世界初のエコセメント工場を建設している。

関連サイト:
セメントの種類・用途 エコセメント - 社団法人セメント協会

濃縮プラント

読み方:のうしゅくプラント
英語:uranium enrichment plant

ウラン濃縮を行う施設のこと。天然ウランのウラン235濃度を高めることで、原子炉の燃料(核燃料)などに利用可能な核物質(濃縮ウラン)を得ることができる。

なお、「プラント」とは向上や生産設備一式のこと。発電所などで用いられることが多い表現。

濃縮ウランが90%以上の高純度に濃縮された場合、核兵器として使用することが可能になる。そのため、北朝鮮やイランなどの軍事国家が濃縮プラントを運転しているという情報は、核拡散の観点から、世界的に問題視されている。