新語時事用語辞典とは?

2011年2月12日土曜日

日中独居

読み方:にっちゅうどっきょ

介護が必要な高齢者に家族などの同居者が居ても、日中は仕事などで全員が不在となるため、日中は実質的に老人の独居(ひとりぐらし)同然になっている状態。

同居人が不在であるため、一人で排泄もままならなかったり、徘徊したり、急に倒れても誰も救助できない場合もあり得る。ホームヘルパーによる日中の訪問介護などの生活援助が必要であると言われている。

プロボノ

英語:pro bono

社会人が仕事上の専門的な知識や経験を提供するボランティア活動。企業の社員や各分野の専門家が、民間の非営利団体(NPO)を支援するといった形で実践されている。

プロボノの取り組みは米国の発祥とされる。元々は弁護士による低所得者向けの無料法律相談サービスであり、徐々に各分野にも広まってきたもの。自分の経験や知識を活かして社会貢献を行い、スキルアップも図れる機会として認知され、従来はボランティア活動に縁遠かった職種でもプロボノ活動が広まりつつある。

PSCマーク

英語:Product Safety of Consumer Products mark
英語:PSC mark

「消費生活用製品安全法」が規定する、消火器具や劇物といった特定分野の製品に対して、安全性基準に準拠した製品に与えられるマーク。経済産業省が認定している。

消費生活用製品安全法では、「消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多い製品」とされる分野に該当する製品はPSCマークを表示しなければ販売してはいけないと規定している。

対象製品は「特定製品」と「特別特定製品」の二種類に分かれている。特定製品は製造者の自己確認を必要とし、特別特定製品は第三者機関の検査を受けることが義務付けられている。

特定製品の例としては、石油ストーブ、家庭用圧力鍋、登山用ロープなどが含まれる。また、特別特定製品には、浴槽用温水循環器、レーザーポインター、乳幼児用ベッドなどが含まれている。

2010年12月には、いわゆる100円ライターが特別特定製品に指定され、規制の対象となっている(「ライター規制」)。本施行日の2011年9月以降は、PSCマークのない100円ライターが販売できなくなる。

100円ライターによる製品事故は2004年からの5年間で132件、子供の火遊びを原因とする火災は10年間で500件あまり発生しているという。欧米ではチャイルドレジスタンス機能と呼ばれる安全装置の導入が進んでいる。


関連サイト:
【経済産業省】 -消費生活用製品安全法PSCマーク制度のページ