新語時事用語辞典とは?

2011年9月15日木曜日

中国ウイグル事件

読み方:ちゅうごくウイグルじけん
別名:ウイグル人労働者襲撃事件
別名:中国ウイグル自治区襲撃事件
別名:中国ウイグル暴動事件

中国の新疆ウイグル自治区で2011年7月に発生した連続襲撃事件。カシュガル地区、ホータン地区の2都市で17日と18日に発生した。刃物での殺傷や建物への放火などのテロ行為により、合計32名が死亡したとされる。

中国ウイグル事件で犯行に関与したのはウィグル族の青年の集団と見られており、襲撃犯のうち10数名が現行犯逮捕、さらに10数名は警官によりその場で射殺されている。

9月14日、中国ウイグル事件に関する人民法院での裁判において、逮捕された襲撃犯のうち4名に死刑判決が下り、2名に懲役19件の判決が下された、と報道されている。

津波火災

読み方:つなみかさい

津波が誘因となって発生した火災の総称。津波により自動車や船が流され、燃料が漏れ出て、破壊された電気系統などが火元になることが多い。ガレキや森林に燃え移って広範囲に燃え広がったり、ガレキに妨げられて火災現場に行きづらく、消火活動が捗らないといった困難があり、被害が大きくなりやすい。

NHKが2011年9月に発表した調査報告によれば、2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の大津波で発生した津波火災は、宮城県だけでも100件、岩手と福島を合わせると3県で130件以上、発生していることが明らかになっている。

キャッシュアウト

英語:cash out

キャッシュフローにおいて、お金が手元から外へ流出すること。

営業活動におけるキャッシュアウトには、商品の仕入れや製造などが挙げられる。また、投資活動におけるキャッシュアウトには、設備投資などの先行投資や有価証券の購入が挙げられる。そして、財務活動によるキャッシュアウトには、借入金の返済や社債の償還などが挙げられる。

なお、キャッシュアウトに対して、お金が外から手元へ流入することをキャッシュインという。

キャッシュイン

英語:cash in

キャッシュフローにおいて、お金が外から手元へ流入すること。

営業活動におけるキャッシュインには、商品の売上金などが挙げられる。また、投資活動におけるキャッシュインには、設備売却や有価証券の売却などが挙げられる。そして、財務活動によるキャッシュインには、社債の発行などによる資金調達が挙げられる。

なお、キャッシュインに対して、お金が手元から外へ流出することをキャッシュアウトという。

中国版緊急地震速報

読み方:ちゅうごくばんきんきゅうじしんそくほう
別名:地震警示系統
別名:地震報警系統
別名:地震預警系統

中国の「成都高新減災研究所」が開発した地震予測システム。同研究所は民間組織であるが、2008年に発生した「四川大地震」の惨禍から地震予測の必要性を感じ、開発に乗り出したという。

中国版緊急地震速報は、地震発生より10秒~20秒前に警報システムが作動して危険を知らせる仕組み。日本の緊急地震速報などが参考にされているという。

関連サイト:
成都出口地震預警技術稱比震波快20秒--圖片頻道 - 人民網(中国語)
中國地震預警技術出口海地跑得比震波快10-20秒_國情中心 - 中國網(中国語)

シェアハウス

別名:ハウスシェアリング

賃貸住居のうち、複数人で1戸建て住居を借り、台所や風呂・トイレなどを共同で利用する形態の借り方。住居内の各部屋が住居者のプライベートな空間となり、そのほかは共同利用の空間となる。

他人同士が一つの住居を借りて同居することは、ルームシェアリング(ルームシェア)と呼ばれる。ルームシェアリングが既存の賃貸物件を対象とする入居形態を指すのに対して、シェアハウスはあらかじめ同居用に改装・改築された物件などを指すことが多い。

シェアハウスは完全独立型の賃貸住居に比べれば安く、同居人との交流が自然と図れるというメリットもある。最近では清潔で便利なシェアハウスの物件が増え、仲介業者も募集を増やしており、徐々に人気となりつつある。

