英語:Michael Woodford
英語:Michael C. Woodford
英国出身の実業家。1960年生まれ。2011年10月現在、オリンパス株式会社の前社長として渦中にあり、注目を集めている。
マイケル・ウッドフォードの経歴は次のようなものである。1981年に医療機器メーカーであるキーメッド(KeyMed)に入社。1991にキーメッド代表取締役社長に就任。2003年にオリンパスグループの傘下となったオリンパス・キーメッド・グループ(Olympus KeyMed Group)の取締役に就任。
その後、オリンパスのヨーロッパ本社社長、およびキーメッドの会長や、オリンパス・ヨーロッパ本社の会長、オリンパスコーポレーション・アメリカの取締役会長兼CEOなどを歴任し、2011年5月にオリンパス株式会社の代表取締役社長へ就任した。
2011年10月、「経営の方向性・手法に関して大きな乖離が生じ、経営の意思決定に支障をきたす」との理由から、オリンパスの社長を解任されている。マイケル・ウッドフォードは2008年に行われた英国の医療機器メーカー「ジャイラス」の買収に関し、コンサルティングを行った「アグゼス・アメリカ」および「アグザム・インベストメント」2社への不透明な報酬支払いについて調査を行っていたという。
関連サイト:
役員紹介 - オリンパス株式会社
代表取締役の異動に関するお知らせ - オリンパス株式会社 2011年10月14日
オリンパスの不透明なM&A、金融庁と監視委に調査要請 - ロイター通信 2011年10月25日
オリンパス疑惑、米FBIが捜査着手 - AFP通信 2011年10月25日
新語時事用語辞典とは?
▼
2011年10月26日水曜日
アグザム・インベストメント
英語:AXAM Investment
ケイマン諸島において登記されていたというフィナンシャルアドバイザー。
ロイター通信などによれば、2008年にオリンパスがイギリスの医療機器メーカーである「ジャイラス」を買収した際、ニューヨークの「アグゼス・アメリカ」と共にコンサルティングを行ったとされている。ジャイラス買収の報酬として、アグザム・インベストメントとアグゼス・アメリカには、一般的な報酬と比べて明らかに多い7億ドル近くの報酬が支払われたとされている。
また、ロイター通信は、アグザム・インベストメントがオリンパスから支払いを受けた3ヵ月後にケイマン諸島で金融会社の登録が取り消されたとも報道している。
関連サイト:
オリンパスの晴れない「霧」、資金の流れで当局の事実解明に発展も - ロイター通信 2011年10月21日
オリンパス疑惑、米FBIが捜査着手 - AFP通信 2011年10月25日
ケイマン諸島において登記されていたというフィナンシャルアドバイザー。
ロイター通信などによれば、2008年にオリンパスがイギリスの医療機器メーカーである「ジャイラス」を買収した際、ニューヨークの「アグゼス・アメリカ」と共にコンサルティングを行ったとされている。ジャイラス買収の報酬として、アグザム・インベストメントとアグゼス・アメリカには、一般的な報酬と比べて明らかに多い7億ドル近くの報酬が支払われたとされている。
また、ロイター通信は、アグザム・インベストメントがオリンパスから支払いを受けた3ヵ月後にケイマン諸島で金融会社の登録が取り消されたとも報道している。
関連サイト:
オリンパスの晴れない「霧」、資金の流れで当局の事実解明に発展も - ロイター通信 2011年10月21日
オリンパス疑惑、米FBIが捜査着手 - AFP通信 2011年10月25日
アグゼス・アメリカ
別名:アクシーズ・アメリカ
英語:AXES America
ニューヨークに本拠を置くフィナンシャルアドバイザー。2008年にオリンパスがイギリスの医療機器メーカーであるジャイラスを買収した際、ケイマン諸島に登記のある「アグザム・インベストメント」と共にコンサルティングを行ったとされる。
ジャイラスの買収額は約9億ポンド、日本円にして2100億円余りだった。フィナンシャルアドバイザーには通常、1パーセントから数パーセント程度の報酬を支払うが、オリンパスはアグゼス・アメリカおよびアグザム・インベストメントに対して合計7億ドル近くの報酬を支払っていた。
2011年4月にイギリスから招かれて社長に就任したマイケル・ウッドフォードは、ジャイラス買収のいきさつについて調査しているさなかに、オリンパスの社長を解任されている。
関連サイト:
オリンパスの晴れない「霧」、資金の流れで当局の事実解明に発展も - ロイター通信 2011年10月21日
オリンパス疑惑、米FBIが捜査着手 - AFP通信 2011年10月25日
英語:AXES America
ニューヨークに本拠を置くフィナンシャルアドバイザー。2008年にオリンパスがイギリスの医療機器メーカーであるジャイラスを買収した際、ケイマン諸島に登記のある「アグザム・インベストメント」と共にコンサルティングを行ったとされる。
ジャイラスの買収額は約9億ポンド、日本円にして2100億円余りだった。フィナンシャルアドバイザーには通常、1パーセントから数パーセント程度の報酬を支払うが、オリンパスはアグゼス・アメリカおよびアグザム・インベストメントに対して合計7億ドル近くの報酬を支払っていた。
