新語時事用語辞典とは?

2011年5月11日水曜日

買い一服

読み方:かいいっぷく

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場などにおいて「買い圧力」がだんだんと弱まってきて、相場が安定している状態のこと。通常は高値圏で推移することが多い。

「買い一服」の後は、再び「買い圧力」が強まりさらに買われるか、あるいは、「売り圧力」が強まり売りに転じるかのいずれかになることが多い。

売り一服

読み方:うりいっぷく

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場などにおいて「売り圧力」がだんだんと弱まってきて、相場が安定している状態のこと。通常は安値圏で推移することが多い。

「売り一服」の後は、再び「売り圧力」が強まりさらに売られるか、あるいは、「買い圧力」が強まり買いに転じるかのいずれかになることが多い。

海外勢

読み方:かいがいぜい
別名:海外筋

主に、株式市場や外国為替証拠金取引(FX)市場における自国以外の投資家の総称。

海外勢は、日本においてはアメリカ合衆国や欧州各国、日本以外のアジア諸国、オセアニア諸国などの投資家を指す。なお、自国以外の投機筋も海外勢と呼ぶことがある。

ちなみに、自国の投資家のことを国内勢と呼ぶ。

国内勢

読み方:こくないぜい
別名:国内筋

主に、株式市場や外国為替証拠金取引(FX)市場における自国の投資家の総称。

国内勢は、日本においては日本の投資家を、アメリカ合衆国においてはアメリカ合衆国の投資家を指す。なお、自国の投機筋も国内勢と呼ぶことがある。

ちなみに、自国以外の投資家のことを海外勢と呼ぶ。

年金勢

読み方:ねんきんぜい
別名:年金筋

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場に参入している年金運用団体のこと。

年金勢は、日本においては年金積立金管理運用独立行政法人が挙げられる。

関連サイト:
年金積立金管理運用独立行政法人

銀行勢

読み方:ぎんこうぜい
別名:銀行筋

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場に参入している銀行のこと。

銀行勢の運用資金は顧客の預入金が中心とされる。

間葉系幹細胞

読み方:かんようけいかんさいぼう
英語:human Mesenchymal Stem Cell
英語:hMSC

骨髄に含まれる細胞の一種。幹細胞とよばれる分化可能な細胞であり、骨や筋肉などに分化する能力を持つ。さらに神経や心筋細胞への分化も可能と見られており、再生医療の分野において広い用途に対応できるものとして大きな期待を集めている。また、間葉系幹細胞は、採取が比較的容易で、製剤化に当たっても低コスト化が図りやすいという。

間葉系幹細胞の研究は、名古屋大学医学部や、広島大学間葉系幹細胞プロジェクト研究センターなど、複数の研究機関が研究を進めている。

関連サイト:
名古屋大学医学部・大学院医学系研究科 顎顔面外科学/咀嚼障害制御学
間葉系幹細胞プロジェクト研究センター - 広島大学

ブラウンズフェリー原子力発電所

読み方:ブラウンズ・フェリーげんしりょくはつでんしょ
別名:ブラウンズ・フェリー原発
英語:Browns Ferry Nuclear Power Plant
英語:Browns Ferry NPP

米国アラバマ州にある原子力発電所。1960年代から70年代にかけて建設され、現在3基の沸騰水型原子炉(BWR)が稼動している。

2011年5月10日、燃料交換作業の際に冷却系でトラブルが発生したことが発表され、事故には至らなかったものの、重大な異常事象であると判定された。

一時帰宅同意書

読み方:いちじきたくどういしょ
別名:帰宅同意書

原発事故の影響によって他区域へ避難している住民が、自宅に一時帰宅を行う際に、署名するよう求められて物議を醸している書類。

2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響を受け、4月半ば、施設の半径20キロ区域が「警戒区域」へ指定された。これによって、該当地域の住民は避難を余儀なくされた。5月10日に、一時帰宅のための警戒区域への立ち入りが認められたが、その際に政府側が一時帰宅同意書に署名することを要求し、地域住民からの猛反発を受けている。

ブルジュ・ハリファ

別名:ブルジュ・ハリーファ
別名:ブルジュ・カリファ
英語:Burj Khalifah

アラブ首長国連邦のドバイにある超高層ビル。2010年1月にオープン。160階建て、全高は800メートルを超える。2011年5月現在、世界で最も高い建造物として知られている。

関連サイト:
BurjKhalifah

電力不足ドミノ

読み方:でんりょくぶそくドミノ

発電所の稼動停止や電力需要の高まりなどによって、電力を融通し合う電力会社がドミノ倒しのように次々と電力不足に陥ること。

東京電力福島第一原子力発電所の原発事故を受けて、東京電力で電力供給の不足が続いている中、東電への電力融通を行ってきた中部電力の浜岡原子力発電所にも一時稼動停止が政府から要請され、中部地方における電力不足の懸念が高まっている。関西地区から電力の融通を受ける手段もあるものの、夏場の電力ピークを迎えることで融通する側の電力会社も連鎖的に電力不足に陥る可能性もあると指摘されている。