新語時事用語辞典とは?

2011年6月30日木曜日

イソリクイリチゲニン

甘草にわずかに含まれる成分。抗アレルギー、抗炎症などの作用があるとされ、アンチエイジング化粧品の有効成分として期待されている。分子のサイズがきわめて小さく、肌へ浸透しやすく、効果も出やすいという。

従来、イソリクイリチゲニンは希少で、化粧水への加工も難しいとされてきたが、2011年6月に、香川大学および大阪の化粧品メーカーが、イソリクイリチゲニンの生産と、それを配合した化粧品の開発に成功している。

口蹄疫復興宝くじ

読み方:こうていえきしんこうたからくじ

2010年4月に宮崎県を中心として流行した「口蹄疫」の被害からの復興を支援するために販売される宝くじ。

口蹄疫復興宝くじは宮崎、熊本、大分、鹿児島の4件が共同で発売するもので、2011年6月30日に総務省へ受理されたという。2011年10月半ばに発売される。

「阪神・淡路大震災復興くじ」や「東日本大震災復興宝くじ」など、いわゆる「震災復興宝くじ」は比較的多く発売されているが、口蹄疫という感染症で復興クジを発売する例は前例がないという。

なお、2010年4月に発生した口蹄疫は、同年の夏までに終息しているが、それまでに殺処分された家畜は20数万頭、被害も数千億円に上るとされている。

アクロ研究所

別名:ACRO
別名:ACRO laboratoire

放射線量の測定などを行っているフランスの民間非営利団体。チェルノブイリ原子力発電所事故の発生を受けて結成された。市民が自ら放射線を測定し、環境を監視するため、活動を行っている。

2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所の原発事故を受けて、ACROでも日本の放射線量のモニタリングを行っている。フランスへ取り寄せたサンプルを調査した結果として、部分的に高い放射線量を示した調査結果もあった事が報告されている。

関連サイト:
ACRO
アクロによる日本の放射能モニタリング結果

休日振り替え

読み方:きゅうじつふりかえ
別名:休日振替

平日と休日を入れ替え、平日に休みをとり、その代わりに休日に出勤すること。一般的には、社員が企業の規定する休日と勤務日を交換する手続きを指す。

2011年6月現在、東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の原発事故の影響を受けて、いくつかの企業では企業全体が休日と他の平日を振り替えて運用する休日振り替えを実施している。

休日振り替えの例として、土曜・日曜を、木曜日・金曜日と振り替えるといった形が取られる。電力を消費するタイミングを分散させて、電力ピーク時の電力不足を回避する狙いがある。

企業や業界によっては、工場を各社で交代して稼動・停止させる「輪番操業」を実施している場合もある。

リクセル

透析アミロイド症(DRA)の治療のために用いられる血液浄化装置。10年以上の長期にわたって透析を続けている場合に、患者の体内に蓄積され、関節炎や関節の麻痺などを引き起こす「β2マイクログロブリン」(β2MG)を、吸着して除去する。

基本的には、透析器と直列に接続して血液を濾過する。再利用は厳に禁止されている。利用に際しては最新の注意を必要とする。


関連サイト:
リクセル - 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構・医薬品医療機器情報提供ホームページ