耕作放棄地

読み方:こうさくほうきち

かつては畑として、耕され、農作物が生産されていたが、すでに耕作地としては使用されておらず、また今後も農作のためには使用されないと見込まれる土地。一般的には「休耕地」とも言う。

耕作放棄地と同様に、現在耕作されていない、または利用程度が周囲の他の耕作地よりも著しく低い農地は、「遊休耕地」とも呼ばれる。

耕作放棄地の活用・有効利用については、農林水産省をはじめ国を挙げて対策への取り組みが進められており、「耕作放棄地再生利用交付金」の給付制度もある。主な活用法としては、その土地その土地の名産品を作成する土地として生まれ変わらせる、などの方法がある。

2011年9月には、休耕地に太陽電池アレイを設置して、太陽光発電を行うための土地として耕作放棄地を利用するという計画に対して、農地法を緩和し、また同事業に取り組む法人には出資を行うという新たな方針を加えることが決められている。

関連サイト:
耕作放棄地の現状について(PDF)
耕作放棄地再生利用対策の概要(PDF)

クレジットカード現金化

読み方:クレジットカードげんきんか
別名:カード現金化
別名:カードショッピング枠現金化
別名:クレジットカードショッピング枠現金化

クレジットカードのショッピング枠を利用して商品を購入し、その商品を転売して現金を得る仕組みのこと。

クレジットカード現金化は、カード現金化業者を通じて行われることが多いとされる。この場合、クレジットカード所有者は、カード現金化業者の販売する商品、あるいは、カード現金化業者の指定する商品を、クレジットカードのショッピング枠を利用して購入する。そして、その商品をカード現金化業者へ売却することで現金を得るとされる。

ちなみに、クレジットカード現金化により購入した商品の代金は、クレジットカード所有者がクレジットカード会社へ支払う。

クレジットカード現金化は、カード現金化業者を通じないで行われることもある。この場合、クレジットカード所有者は、比較的転売しやすい商品を、クレジットカードのショッピング枠を利用して購入する。そして、その商品を金券ショップや質屋などに持ち込んで売却し現金を得るとされる。ちなみに、金券ショップや質屋などはカード現金化業者とは言わない。

消費者庁では、クレジットカード現金化をやめるように注意を促している。その理由としては、「結局債務を増やすことになる」、「クレジットカードの失効の可能性」、「カード現金化業者からお金が入金されないなどのトラブル」などを挙げている。

関連サイト:
「ストップ!クレジットカード現金化」キャンペーン - 消費者庁

短期プライムレート

読み方:たんきプライムレート
別名:短プラ
別名:新短期プライムレート
別名:新短プラ
英語:short-term prime rate

金融機関が優良企業に対して短期に融資する際の金利のこと。返済期限はおよそ1年以内とされる。

短期プライムレートは、大手都市銀行、あるいは、地方銀行の貸出金利を基準とし、貸出先の企業の信用度に応じた金利を上乗せして決められることが多い。なお、1989年以前は、公定歩合を基準とし、貸出先の企業の信用度に応じた金利を上乗せして決められていた。1989年以前と1989年以降を区別するために、1989年以降を特に「新短期プライムレート」、「新短プラ」ということがある。

ちなみに、短期プライムレートに対して、金融機関が優良企業に対して1年以上の長期にわたって融資する際の金利を長期プライムレートという。

カード現金化業者

読み方:カードげんきんかぎょうしゃ
別名:クレジットカード現金化業者
別名:カードショッピング枠現金化業者
別名:クレジットカードショッピング枠現金化業者

カード現金化を業務とする会社のこと。あるいは、カード現金化の仲介をする人のこと。

カード現金化業者は、現金を必要とする人に対してクレジットカードのショッピング枠を利用して商品を購入させ、その商品と引き換えに現金を支払うとされる。商品は、カード現金化業者の販売する商品、あるいは、カード現金化業者の指定する商品とされる。

なお、消費者庁では、カード現金化業者を利用したカード現金化をやめるように注意を促している。その理由としては、「結局債務を増やすことになる」、「クレジットカードの失効の可能性」、「カード現金化業者からお金が入金されないなどのトラブル」などを挙げている。

関連サイト:
「ストップ!クレジットカード現金化」キャンペーン - 消費者庁