新語時事用語辞典とは?

2011年9月9日金曜日

セディバ猿人

読み方:セディバえんじん
別名:アウストラロピテクス・セディバ
別名:Australopithecus sediba

南アメリカで発見された猿人。約200万年前の新種の猿人と見られている。2008年に頭蓋骨の化石が発見され、調査の結果、現在の人類の直接の祖先にあたる可能性があると発表され、注目を集めている。

関連サイト:
Special Collection: Australopithecus sediba - Science Magazine (英語)

新司法試験

読み方:しんしほうしけん

法科大学院課程の履修を前提とする新しい司法試験制度。いわゆる司法制度改革の一貫として実施された。2006年に第1回の試験が行われている。

新司法試験では、受験資格として「法科大学院課程を修了していること」、または予備試験に合格していること、が必須とされている。法科大学院課程を修了してから5年間の間に、3回以内に限り、新司法試験を受験することができる。

法科大学院課程修了後5年を過ぎるか、3回受験していずれも不合格、のどちらかに該当する場合、受験資格を失う。再度受験するためには、再び法科大学院課程を修了するか、予備試験に合格し直す必要がある。

2006年から2010年までは新旧の試験制度が並存していたが、2011年から新司法試験に一本化されている。新司法試験は法曹人口の増加を目指した政策の一環であるが、法務省の資料によれば新司法試験の実施後から2011年現在まで合格者数は漸減し続けているという。

関連サイト:
新司法試験 - 法務省
新司法試験の実施について
司法試験法施行規則等の改正について
旧司法試験の実施について

無制限介入

読み方:むせいげんかいにゅう
別名:無制限為替介入

ある国の中央銀行が、自国の通貨安定のために無制限の通貨売買を行い、為替レートをコントロール(為替介入)すること。

無制限介入では、中央銀行が対自国の通貨レートに上限、あるいは、下限を設け、限度を越えた場合には限度内に戻るまで為替介入が行われる。

ちなみに2011年9月6日、スイスの中央銀行であるスイス国立銀行では、スイスフラン高を抑制するために、スイスフランの対ユーロレート(EUR/CHF)の下限を1ユーロあたり1.20スイスフランに設定したとされる。

関連サイト:
スイス国立銀行 - (英語)
EUR/CHF - Yahoo! Finance(英語)

土砂ダム

読み方:どしゃダム
別名:天然ダム

山間の川などに土砂が流れ込み、上流から流れ込む水をせき止めることで水位が上昇し、自然に形成されたダムのようになったもの。「天然ダム」と呼ばれることもある。

土砂ダムは豪雨に伴う土砂災害と多大な降水の影響などによってできることが多い。報道などでは「せき止め湖」という表現も多く用いられる。

2011年8月末から9月にかけて日本の紀伊半島周辺を襲った台風12号(通称「タラス」)は、和歌山県などの山間部に計4つの土砂ダムを形成した。国土交通所や下流の自治体は警戒を呼びかけている。

せき止め湖

読み方:せきとめこ
別名:堰き止め湖
別名:堰止湖

土砂災害などで川縁の土砂が崩れたり、土石流が流れ込んだりすることによって、川が堰き止められて形成される湖。台風や豪雨などの影響で出来る場合が多い。

せき止め湖は、河川が自然に堰き止められてダムのようになることから、「天然ダム」や「土砂ダム」と呼ばれることもある。基本的には単なる土砂の堆積であるため、いつ崩れるか分からず、一度に大規模に崩落すると下流の地域に大きな危険が及ぶ可能性がある。

2011年8月から9月にかけて、紀伊半島付近を襲った台風12号(平成23年台風第12号「タラス」)の影響で、奈良県、和歌山県で4つのせき止め湖ができている。下流の自治体では住民に避難を呼びかけている他、決壊して土石流が発生するようなことのないせき止め湖の解消方法について、模索している。

リスクテーク

別名:リスクテイク
英語:risk take

主に投資家などが、損失の可能性を知りながらも株式や為替、商品先物などの取引きを行うこと。

リスクテークは、相場の先行きが不透明感の時に行われることが多い。

リスクテークは、ハイリスクである一方、ハイリターンであることが多い。

ちなみに、損失の可能性を軽減することをリスクヘッジという。

小幅高

読み方:こはばだか

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場、商品先物相場などにおいて、値動きが僅かに上昇した状態のこと。あるいは、いつもの上昇幅よりも少ない上昇幅で推移していること。

小幅高は、相場が薄商いムード、様子見ムード、模様眺めなど出来高の少ない時に起きることが多い。また、買い圧力と売り圧力が拮抗して、売り買い交錯した相場でも小幅高になることがある。

なお、値動きが僅かに下降した状態のことを小幅安という。

小幅安

読み方:こはばやす

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場、商品先物相場などにおいて、値動きが僅かに下降した状態のこと。あるいは、いつもの下降幅よりも少ない下降幅で推移していること。

小幅安は、相場が薄商いムード、様子見ムード、模様眺めなど出来高の少ない時に起きることが多い。また、買い圧力と売り圧力が拮抗して、売り買い交錯した相場でも小幅安になることがある。

