新語時事用語辞典とは?

2011年7月18日月曜日

大型台風

読み方:おおがたたいふう

台風の規模のうち、風速が毎秒15メートル以上の範囲が半径500キロメートル以上、800キロメートル未満の程度の台風のこと。

大型台風よりも半径の小さな台風は単に「台風」と呼ばれる。半径800キロメートルを超える、大型台風よりも規模の大きな台風は、「超大型台風」と呼ばれる。

2011年7月に発生した台風6号「マーゴン」は超大型台風で、台風の強さも「非常に強い」強力な台風となっている。

関連サイト:
台風に関する用語 - 気象庁

超大型台風

読み方:ちょうおおがたたいふう
別名:超大型の台風
別名:非常に大きい台風

台風の規模を示す語で、風速が毎秒15メートル以上となっている範囲が半径800キロメートル以上の規模の台風のこと。

台風はその規模によって、「(ただの)台風」と「大型の台風」、そして「超大型の台風」に分類される。大型の台風は風速15メートル毎秒の範囲が直径500キロメートル~800キロメートル程度の規模の台風を指す。それよりも小さければ単に「台風」と呼ばれ、それよりも大きければ、超大型の台風と呼ばれる。

2011年7月に発生した台風6号「マーゴン」は超大型台風であり、7月18日14時現在、種子島の南300キロメートルあたりに位置する。すでに四国の一部などが台風の影響をうけて強い雨などに襲われている。マーゴンはそのまま日本を直撃すると見られている。

関連サイト:
台風に関する用語 - 気象庁

マーゴン

別名:平成23年台風第6号
別名:Ma-on

2011年7月に発生した大型台風、「台風6号」の通称。台風の大きさは「超大型」、強さは「非常に強い」、強力な台風となって日本に直撃すると見られている。

マーゴンの中心気圧は945~975hPa(ヘクトパスカル)、最大瞬間風速は60メートル~70メートル。半径は800キロメートル以上。動きは非常に遅く、比較的長く日本上にあり続けると見られている。

マーゴンは太平洋上で発生してから西に移動し、九州の南から種子島を通る形で本州に上陸する経路をたどっている。18日14時時点で、種子島の南東約360キロメートルの地点にある。すでにマーゴンの一部が西日本の太平洋側にかかり、局地的な激しい雨をもたらしている。

マーゴンは18日から21日にかけて九州から西日本~関東まで、本州の南側をなぞるように移動する見込み。沿岸域では猛烈なシケが予測され、各地では暴風警報、波浪警報、高波警報が発令されている。

関連サイト:
台風情報 - 気象庁

仮屋根

読み方:かりやね

仮設の屋根。建物の補修などで屋根が機能を失う間。機能を代替するものとして設置される。

東京電力福島第一原子力発電所では、2011年7月半ば、台風による建屋内への雨水の侵入を防ぐために、仮屋根の設置が進められている。台風により雨水が浸入するとその分だけ汚染水が増加するおそれがある。7月18日現在、大型で非常に強い台風6号が日本列島に向かって進んでいる。

ARF

読み方:エーアールエフ
別名:ASEAN地域フォーラム
別名:東南アジア諸国連合地域フォーラム
英語:ASEAN Regional Forum

アジア太平洋地域における国際的枠組みについて協議する国際的な対話の場。政治および安全保障の分野を主な対象として、各国の外交・軍事の代表者が臨席する。

ARFは1994年に第1回会議が開催されて以来、毎年7月か8月頃に開催されている。アジア太平洋地域を対象とする対話の場であるが、米国やロシアなど世界各国がARFに参加している。ASEAN10ヵ国が中核的立場に位置し、その他に日本・中国・韓国、インド、オーストラリア、米国、カナダ、EUなど、27の国や国際機関が参加している。

2011年のARFは7月27日にインドネシアで開始されることになっている。南沙諸島(スプラトリー諸島)とその周辺海域をめぐる、いわゆる「南シナ海問題」に関する国家間の対話が争点となると見られている。

関連サイト:
ASEAN地域フォーラム(ARF)の概要 - 外務省

窒素注入

読み方:ちっそちゅうにゅう

特定の空間内に窒素を注入する処置。不活性ガスの代表的物質である窒素を充填することで、水素爆発などの発生を阻止する、いわゆる「窒素パージ」などの目的で実施される。

2011年3月に東京電力福島第一原子力発電所で発生した原発事故では、事故直後に1号機、3号機で水素爆発が発生し、再発防止のため窒素注入の検討・準備が進められた。2011年7月14日までに1号機、2号機、3号機への窒素注入が開始され、事故収束へ向けた工程の「ステップ1」が達成に近づいたことが宣言された。

デジサポ

別名:テレビ受信者支援センター

総務省が設置した、地上デジタル放送(地デジ)への移行に関する周知や広報、相談などを行う部門。全国51箇所に設置されている。

デジサポではWebサイトなどを通じて住居のタイプ別に地デジの導入方法を案内したり、物件の調査、診断を行ったりしている。助成金の案内やキットの貸し出しに関する案内なども提供している。

地デジへの完全移行(アナログ放送の停波)は、2011年7月24日に実施される。7月半ば、停波の直前になってデジサポへの相談件数が急増し、職員は対応に追われているという。7月18日現在、アンテナをはじめとする設備の地デジ対応がまだ完了していない世帯は20万世帯近くに上るとも言われる。家電量販店では地デジ対応テレビの駆け込み需要により品薄状態になっている上、「地デジ難民」も少なからず生じると予測されている。

関連サイト:
地デジ支援デジサポ 総務省テレビ受信者支援センター

1者応札

読み方:いっしゃおうさつ
別名:一者応札

競争入札において、1者しか応札者がない入札事例のこと。1者応募とも言う。特に、官公庁の一般競争入札において問題視されている。

官公庁では、民間企業への事業の発注を行う際、従来の随意契約に替えて、一般競争入札方式を採用する方向へ改革を進めた。これによって競争性を高め、民間の新規参入の間口を広げるなどの効果が期待された。しかしながら、多くの案件が1者応札となっており、競争性のない応札となっていることが指摘されている。

関連サイト:
「1者応札・1者応募」に係る改善方策について - 国土交通省