新語時事用語辞典とは?

2011年9月1日木曜日

ACSA

別名:物品役務相互提供協定
別名:物品役務融通協定
別名:アクサ
別名:Acquisition and Cross-Servicing Agreement

二国間の国際協力活動において、物品や役務(サービス)を相互に融通し、提供し合えるようにする枠組み。二国間協定として締結される、。

ACSAは、主に共同軍事訓練やPKO(国連平和維持活動)、あるいは大規模災害の発生などの非常時などに適用され、武器などの軍備を除いた物品・サービスの相互融通を行う。

日本は1996年に米国とACSAを締結している。2010年5月にはオーストラリアとの間でACSAを締結したが、法整備が遅れ、東日本大震災の発生時にはACSAが活用できなかった。2011年9月1日現在、カナダとのACSAの締結に向けて調整が進められている。

関連サイト:
日・米物品役務相互提供協定改正協定(ACSA) - 外務省

生食用牛肉の表面加熱処理

読み方:せいしょくようぎゅうにくのひょうめんかねつしょり

2011年4月に焼き肉チェーン店において提供されたユッケが元で発生した集団食中毒事件を受け、厚生労働省が2011年に8月末に発表した、食品衛生法に基づく生食用牛肉の取り扱い基準。

生食用牛肉の表面加熱処理に関する新基準では、食肉加工業者が肉を切り出した場合、すみやかに、60度以上の熱で2分以上、表面加熱処理を行うことが義務づけられる。また、生食用ではない牛肉を生で提供することは厳罰の対象となり、違反者には営業停止処分などが科されるようになる。

2011年9月1日現在、生食用牛肉の表面加熱処理を含んだ新しい規格案は厚生労働省の審議会の了承を受けた段階にあり、2011年10月にも施行される予定となっている。

テクネチウム99m

別名:99mTc
英語:Technetium-99m

テクネチウムの放射性同位体。放射性物質であるが、ベータ線を放出せずにガンマ線のみ放出し、半減期が6時間と程々であるため、医療上、内臓の様子やガンの有無などを検査するための画像診断に利用されている。主に静脈注射によって体内に投与される。

2011年9月、山梨県甲府市の病院で、子供を対象とした画像診断において日本核医学会が推奨する基準を超える量のテクネチウムが過去に投与されていたことが明らかになった。当院の院長によれば、過剰投与はただちに健康に影響が出るものではないが、発がんのリスクがわずかに上がるという。

ファンド勢

読み方:ファンドぜい

主に、投資信託や年金基金などを運用する企業の総称。

ファンド勢は、複数の投資家や個人から資金を募り、高い利回りを目的として株式や為替、債券などに投資しているとされる。

ファンド勢は、市場へ多額の資金を投入することもあり、その影響で相場が大きく変動する場合もある。

政権与党

別名:与党
英語:government party
英語:party in power

政党政治において、政権についている政党のこと。あるいは、政権についている政党を支持している政党のこと。単に与党ということが多い。

2011年9月現在、日本における政権与党には、民主党、国民新党などが挙げられる。

ちなみに、政権与党以外の政党を野党という。2011年9月現在、日本における野党には、自由民主党や公明党、みんなの党などが挙げられる。

関連サイト:
民主党
国民新党

3党協議

別名:3党実務者協議
別名:三党協議
別名:三党実務者協議
別名:さんとうきょうぎ

主に、政権与党の民主党と、野党の自由民主党、公明党の3党による政策協議のこと。政調会長をはじめ、政調担当議員らにより構成される。

3党協議では、2011年3月に発生した東日本大震災の復興に関する重要法案の早期成立のための協議や民主党のマニフェストの1つとされる「子ども手当」の見直しなどについて話し合われたとされる。

ポジティブサプライズ

英語:positive surprise

主に、株式市場や外国為替証拠金取引(FX)市場などにおいて、相場の上昇に影響するような予測不可能な好材料のこと。

株式市場や外国為替証拠金取引(FX)市場では、将来を見越して相場が推移することが多い。そのため、経済指標などで好材料が出たとしても織り込み済みであることが多く、相場には大きな影響を及ぼさないことが多い。ポジティブサプライズは、相場の織り込んでいない好材料や予測を超えた好材料を指す。

なお、ポジティブサプライズに対して、相場の下落に影響するような予測不可能な悪材料をネガティブサプライズという。

ネガティブサプライズ

英語:negative surprise

主に、株式市場や外国為替証拠金取引(FX)市場などにおいて、相場の下落に影響するような予測不可能な悪材料のこと。

株式市場や外国為替証拠金取引(FX)市場では、将来を見越して相場が推移することが多い。そのため、経済指標などで悪材料が出たとしても織り込み済みであることが多く、相場には大きな影響を及ぼさないことが多い。ネガティブサプライズは、相場の織り込んでいない悪材料や予測を超えた悪材料を指す。

なお、ネガティブサプライズに対して、相場の上昇に影響するような予測不可能な好材料をポジティブサプライズという。

ポテチ税

読み方:ポテチぜい
別名:ポテトチップス税
英語:chip tax

ポテトチップスをはじめとする、高カロリー、高塩分のジャンクフード類に対して課される税制の通称。「ジャンクフード税」とも呼ばれる。

ハンガリーでは、2011年9月からポテチ税の導入を開始した。塩分の高いポテトチップスや糖分の高い清涼飲料水、スナック菓子といった食品に対して、約5パーセントから20パーセントの税金が課される。ポテチ税の導入により、政府は財源の確保、および国民の健康増進を、同時に推進する狙いである。

2000年代後半以降、安価で高いカロリーなジャンクフードの影響で、肥満の割合が増加している問題に悩む国は多く、世界の各地でポテチ税やジャンクフード税の導入が検討されている。