なお、値動きが僅かに上昇した状態のことを小幅高という。

東証1部騰落数

読み方:とうしょういちぶとうらくすう
別名:東証一部騰落数
別名:東証1部騰落銘柄数
別名:東証一部騰落銘柄数

東京証券取引所(東証)の1部に上場している銘柄の騰落数のこと。東京証券取引所(東証)が立会日の前場引け後(およそ12時頃)と大引け後(およそ18時頃)に発表している。

東証1部騰落数は、相場の方向性や強弱感を知るための指標として用いられることが多い。

東証1部騰落数は、値上がりした銘柄数、値下がりした銘柄数、変わらなかった銘柄数、騰落の比較ができなかった銘柄数の4つの項目について発表される。なお、「騰落の比較ができなかった銘柄」には、新規上場銘柄などが挙げられる。

ちなみに東京証券取引所(東証)では、東証1部騰落数の他に、東証2部騰落数、マザーズ騰落数などを発表している。

関連サイト:
騰落銘柄数 - 東京証券取引所(東証)

東証2部騰落数

読み方:とうしょうにぶとうらくすう
別名:東証二部騰落数
別名:東証2部騰落銘柄数
別名:東証二部騰落銘柄数

東京証券取引所(東証)の2部に上場している銘柄の騰落数のこと。東京証券取引所(東証)が立会日の前場引け後(およそ12時頃)と大引け後(およそ18時頃)に発表している。

東証2部騰落数は、相場の方向性や強弱感を知るための指標として用いられることが多い。

東証2部騰落数は、値上がりした銘柄数、値下がりした銘柄数、変わらなかった銘柄数、騰落の比較ができなかった銘柄数の4つの項目について発表される。なお、「騰落の比較ができなかった銘柄」には、新規上場銘柄などが挙げられる。

ちなみに東京証券取引所(東証)では、東証2部騰落数の他に、東証1部騰落数、マザーズ騰落数などを発表している。

関連サイト:
騰落銘柄数 - 東京証券取引所(東証)

東証マザーズ騰落数

読み方:とうしょうマザーズとうらくすう
別名:東証マザーズ騰落銘柄数

東京証券取引所(東証)のマザーズに上場している銘柄の騰落数のこと。東京証券取引所(東証)が立会日の前場引け後(およそ12時頃)と大引け後(およそ18時頃)に発表している。

東証マザーズ騰落数は、相場の方向性や強弱感を知るための指標として用いられることが多い。

東証マザーズ騰落数は、値上がりした銘柄数、値下がりした銘柄数、変わらなかった銘柄数、騰落の比較ができなかった銘柄数の4つの項目について発表される。なお、「騰落の比較ができなかった銘柄」には、新規上場銘柄などが挙げられる。

ちなみに東京証券取引所(東証)では、東証マザーズ騰落数の他に、東証1部騰落数、東証2部騰落数などを発表している。

関連サイト:
騰落銘柄数 - 東京証券取引所(東証)

国際手配

読み方:こくさいてはい
別名:インターポールノーティス
英語:Interpol notice

ICPO(国際刑事警察機構)およびICPO加盟各国が行う、国外に逃亡した犯罪被疑者や行方不明者などの捜査・捜索を行うための制度。

国際手配された被疑者が海外で発見・拘束された場合、手配された国へ身柄が引き渡され、そこで逮捕される。

国際手配には複数の種類がある。逮捕の要請、行方不明者の手配、身元不明の死体の手配などがあり、色の区別によって通称されている。

2011年8月末に、リビアの元・最高指導者であるカダフィ大佐が、カダフィ政権の実質的崩壊に伴い居場所が分らなくなっている。ICPOは9月8日、カダフィ大佐を国際手配に指定したと発表した。

関連サイト:
ICPOの活動 - 警察庁

サンオノフレ原発

読み方:サンオノフレげんぱつ
別名:サンオノフレ原子力発電所
英語:San Onofre Nuclear Generating Station
英語:SONGS

米国カリフォルニア州サンディエゴの沿岸に立地する原子力発電所。1号機は既に停止・解体されており、2号機と3号機が稼動している。原子炉のタイプは加圧水型原子炉(PWR)。

サンオノフレ原発は、2号機も3号機も1980年代初頭に運転を開始している、古い施設である。日本で東京電力福島第一原子力発電所で深刻な原発事故が発生して以来、近隣住民などを中心に原発の安全性について不安視する声が高まっているといわれる。実際に放射能漏れなどの事故を起こしたことはない。

2001年2月、サンオノフレ原発の原子炉3号機で電気系統の漏電によるものとみられる火災が発生し、緊急停止する事態が生じている。また、2011年9月8日にサンディエゴ一帯で大規模な停電が発生し、百数十万世帯が停電に見舞われた際には、サンオノフレ原発も、外部電源供給の安定性が失われたことを原因に緊急停止している。

関連サイト:
Power Generation - San Onofre Nuclear Generating Station - Southern California Edison(英語)