読み方:はまおかげんしりょくはつでんしょ
別名:中部電力浜岡原子力発電所
別名:浜岡原発
静岡県の最南端に位置する御前崎市にある原子力発電所。中部電力が保有している。原子炉のタイプは沸騰水型原子炉(BWR)、および改良型沸騰水型原子炉(ABWR)。
原子炉は1号機から5号機まであり、うち1号機と2号機は2009年に運転終了、3号機は2010年11月以降2011年5月現在まで定期点検中となっている。
浜岡原子力発電所は、いわゆる「東海地震」の想定震源域の中に位置しており、また、事前調査で安全と判断されているものの、敷地内には「H断層系」と呼ばれる4本の断層が存在するなど、地震に対する不安材料がいくつか指摘されている。
2011年3月には、東北地方における東日本大震災の発生を受けて、浜岡原発でも新たに防潮堤を設け津波被害に備える計画が立案されていた。また、2011年5月6日に政府側から浜岡原子力発電所の全ての原子炉を停止するよう要請を受け、5月9日、中部電力は要請を受け入れて全炉を停止することを決定した。
関連サイト:
中部電力 | 浜岡原子力発電所
新語時事用語辞典とは?
▼
廃用牛
読み方:はいようぎゅう
家畜としての用をなさなくなった牛。乳量の低下した乳牛、出産能力が失われた経産牛などを指す。
2000年代の初頭に取り沙汰された牛海綿状脳症(BSE)問題以降、廃用牛は生食用の食肉として適切でないとされている。そのため通常は加工食品向けの肉とされる。
ちなみに、経産牛とは出産経験のある牛のことであるが、出産を経験した牛は未経験の牛に比べて肉質も落ちるという。
2011年4月に焼肉チェーン店で提供されたユッケから「腸管出血性大腸菌O-111」が検出され、食中毒による死者を出した事件において、ユッケ用生肉に廃用牛の肉が含まれていたことが5月9日時点で明らかになり、さらなる波紋を呼んでいる。
家畜としての用をなさなくなった牛。乳量の低下した乳牛、出産能力が失われた経産牛などを指す。
2000年代の初頭に取り沙汰された牛海綿状脳症(BSE)問題以降、廃用牛は生食用の食肉として適切でないとされている。そのため通常は加工食品向けの肉とされる。
ちなみに、経産牛とは出産経験のある牛のことであるが、出産を経験した牛は未経験の牛に比べて肉質も落ちるという。
2011年4月に焼肉チェーン店で提供されたユッケから「腸管出血性大腸菌O-111」が検出され、食中毒による死者を出した事件において、ユッケ用生肉に廃用牛の肉が含まれていたことが5月9日時点で明らかになり、さらなる波紋を呼んでいる。
モンゴル核処分場計画
読み方:モンゴルかくしょぶんじょうけいかく
別名:モンゴル核処分場建設計画
日本・米国・モンゴルの三ヵ国で計画が進められていた、モンゴルに使用済み核燃料の貯蔵施設を建設する計画。
モンゴル核処分場計画は、日米両国が自国内で確保できていない使用済み核燃料の最終処分をモンゴルに受け入れてもらい、モンゴルはその代償として原子力関連技術の支援を受けることによって、それぞれメリットを享受するという構図となっている。
モンゴル核処分場計画は、日本の経済産業省、米エネルギー省、モンゴル外務省が共同で2010年後半から推進していたことが、2011年5月9日に明らかにされた。
別名:モンゴル核処分場建設計画
日本・米国・モンゴルの三ヵ国で計画が進められていた、モンゴルに使用済み核燃料の貯蔵施設を建設する計画。
モンゴル核処分場計画は、日米両国が自国内で確保できていない使用済み核燃料の最終処分をモンゴルに受け入れてもらい、モンゴルはその代償として原子力関連技術の支援を受けることによって、それぞれメリットを享受するという構図となっている。
モンゴル核処分場計画は、日本の経済産業省、米エネルギー省、モンゴル外務省が共同で2010年後半から推進していたことが、2011年5月9日に明らかにされた。
H断層系
読み方:エイチだんそうけい
中部電力浜岡原子力発電所の敷地内で存在が確認されている4本の断層。
H断層系の4本の断層は、いずれも、おおむね海岸線と平行に走っている。より海に近い側から順に番号を振って「H-1断層」~「H-4断層」と名づけられており、総称して「H断層系」と呼ばれている。
地質調査の結果、H断層系は第四紀の後期以降(およそ50万年程度)は活動がなく、地震の原因となったり、地震発生に伴って激しく動くものではないとされている。
なお、浜岡原子力発電所の基礎岩盤は「相良層」と呼ばれており、基本的には軟岩であるが、地震に対して十分な強度があると判断された上で原子炉が立てられている。
関連サイト:
敷地の地質・地盤 - 中部電力浜岡原子力発電所 地震対策について
浜岡原子力発電所3,4号機「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂に伴う耐震安全性評価に関する報告のうち敷地周辺・近傍及び敷地の地質について - 中部電力 2007年
中部電力浜岡原子力発電所の敷地内で存在が確認されている4本の断層。
H断層系の4本の断層は、いずれも、おおむね海岸線と平行に走っている。より海に近い側から順に番号を振って「H-1断層」~「H-4断層」と名づけられており、総称して「H断層系」と呼ばれている。
地質調査の結果、H断層系は第四紀の後期以降(およそ50万年程度)は活動がなく、地震の原因となったり、地震発生に伴って激しく動くものではないとされている。
なお、浜岡原子力発電所の基礎岩盤は「相良層」と呼ばれており、基本的には軟岩であるが、地震に対して十分な強度があると判断された上で原子炉が立てられている。
関連サイト:
敷地の地質・地盤 - 中部電力浜岡原子力発電所 地震対策について
浜岡原子力発電所3,4号機「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂に伴う耐震安全性評価に関する報告のうち敷地周辺・近傍及び敷地の地質について - 中部電力 2007年
サテライト方式
読み方:サテライトほうしき
本拠地となる場所や施設から離れた場所に設けられた施設で、本拠地に準じる機能を提供する方式。
サテライト方式が活用されている例として、事業所における「サテライトオフィス」、空港における「サテライトターミナル」などがある。
また、2011年3月に発生した原発事故の影響で避難対象となった学校では、学籍は移さずに(元の学籍のままで)避難先近くの別の学校で授業を受ける方式を「サテライト方式」と呼ぶ例もある。
福島第一原発の周辺地域は「警戒区域」および「緊急時避難準備区域」に指定され、周辺地域ではあらゆる活動が困難になっている。2011年5月以降、原発周辺の県立高校では、他の高校に赴いて授業を受ける「サテライト方式」授業を開始している。
本拠地となる場所や施設から離れた場所に設けられた施設で、本拠地に準じる機能を提供する方式。
サテライト方式が活用されている例として、事業所における「サテライトオフィス」、空港における「サテライトターミナル」などがある。
また、2011年3月に発生した原発事故の影響で避難対象となった学校では、学籍は移さずに(元の学籍のままで)避難先近くの別の学校で授業を受ける方式を「サテライト方式」と呼ぶ例もある。
福島第一原発の周辺地域は「警戒区域」および「緊急時避難準備区域」に指定され、周辺地域ではあらゆる活動が困難になっている。2011年5月以降、原発周辺の県立高校では、他の高校に赴いて授業を受ける「サテライト方式」授業を開始している。