新語時事用語辞典とは?

2010年12月16日木曜日

生産者流通センター

読み方:せいさんしゃりゅうつうセンター
別名:メーカー流通センター
別名:生産者配送センター
別名:生産者物流センター
別名:メーカー配送センター
別名:メーカー物流センター

メーカーから卸売業者や小売業者などへ商品を配送する物流拠点のこと。

生産者流通センターでは、工場で生産された商品を入荷して検品や梱包、入庫仕分けや出庫仕分け、ピッキングなどの作業が行われる。

生産者流通センターは、複数のメーカーが共同で運営する場合が多い。大手メーカーの中には、独自に生産者流通センターを構えている場合もある。

なお、流通センターには、生産者流通センターの他に卸し流通センター、小売流通センターなどが挙げられる。

卸し流通センター

読み方:おろしりゅうつうセンター
別名:卸流通センター
別名:卸し配送センター
別名:卸し物流センター
別名:卸配送センター
別名:卸物流センター

卸売業者から二次卸業者や小売業者などへ商品を配送する物流拠点のこと。

卸し流通センターでは、メーカーから配送されてきた商品を入荷し、入庫仕分けや出庫仕分けなどを経て二次卸業者や小売業者などへ配送される。

卸し流通センターは、メーカーが卸売業者を通さずに直接小売業者と取り引きをする「卸抜き」を回避する手段として、商品のバラ売り(卸し)や、値札を付けたりするなどの付加サービスを行っているところもある。

卸し流通センターは、複数の業者によって共同運営されている場合が多い。

なお、流通センターには、卸し流通センターの他に生産者流通センター、小売流通センターなどが挙げられる。

小売流通センター

読み方:こうりりゅうつうセンター
別名:小売り流通センター
別名:小売配送センター
別名:小売物流センター
別名:小売り配送センター
別名:小売り物流センター

大手スーパーやチェーン店が、各店舗へ商品を配送する物流拠点のこと。

小売流通センターでは、メーカーや卸売業者から配送されてきた商品を入荷し、入庫仕分けや出庫仕分けなどを経て各店舗へ配送される。

小売流通センターには、各店舗へ適正な内容量の商品を割り振る仕分けセンターと、食料品などを加工してパックにして各店舗へ配送する加工センターがある。

なお、流通センターには、小売流通センターの他に生産者流通センター、卸し流通センターなどが挙げられる。

入庫仕分け

読み方:にゅうこしわけ
別名:入庫仕分

生産者流通センターや卸し流通センター、小売流通センターなどの流通センターにおいて、商品を入荷した際に行う仕分け作業のこと。

入庫仕分けでは、出庫仕分けしやすいように商品を種別ごとに棚に納める場合が多い。なお、ベルトコンベアーなどによって自動的に入庫仕分け作業を行っている流通センターもある。

出庫仕分け

読み方:しゅっこしわけ
別名:出庫仕分

生産者流通センターや卸し流通センター、小売流通センターなどの流通センターにおいて、商品を出荷する際に行う仕分け作業のこと。

出庫仕分けでは、卸売業者や小売業者の注文に応じて商品を選別し出荷する。なお、ベルトコンベアーなどによって自動的に出庫仕分け作業を行っている流通センターもある。

メタルハライドランプ

英語:metal halide lamp

メタルハライド(ハロゲン化金属)のアーク放電による発光現象を利用したランプ。水銀灯が水銀蒸気のアーク放電を利用する仕組みと同様、メタルハライドランプはハロゲン化金属の蒸気のアーク放電を利用する。

メタルハライドランプは非常に輝度が高く、消費電力も低いという利点がある。寿命も長い。そのため、大規模施設の光源、野球場におけるナイター照明、夜間道路工事の照明など、多方面において利用されている。夜間工事においてはバルーン投光器と組み合わせて使用することで、明るいが直視しても眩しくならない光源を実現している。

バルーン投光器

読み方:バルーンとうこうき
別名:バルーン型投光器
英語:floodlight balloon

光源を風船(バルーン)で覆い、膨らませた状態で点灯するタイプの照明。光源は主に高輝度のメタルハライドランプが用いられる。

バルーン投光器は、バルーンによって光源が大きくなるため、とても明るいが直視しても眩しくならない。また、全方向を満遍なく照らすことができ、明暗の境界線がない照射が可能という特長がある。

バルーン投光器は夜間の道路工事などを中心に多方面で利用されている。

ニューガラス

英語:new glass

材料および製造技術の改良や、新たな精密加工技術の導入などにより、従来のガラスにはない新しい機能を備えたガラス。光通信ケーブルに利用されているグラスファイバーや、プラズマディスプレイ用の基板ガラス、光触媒によるセルフクリーニング機能を備えたガラスなど、各種分野における先端技術に活用されている。

