別名:ガラス線量計
別名:個人用ガラス線量計
放射線を照射すると発光する性質を持つようになる、特殊なガラス素材を使用した、一種の線量計。個人が受けた積算の放射線量を計ることができる。なお、ガラスバッジが受けた放射線量を計測するには、専門の装置が必要となる。
2011年6月22日、計画的避難区域に含まれている福島県川俣町では、近畿大学の協力のもと、学校へ通う生徒および教師へガラスバッジが配布された。定期的に放射線被ばく量を計測し、安全性をチェックする狙いがある。
なお、市販されている個人用積算線量計は、2011年6月ごろには「ラドトリアージ」「ラドフィット」といった名称の、海外から輸入したカード型線量計がいくつかある程度であったが、その後国内企業からも「エアカウンター」のような小型線量計を発売することが発表されている。
新語時事用語辞典とは?
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国際原子力事象評価尺度レベル8
読み方:こくさいげんしりょくじしょうひょうかしゃくどレベルはち
別名:INESレベル8
英語:International Nuclear Event Scale 8
国際原子力機関(IAEA)が定める「国際原子力事象評価尺度」の、現行の区分である「レベル0」~「レベル7」に対して、レベル7以上よりも過酷な状況を示す段階として想定される区分。
2011年6月に、IAEAが評価尺度の見直しを進めることが明らかになり、指標の定義の見直しなどと併せて「国際原子力事象評価尺度レベル8」が設けられる可能性もあると予測されている。
「国際原子力事象評価尺度」は、原発事故の深刻度に関する評価指標であり、現状では最悪のケースが「レベル7」となっている。最悪の原発事故といわれたチェルノブイリ原子力発電所の事故が国際原子力事象評価尺度レベル7と評価されている。
2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所における原発事故は、チェルノブイリ原子力発電所事故と同じ「国際原子力事象評価尺度レベル7」に分類されたが、放出された放射性物質の量や事故の性質、など、さまざまな点において同列に扱うことに対する疑問が呈されていた。
別名:INESレベル8
英語:International Nuclear Event Scale 8
国際原子力機関(IAEA)が定める「国際原子力事象評価尺度」の、現行の区分である「レベル0」~「レベル7」に対して、レベル7以上よりも過酷な状況を示す段階として想定される区分。
2011年6月に、IAEAが評価尺度の見直しを進めることが明らかになり、指標の定義の見直しなどと併せて「国際原子力事象評価尺度レベル8」が設けられる可能性もあると予測されている。
「国際原子力事象評価尺度」は、原発事故の深刻度に関する評価指標であり、現状では最悪のケースが「レベル7」となっている。最悪の原発事故といわれたチェルノブイリ原子力発電所の事故が国際原子力事象評価尺度レベル7と評価されている。
2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所における原発事故は、チェルノブイリ原子力発電所事故と同じ「国際原子力事象評価尺度レベル7」に分類されたが、放出された放射性物質の量や事故の性質、など、さまざまな点において同列に扱うことに対する疑問が呈されていた。
クリクリ
別名:Cri-Cri
エアバスが公開した「電気飛行機」。電気エネルギーのみで飛ぶエコなエアプレーン。1人乗り。
クリクリは重量100キログラム未満の小型機で、電気モーターを動力として用いる。飛行中に温暖化の原因とされる二酸化炭素をまったく排出しない。
クリクリは2011年6月のパリ国際航空ショーで公開された。なお、同航空ショーの中でエアバスの親会社である欧州航空宇宙防衛会社(EADS)は、2050年頃に就航を予定する「バイオ燃料を使用し、マッハ5で飛ぶ」高速旅客機「ZEHST」を展示している。
関連サイト:
AirVenture Oshkosh air show highlights the Airbus A380 (英語)
エアバスが公開した「電気飛行機」。電気エネルギーのみで飛ぶエコなエアプレーン。1人乗り。
クリクリは重量100キログラム未満の小型機で、電気モーターを動力として用いる。飛行中に温暖化の原因とされる二酸化炭素をまったく排出しない。
クリクリは2011年6月のパリ国際航空ショーで公開された。なお、同航空ショーの中でエアバスの親会社である欧州航空宇宙防衛会社(EADS)は、2050年頃に就航を予定する「バイオ燃料を使用し、マッハ5で飛ぶ」高速旅客機「ZEHST」を展示している。
関連サイト:
AirVenture Oshkosh air show highlights the Airbus A380 (英語)
ルイスの転換点
読み方:ルイスのてんかんてん
英語:Lewisian Turning Point
開発経済学上の概念で、農業から工業への労働力の移行が進み、農業の余剰労働力がなくなった段階のこと。
1979年ノーベル経済学賞の受賞者である経済学者アーサー・ルイスにより提唱された。「二重経済モデル」の中の主要概念となっている。
ルイスによると、工業化が進むと、工業部門における労働力不足が発生し、賃金が高くなっていく。それによって、農業の余剰労働者は、高い賃金を求めて工業へ移っていく。ある地点まで行くと農業部門の労働者の余剰がなくなる。この地点がルイスの転換点と呼ばれている。
ルイスの転換点を超えると、工業部門では、農業の余剰労働者が底をついているため農業部門の労働力を減らす形で労働力を確保するしかなく、さらに賃金水準を上げる必要が生じる。
英語:Lewisian Turning Point
開発経済学上の概念で、農業から工業への労働力の移行が進み、農業の余剰労働力がなくなった段階のこと。
1979年ノーベル経済学賞の受賞者である経済学者アーサー・ルイスにより提唱された。「二重経済モデル」の中の主要概念となっている。
ルイスによると、工業化が進むと、工業部門における労働力不足が発生し、賃金が高くなっていく。それによって、農業の余剰労働者は、高い賃金を求めて工業へ移っていく。ある地点まで行くと農業部門の労働者の余剰がなくなる。この地点がルイスの転換点と呼ばれている。
ルイスの転換点を超えると、工業部門では、農業の余剰労働者が底をついているため農業部門の労働力を減らす形で労働力を確保するしかなく、さらに賃金水準を上げる必要が生じる。