2011年4月にイギリスから招かれて社長に就任したマイケル・ウッドフォードは、ジャイラス買収のいきさつについて調査しているさなかに、オリンパスの社長を解任されている。
関連サイト:
オリンパスの晴れない「霧」、資金の流れで当局の事実解明に発展も - ロイター通信 2011年10月21日
オリンパス疑惑、米FBIが捜査着手 - AFP通信 2011年10月25日
ジャイラス
英語:Gyrus
英語:Gyrus Group PLC
イギリスの医療機器メーカー。2008年に日本の光学機器メーカー・オリンパスによって買収され子会社となった。ジャイラスは当時、ロンドン証券取引所に上場していた。
オリンパスはジャイラスを22億ドルで買収しているが、その際に投資のコンサルティングを請け負ったとされる「アグザム・インベストメント」および「アグゼス・アメリカ」に6億ドル以上の報酬を支払っていることが明らかになり、2011年10月現在、真相解明を求める動きが強まっている。
関連サイト:
オリンパスの晴れない「霧」、資金の流れで当局の事実解明に発展も - ロイター通信 2011年10月21日
英語:Gyrus Group PLC
イギリスの医療機器メーカー。2008年に日本の光学機器メーカー・オリンパスによって買収され子会社となった。ジャイラスは当時、ロンドン証券取引所に上場していた。
オリンパスはジャイラスを22億ドルで買収しているが、その際に投資のコンサルティングを請け負ったとされる「アグザム・インベストメント」および「アグゼス・アメリカ」に6億ドル以上の報酬を支払っていることが明らかになり、2011年10月現在、真相解明を求める動きが強まっている。
関連サイト:
オリンパスの晴れない「霧」、資金の流れで当局の事実解明に発展も - ロイター通信 2011年10月21日
メツァモール原発
読み方:メツァモールげんぱつ
別名:メツァモール原子力発電所
別名:メタモール原発
別名:メタモール原子力発電所
別名:アルメニア原発
英語:Metsamor Nuclear Power Plant
英語:Metsamor NPP
アルメニア西部にある同国唯一の原子力発電所。トルコ国境近くに所在する。1号機・2号機の2基の原子炉があり、1号機は1979年から、2号機は1980年から稼動している。
メツァモール原発の原子炉のタイプは旧式で、原子炉格納容器や緊急炉心冷却装置を装備していない。2基ともに運転開始から30年以上経過しており、老朽化も進んでいるとされる。このため、事故発生時の危険度はかなり高いといわれている。1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故以来、国際的にメツァモール原発の停止が度々呼びかけられている。
1988年にアルメニア北部でマグニチュード6.8の地震が発生した際、震源地はメツァモール原発から100キロメートル未満の距離に位置していた。この地震では直接の被害は受けておらず、一時停止したのみで運転は正常に継続された。
2011年10月23日にトルコ東部のワン、エルジシュ付近で発生したマグニチュード7.2の大地震では、メツァモール原発が「被害を受けた」と報告されている。ちなみに、トルコ国境とメツァモール原発との距離は約15キロメートル程度である。
2011年10月26日現在、メツァモール原発からの放射能漏れも確認されており、周辺地域では基準値を超える放射線量が検出されているという。
関連サイト:
トルコ地震で、隣国アルメニアの原発に被害 - イランラジオ 2011年 10月 25日
別名:メツァモール原子力発電所
別名:メタモール原発
別名:メタモール原子力発電所
別名:アルメニア原発
英語:Metsamor Nuclear Power Plant
英語:Metsamor NPP
アルメニア西部にある同国唯一の原子力発電所。トルコ国境近くに所在する。1号機・2号機の2基の原子炉があり、1号機は1979年から、2号機は1980年から稼動している。
メツァモール原発の原子炉のタイプは旧式で、原子炉格納容器や緊急炉心冷却装置を装備していない。2基ともに運転開始から30年以上経過しており、老朽化も進んでいるとされる。このため、事故発生時の危険度はかなり高いといわれている。1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故以来、国際的にメツァモール原発の停止が度々呼びかけられている。
1988年にアルメニア北部でマグニチュード6.8の地震が発生した際、震源地はメツァモール原発から100キロメートル未満の距離に位置していた。この地震では直接の被害は受けておらず、一時停止したのみで運転は正常に継続された。
2011年10月23日にトルコ東部のワン、エルジシュ付近で発生したマグニチュード7.2の大地震では、メツァモール原発が「被害を受けた」と報告されている。ちなみに、トルコ国境とメツァモール原発との距離は約15キロメートル程度である。
2011年10月26日現在、メツァモール原発からの放射能漏れも確認されており、周辺地域では基準値を超える放射線量が検出されているという。
関連サイト:
トルコ地震で、隣国アルメニアの原発に被害 - イランラジオ 2011年 10月 25日