新語時事用語辞典とは?

2011年10月14日金曜日

サインレスシステム

クレジットカードでの決済を署名なしで実施するシステム。主にスーパーマーケットなどの小売店で採用されている。

サイレンスシステムは、スーパーのレジなどのように、決済額が比較的小額で、支払いの混雑する場所などで採用される。通常、クレジットカードでの支払いには自筆署名か暗証番号の入力による本人確認が必要となるが、サイレンスシステムでは確認の手間がなく支払いを済ませることができる。

サイレンスシステムは、手軽である反面、本人確認を省くために悪用されやすいという側面を持つ。警視庁によると、2011年1月から10月までの間に、サイレンスシステムを悪用して不正取引きが行われた額は1億円余りに上るとされる。

続急伸

読み方:ぞくきゅうしん

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場、商品先物相場などにおいて、前日に続いて急速に大きく値を上げること。

続急伸の値幅は定義されていないが、一般的には、通常の値幅よりも大きい上げが2日以上続いた時に用いられることが多い。

続急伸の要因としては、その銘柄(通貨、商品)に非常に良い材料が出現したことなどが挙げられる。相場に良い材料が出現すると、だいたいはその日のうちに買い尽くされ、翌日に持ち越されないことが多い。しかし、非常に良い材料が出現した場合には、当日の買い圧力が翌日まで続き続急伸することがある。

ちなみに、続急伸に対して、前日に続いて急速に大きく値を下げることを続急落という。

続急落

読み方:ぞくきゅうらく

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場、商品先物相場などにおいて、前日に続いて急速に大きく値を下げること。

続急落の値幅は定義されていないが、一般的には、通常の値幅よりも大きい下げが2日以上続いた時に用いられることが多い。

続急落の要因としては、その銘柄(通貨、商品)に非常に悪い材料が出現したことなどが挙げられる。相場に悪い材料が出現すると、だいたいはその日のうちに売り尽くされ、翌日に持ち越されないことが多い。しかし、非常に悪い材料が出現した場合には、当日の売り圧力が翌日まで続き続急落することがある。

ちなみに、続急落に対して、前日に続いて急速に大きく値を上げることを続急伸という。

医療格差

読み方:いりょうかくさ

医療サービスを受ける際に生じる、諸々の差異・差別などの総称。

医療格差には多種多様な形があるが、例えば、医療機関が都市部に偏ることで生じる地域間の格差や、高度なサービスが高額で提供されることで生じる所得階層間の格差などがある。

医療格差は、国や地方公共団体が提供している健康保険制度や各種補助制度などにより、ある程度抑制されている。

2011年10月現在、参加の是非をめぐって議論が進められている「TPP」(環太平洋経済協定)では、TPP慎重論
の主な反対理由として、農業の衰退、ならびに医療格差の広がりに関する懸念などを挙げている。

寄り高

読み方:よりだか
別名:高寄り

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場、商品先物相場などにおいて、当日の始値が、前日の終値よりも高いこと。寄り高の「寄り」は、寄り付きのこと。高寄りということもある。

寄り高の要因としては、前日の相場終了後から当日の相場開始前までの間に、その銘柄(通貨、商品)の良い材料が出現したことなどが挙げられる。

ちなみに、寄り高に対して、当日の始値が、前日の終値よりも安いことを寄り安という。

勧告権

読み方:かんこくけん

行政機関が、他の行政機関に対して参考意見を提出できる権利のこと。

勧告権には法的拘束力はないものの、いくらかの強制力を持っている場合が多い。

日本の行政機関では、消費者庁や原子力安全委員会などが勧告権を持っている。また、日本政府が2011年10月に取りまとめた復興庁設置法案では、復興庁にも勧告権を持たせるとしている。

日本においては、各行政機関にまたがる問題を解決するために、拘束力のある勧告権を行政機関に与えるケースもある。

関連サイト:
消費者庁
原子力安全委員会

寄り安

読み方:よりやす
別名:安寄り

株式相場や外国為替証拠金取引(FX)相場、商品先物相場などにおいて、当日の始値が、前日の終値よりも安いこと。寄り安の「寄り」は、寄り付きのこと。安寄りということもある。

寄り安の要因としては、前日の相場終了後から当日の相場開始前までの間に、その銘柄(通貨、商品)の悪い材料が出現したことなどが挙げられる。

ちなみに、寄り安に対して、当日の始値が、前日の終値よりも高いことを寄り高という。

ラジウム226

別名:226Ra
英語:Radium-266

ラジウムの放射性同位体。天然に存在する。半減期は約1600年と非常に長い。

ラジウムは19世紀にキュリー夫人によって発見された、最初の放射性物質である。当初は発光塗料や医療用の放射線源などにも用いられており、比較的身近な物質だった。

2011年10月、東京都世田谷区弦巻で局地的に高い放射線量が検出され、福島第一原発から放出された放射線ホットスポットかと騒ぎとなったが、その後の調査で、民家の床下に放置されていたラジウム266のためだと分った。