新語時事用語辞典とは?

2011年1月9日日曜日

クライネ・レヴィン症候群

別名:クライン・レビン症候群
別名:周期性傾眠症
英語:Kleine-Levin syndrome

過眠症と呼ばれる睡眠障害の一種で、数日~十数日程度眠り続ける期間(周期性の傾眠)を周期的に迎える他、異常な空腹感、過食などの傾向を併発する。

日本農林規格

読み方:にほんのうりんきかく
別名:JAS法
英語:Japanese Agricultural Standard
英語:JAS

食品や農産物、建材などについて、品質に関する基準を定めた規格。製品の品質を審査し、基準を満たす製品に対してJASマークを付与する。また、食品に対して原材料名や消費期限などの期限表示を表に表示するよう義務付けている。

2011年正月の「おせち問題」では、日本農林規格により表面に明示することが義務付けられている原材料名などの表示が、問題のおせち料理にはなかったとして、農林水産省が調査に踏み出している。

食品衛生法

読み方:しょくひんえいせいほう
英語:Food Sanitation Act

食品に関して公衆衛生上の安全性を確保するための各種規制が定められている法律。食品や食品添加物、容器などが規定されている。

2011年正月の「おせち問題」では、届いたおせちから変なにおいがしたという購入者の声があったことなどを背景に、横浜市保健所が製造業者に対し衛生上の問題がなかったかを立ち入り調査している。同問題では日本農林規格(JAS)への抵触について農林水産省も調査を行っている。

不当景品類及び不当表示防止法

読み方:ふとうけいひんるいおよびふようひょうじぼうしほう
別名:景品表示法
別名:景品法
英語:Act against Unjustifiable Premiums and Misleading Representations

商品の品質やサービスを現物よりも良く見せようとしたり、商品にそぐわない過大な景品類を付けたり、といった、購入者を騙して適正な商品選択に悪影響を及ぼすような誇大広告や景品類を規制するための法律。

2011年正月の「おせち問題」では、予約販売を受け付けた共同購入型クーポンサイトのイメージ画像と実際に購入者の手元に届いた商品とのギャップ、販売実績がないのに通常価格を売値の倍額と表示していたことなどが、景品表示法に抵触する「不当な二重価格表示」であるおそれがあるとして、消費者庁が製造業者に事情聴取を行った。

関連サイト:
表示対策課 - 消費者庁

おせち問題

共同購入型クーポンサイトにおいて500セットの予約注文が完売した2011年正月のおせち料理が、配送の遅れや、届いた現物が宣伝イメージと極端に異なる代物だったとして、購入者からの苦情が相次ぎ、インターネット上のミニブログや電子掲示板なども巻き込んで大騒動になった出来事。

料理の製造元では代表は謝罪の上辞任、購入者には代金を全額返金するなどの対応を表明している。

一連の騒ぎの中で、購入者の中に「おせちから変なにおいがした」という声があったことから、横浜市保健所が食品衛生法に基づき衛生上の問題がなかったを立ち入り調査した。また、「通常価格2万円のところを半額で」という売り文句に対して、実際に2万円で販売した実績がなかったことから、景品表示法違反(不当な二重価格表示)の疑いもあるとして、消費者庁が事情聴取を実施。加えて、通信販売を行う場合は、日本農林規格に基づき原材料や保存方法などをパッケージの外側に表示する必要があるが、そのような表示がなかったとして農林水産省も調査を実施。果ては製造業者だけでなく共同購入型クーポンサイトのモラルを問う見解までもウェブ上で飛び交うなどの騒ぎに発展した。