新語時事用語辞典とは?

2011年2月3日木曜日

法曹資格

読み方:ほうそうしかく

裁判官、検察官、弁護士の資格のこと。

法曹資格は、原則として司法試験に合格した後、司法修習を終了した者に対して付与される。

ちなみに、裁判官、検察官、弁護士を法曹三者と呼ぶ。

法曹三者

読み方:ほうそうさんしゃ
別名:法曹3者

裁判官、検察官、弁護士のこと。

法曹三者は、原則として法曹資格を有している。検察官のうち特任検事は法曹資格を有していないが、司法試験に合格した後、5年間、特任検事として在職することによって弁護士の資格が付与され、10年間、特任検事として在職することによって判事の資格が付与されることになっている。

関連サイト:
特任検事に対する法曹資格の付与について - 日本弁護士連合会

特任検事

読み方:とくにんけんじ
別名:検事2級

副検事から検事になった者のこと。

特任検事の資格は、副検事の職務を3年間在職し、検察官特別考試と呼ばれる試験に合格することによって付与される。検察庁法第18条で規定されている。

特任検事は法曹資格の要件を満たさなくてもよい。特任検事は、法曹資格を有する検事と同じような法令上の権限を有し、同じような職務内容である。

なお、特任検事は、司法試験に合格した後、5年間、特任検事として在職することによって弁護士の資格が付与され、10年間、特任検事として在職することによって判事の資格が付与される。

関連サイト:
検察庁法

検察官特別考試

読み方:けんさつかんとくべつこうし

副検事が特任検事になるための試験の名称。法務省の審議会の1つである検察官・公証人特別任用等審査会が実施している。

検察官特別考試は、筆記試験と口述試験に分かれている。筆記試験は、憲法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、検察の実務の7科目について行われる。

筆記試験に合格した後は、憲法 、刑法、刑事訴訟法、検察の実務の4科目について口述試験が行われる。そして、口述試験の合格によって合格証書が付与される。

関連サイト:
検察官特別考試令

検察の実務

読み方:けんさつのじつむ

副検事が特任検事になるための『検察官特別考試』の試験科目の1つ。

検察官特別考試は、検察の実務の他に、憲法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法の7科目について行われる。

なお、司法試験に合格した者は、検察の実務についての試験が免除される。

関連サイト:
検察官特別考試令