関連サイト:
社団法人ニューガラスフォーラム

緑の分権改革推進プラン

読み方:みどりのぶんけんかいかくすいしんプラン

原口総務大臣が発表したいわゆる「原口ビジョン」の骨子をなす戦略の一つで、社会構造の地域主権型社会への転換を推進する戦略。

少子化・高齢化、それに伴う総人口の減少によって、いわゆる「過密なき過疎」が進む中、中央集権化が進んだ現状から、地産地消、分散自立型の社会へ転換することによって、地方の活性化を図るものである。

なお、原口ビジョンでは、社会経済のあらゆる分野で情報通信技術(ICT)を利活用することで経済成長を促進していく「ICT維新ビジョン」も提唱されている。

関連サイト:
原口ビジョンII - 総務省(PDF)

ICT維新ビジョン

読み方:アイシーティーいしんビジョン

原口総務大臣が発表したいわゆる「原口ビジョン」の骨子をなす戦略の一つで、社会経済のあらゆる分野において情報通信技術(ICT)を徹底利用し、雇用問題や環境問題などに活用、持続的経済成長を図ろうとする戦略。

原口ビジョンでは、ICT維新ビジョンと並び、地域主権型社会への転換を目指す「緑の分権改革推進プラン」も提唱されている。

関連サイト:
新たな成長戦略ビジョン(原口ビジョン)の推進 - 総務省 平成22年版 情報通信白書
原口ビジョンII - 総務省(PDF)

がんミサイル療法

読み方:がんミサイルりょうほう
別名:ガンミサイル療法
別名:がんの抗体ミサイル療法
別名:がん抗体ミサイル療法
別名:癌ミサイル療法

抗がん剤をがん細胞へターゲッティングし、効率よく送達する医療技術。塩水港精糖が発表した。正常な細胞を避け、ガン細胞を狙い撃ちすることによって、抗がん剤による副作用を大幅に軽減することが可能になるという。

関連サイト:
新規「がんミサイル療法」の研究成果について - 塩水港精糖(PDFファイル)

ポスト新長期規制

読み方:ポストしんちょうききせい
別名:自動車排出ガス規制の強化
別名:JP09規制
英語:Post New Long Term

国土交通省が2008年に制定した、主にディーゼル車に対する排出ガス規制。ディーゼルエンジンが排出するとされる窒素酸化物(NOx)および粒子状物質(PM)をガソリンエンジンと同程度まで低減することを目的とする。自動車交通局によれば「世界一厳しい排出基準」である。

ディーゼルエンジンは煤塵の問題などから日本ではあまり好まれず、トラックやバスなどで一部利用されている程度に留まっているが、2006年頃から排気ガスのクリーン化を実現する「クリーンディーゼル自動車」の実用化が現実的となっており、注目を集めている。

関連サイト:
自動車排出ガス規制の強化(ポスト新長期規制)について - 国土交通省
自動車排出ガス規制について(新車) - 国土交通省自動車交通局

クリーンディーゼル自動車

読み方:クリーンディーゼルじどうしゃ
別名:クリーンディーゼル
英語:Clean Diesel Car
英語:Clean Diesel Vehicle

高機能触媒の搭載などにより、温暖化ガスの一つとされる窒素酸化物(NOx)の排出量が抑制された次世代ディーゼルエンジン。

ディーゼルエンジンは熱効率がよく、ガソリンエンジンに比べて2~3割ほど燃費がよいとされ、また、二酸化炭素の排出量が少ないという特長を持っている。しかしながら、窒素酸化物および煤塵 - 浮遊粒子状物質(PM)を排出する点が問題視されており、日本などではあまり利用されていない。

クリーンディーゼルエンジンの開発により、窒素酸化物や煤塵の排出量は大幅な削減が可能となっている。排ガスは一般的なガソリンエンジンよりもクリーンであり、国土交通省が2008年に制定した世界最高水準の排ガス規制水準「ポスト新長期規制」もクリアするという。煤塵は、従来比で99%まで削減可能とも言われる。その上で、従来どおり燃費のよさや二酸化炭素排出量の少なさが発揮できる。

2010年12月現在、クリーンディーゼル自動車は世界レベルで研究開発が進められている。

なお、従来のディーゼルエンジンに対して燃料を変えることで浮遊物質を削減することが可能な超低硫黄軽油もある。

関連サイト:
技術開発の取り組み|技術紹介|クリーンディーゼル - 日産
クリーンディーゼル - マツダ
クリーンディーゼル - Honda Magazine
CLEAN DIESEL - 三菱自動車