新語時事用語辞典とは?

2011年12月27日火曜日

ご当地アイドル

別名:ローカルアイドル

活動拠点を特定地域に限定してアイドル活動を行うアイドルやアイドルグループの総称。

ご当地アイドルは、地元を活動拠点とする地元人グループである。ファンにとっては距離感が近く、親しみやすい点で全国的なアイドルとは大きく異なる。多くの場合は、首都圏に進出したり活動範囲を全国に広げたりせず、あくまで地方に本拠地を置いたまま活動している。地方の特産品をグループ名に冠している場合も多い。地方を盛り上げ、地域振興に一役買っていると言うこともできる。

2000年代半ば頃から、ご当地アイドルが半ばブームとなり、全国各地のご当地アイドルが生まれている。2011年時点で100を超えるグループがあるとされる。

先物ゾーン

読み方:さきものゾーン

株式市場や外国為替市場などにおける現物取引と先物取引のうち、先物取引の相場のこと。

先物ゾーンは、例えば2012年3月先物、2012年5月先物といったように、複数の相場が存在する。

先物ゾーンは、これらの複数の相場を1つにまとめて表現する時に用いられる。

インド洋大津波

読み方:インドようおおつなみ

2004年12月26日にインド洋・スマトラ島沖で発生した「スマトラ島沖地震」に伴う大津波の通称。

2004年スマトラ島沖地震の規模はマグニチュード9.1とされる。この地震によって引き起こされた津波の規模は、平均10メートル、最大30メートル超とも言われている。22万人以上が死亡、または行方不明になっている。

2011年12月22日に、インドネシアでは津波により行方不明になっていた少女が7年ぶりに生きて家族と再開するというニュースが報道された。

外貨持ち高

読み方:がいかもちだか
別名:外貨持高
英語:foreign currency position

金融機関の外貨資産から外貨負債を差し引いた金額のこと。

外貨持ち高は、直物持ち高と先物持ち高の2種類に分けられる。

外貨持ち高のうち直物持ち高は、外貨貸付金や外貨預け金などの外貨資産から、外貨借入金や外貨預かり金などの外貨負債を差し引いた金額である。

また、外貨持ち高のうち先物持ち高は、顧客に対する先物外国為替の買い予約残高から売り予約残高を差し引いた金額である。

日本においては、財務省が2011年8月に、円高対策の一環として金融機関に対して外貨持ち高の報告を義務付けている。当初は2011年9月までの予定だったが、為替市場の把握に欠かせないとして2011年12月、財務省は2012年3月まで延長することを発表している。

春飾り

読み方:はるかざり
別名:正月用寄植盆栽

新年の皇居に飾られる盆栽。松竹梅などのめでたい植物をあしらった寄せ植え。鉢植えとしては大型で、2メートルを超えるものもある。使用される植物も古木などが用いられる。

関連サイト:
宮殿を飾る盆栽(春飾り)

歌会始

読み方:うたかいはじめ
別名:歌御会始
別名:歌会始の儀
別名:宮中歌会始

一年のはじめに宮中で催される歌会。人が集まりそれぞれ歌(和歌)を披露しあう催し。「歌会始」は、年始に開かれる歌会一般を指す言葉であるが、単に「歌会始」といえばもっぱら宮中行事を指す。

宮中の歌会始は、遅くとも鎌倉時代にはすでに催されていたという記録が確認されている。一般国民の中から特に優れた詠進歌を詠んだ者を歌会始に招くようになったのは明治時代、1879年からとされる。例年、毎年10名が選出され、1月半ばに皇居宮殿に招かれて歌を披講する。

歌会始に応募される歌は毎年1万数千首に上る。海外からも応募がある。1965年には台湾の呉振蘭が入選し、お題「鳥」にちなんだ歌を披講している。

天皇陛下がお読みになった歌は特に「御製」と呼ばれる。1947年以降の御製、御歌、詠進歌は宮内庁ウェブサイトで公開されている。

関連サイト:
歌会始 - 宮内庁 皇室に伝わる文化
お題一覧 - 歌会始

対円相場

読み方:たいえんそうば
英語:exchange rates to the yen

ある通貨の1円あたりの価格のこと。

例えば、ドルの対円相場はおよそ0.0128ドル(2011年12月27日現在)である。つまり、ドルの対円相場は、円/米ドルの相場と同じである。ちなみに、円/米ドルの通貨ペアはあまり用いられることはなく、一般的には米ドル/円の通貨ペアが用いられている。

なお、対円相場に対して、ある通貨の1ドルあたりの価格のことを対ドル相場という。

整備新幹線

読み方:せいびしんかんせん

「全国新幹線鉄道整備法」に基づき、1973年11月に整備計画が決定した新幹線の路線・区間。

整備新幹線は、具体的には5つある。北海道新幹線(青森-札幌)、東北新幹線(盛岡-青森)、北陸新幹線(東京-大阪、北陸経由)、九州新幹線(福岡-鹿児島)、同じく九州新幹線(福岡-長崎)の5つである。まとめて「着工5条件」と呼ばれることもある。

2011年12月27日現在、整備新幹線のうち、東北新幹線(盛岡-青森)、九州新幹線(福岡-鹿児島)、および北陸新幹線の東京-長野間(長野新幹線)が開通・開業している。北陸新幹線は長野-金沢の区間が建設中、北海道新幹線も青森-函館の区間が建設中である。

整備新幹線のうち2011年12月時点で着工していない区間として、北海道新幹線の札幌-函館の区間と、北陸新幹線の金沢-敦賀の区間、および、九州新幹線の長崎-諫早の区間が残っている。国土交通省は12月26日にこの3区間について建設着手の方針を固めたことを発表した。

関連サイト:
整備新幹線の取扱いについて - 国土交通省 報道発表資料 2011年12月26日

給付付き税額控除

読み方:きゅうふつきぜいがくこうじょ
別名:給付つき税額控除

社会保障給付と税額控除を一体化にした仕組みのこと。

給付付き税額控除は、経済学者のミルトン・フリードマンの「負の所得税」がモデルになっている。

給付付き税額控除は、所得税の納税者には税額控除をして、所得が低く控除しきれない人には現金を給付するというものである。

給付付き税額控除は、アメリカ合衆国をはじめ、イギリス、フランス、オランダなどの国々が導入している。日本においては、政府民主党が2009年に「平成22年度税制改正大綱~納税者主権の確立へ向けて~」の中で、所得控除から給付付き税額控除への転換を推進すると記している。そして、2011年12月には財務省が、給付付き税額控除を導入した際の必要額を試算するなど、給付付き税額控除導入に向けての準備が進められている。

関連サイト:
平成22年度税制改正大綱~納税者主権の確立へ向けて~ - 首相官邸(PDF)

対ドル相場

読み方:たいドルそうば
別名:対米ドル相場
英語:exchange rates to the dollar

ある通貨の1ドルあたりの価格のこと。

対ドル相場の「ドル」は、一般的にはアメリカ合衆国の通貨である米ドルを指す。オーストラリアドルや香港ドルといった他のドル通貨と区別する場合には、特に対米ドル相場と表現することが多い。

例えば、円の対ドル相場はおよそ77.92円(2011年12月27日現在)である。つまり、円の対ドル相場は、米ドル/円の相場と同じである。

なお、対ドル相場に対して、ある通貨の1円あたりの価格のことを対円相場という。