新語時事用語辞典とは?

2010年12月7日火曜日

住宅API

読み方:じゅうたくエーピーアイ
英語:Residence API

大和ハウス工業が開発した、異なるメーカーの家電製品や設備機器を一元的に操作可能にするためのAPI。住宅APIを利用してプログラムされた製品は、ホームサーバーによって使用状況の情報を収集することができるようになり、エネルギー管理や各種ソリューションに活用することが可能になる。

2010年2月の発表時には、住宅APIを利用して開発したソフトウェアをiPhoneにインストールし、iPhoneをリモコン代わりにして設備機器の操作を行う様子も紹介された。

関連サイト:
「スマートハウス」における共通ソフトウェアの開発および実証実験の開始について - 大和ハウス工業

スマートビル

別名:インテリジェントビル
英語:smart building
英語:intelligent building

スマート化されたビル。ビル内の各テナント単位ではなく、ビル全体で統合的に管理・制御を行うことによって、ビル全体の電力消費の最適化と省エネ、空調やセキュリティシステムの制御、防災・防犯などを行うビル。

2010年11月に日米間で合意した「エネルギー・スマートコミュニティ・イニシアティブ」において推進される事項の一つに挙げられている。

スマートビルにおける電力消費などの情報は、ビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)を通じて管理され、必要な情報の収集・分析が行われる。

関連サイト:
スマートビル: エネルギー: 環境・エネルギー - NEC
スマートなビルディング - IBM Buildings

スマート輸送

読み方:スマートゆそう
英語:smart transport

交通システムの統合的制御や、電気自動車の普及などにより、スムーズな交通の実現、排気ガスや交通・物流にかかるコストの低減を実現する技術。

2010年11月に日米間で合意した「エネルギー・スマートコミュニティ・イニシアティブ」において推進される事項の一つに挙げられている。

ちなみに、輸送時のCO2排出を削減し環境負荷を軽減した輸送システムを指す言葉として「グリーン輸送」もある。

三次卸業者

読み方:さんじおろしぎょうしゃ

二次卸業者から商品を仕入れて、小売業者、あるいは、他の卸業者に販売する卸業者のこと。

三次卸業者は、二次業者から商品を仕入れ、パパママストアなどの小売業者に販売することが多い。

三次卸

読み方:さんじおろし

二次卸業者から商品を仕入れて、小売業者、あるいは、他の卸業者に販売する卸のこと。

二次卸業者

読み方:にじおろしぎょうしゃ

一次卸業者から商品を仕入れて、小売業者、あるいは、他の卸業者(三次卸業者)に販売する卸業者のこと。

二次卸業者は、一次卸業者から商品を仕入れ、パパママストアなどの小売業者や三次卸業者に販売することが多い。

二次卸

読み方:にじおろし

一次卸業者から商品を仕入れて、小売業者、あるいは、他の卸業者(三次卸業者)に販売する卸のこと。

一次卸業者

読み方:いちじおろしぎょうしゃ

メーカーから商品を仕入れて、小売業者、あるいは、他の卸業者(二次卸業者)に販売する卸業者のこと。

一次卸業者は、メーカーと直接取り引きして商品を大量に仕入れ、大手小売業者や二次卸業者に販売することが多い。

一次卸

読み方:いちじおろし

メーカーから商品を仕入れて、小売業者、あるいは、他の卸業者(二次卸業者)に販売する卸のこと。

パパママストア

別名:papa mama store
英語:Mom-and-pop store
英語:Mom-and-pop shop

家族経営の小さな商店のこと。小売業者の1つ。

パパママストアは、他の小売業者と比べて取引量が比較的に少ないケースが多い。そのため、二次卸業者、あるいは、三次卸業者から商品を仕入る場合が多い。

スマート化

読み方:スマートか

情報通信技術(ICT)を駆使し、状況に応じて運用を最適化するインテリジェントなシステムを構築すること。

smartには、主に「賢い」「洗練された」などの意味があるが、コンピュータによる制御・処理能力を搭載した、といった意味もある。スマートフォン、スマートカー、スマートカードなどがよく知られている。

スマートグリッド(smart grid)は、その名の通りスマートなグリッド(電力網)である。電力網全体をコンピュータで統合的に制御することにより、需給バランスの調整をはじめ、太陽光発電などの新エネルギーとの連携、あるいは家庭内での余分な電力消費の削減、といった制御を実現しようとする構想である。これが実現すれば、停電・事故の防止および被害最小化、省電力化による資源の節約や環境負荷の低減など、さまざまな側面でメリットが享受できる。

スマートグリッドの実現には、関連するあらゆる要素をスマート化する必要がある。電力量計はスマートメーターに、家電製品はスマート家電に、住宅はスマートハウスに、そして地域全体はスマートシティに変革される必要がある。スマートグリッドの実現には、そのため膨大な手間とコストが掛かる。ただしそれだけに、巨大な市場となり得る分野でもあり、各分野の大手企業がスマートグリッド市場へと参入しつつある。