新語時事用語辞典とは?

2012年1月24日火曜日

ガスライティング

英語:gaslighting

特定の人をターゲットとして、集団で付け回したり、ターゲットが妄想癖や精神的な欠点を持っていると思い込ませるような工作をするなどして、ターゲットを精神的に追い詰めていくこと。精神的虐待の一種とされる。

関連サイト:
ガスライティング詳細解説

ブラック企業

読み方:ブラックきぎょう
別名:ブラック会社

一般的に、労働法の規定する範囲を逸脱したような劣悪な勤務環境や過酷な労働を強いる企業の総称。

一般的には、「ブラック企業」について明確な定義があるわけではない。典型的なブラック企業の特徴に挙げられる要素として、サービス残業や休日を返上しての作業は当然という考え方、上意下達で朝令暮改の体制、パワハラ、従業員の心身の健康に対する配慮の低さ、などが挙げられることが多い。労働環境が劣悪であるため、短期間での離職率が高いなどの傾向もあるとされる。

また、ブラック企業の労働環境は小林多喜二の小説「蟹工船」に例えられることもある。

ブラック企業という語は、電子掲示板「2ちゃんねる」上に投稿された『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』をきっかけとして、広く知られるようになったと言える。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は2007年に投稿され、インターネット上で話題になった後、2008年に新潮社により書籍化され、2009年には映画化もされた。

関連サイト:
『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』 - 新潮社

ノーミーティングデー

別名:ノー会議デー
英語:no meeting day

特定の日を、終日ミーティングのない日とすること。またはそうした日を設ける制度。

ミーティングは、一般的に、情報共有や意思決定のために必要であるものの、無意味に長引いたり、自分が進めている仕事を強制的に中断してしまったりするデメリットも持っている。ノーミーティングデーは、事前に「この日はミーティングをしない」と宣言したり、プロジェクトチーム内であらかじめ決めたりすることで、ミーティングに邪魔されずに自分の作業に集中できるようにする方法であるといえる。

関連サイト:
仕事の足を引っ張る会議、 業績が上がる会議 - プレジデント ハーバード式 仕事の道具箱
No Meeting Day Proclamation

スタンドアップミーティング

英語:stand-up meeting

席に座らずに起立したままで行われるミーティング。

スタンドアップミーティングは、一般的に、毎朝行われる。プロジェクトチームなどの単位で集まり、10分程度で作業の進捗状況やその日の作業予定などについて情報の共有を行う。ソフトウェアの開発行程を小規模に分割し、1つ1つを短期間で作り上げていく「アジャイルソフトウェア開発」などに適した情報共有法であるといわれている。

関連サイト:
スタンドアップ ミーティングは大規模チームを受け入れるか? - InfoQ 2009年4月30日

ライトニングトーク

英語:lightning talks

講演会などで、複数の人がそれぞれ5分程度の持ち時間で発表を行い、次々と発表者を入れ替えていく方式。

「ライトニング」とは「稲妻」を指す語で、「電光石火」などとも訳される。短い時間でスピーディに発表していく点がライトニングトークの特徴であり、5分が経過したら発表を打ち切るルールが設けられる場合もある。

ライトニングトークは、一般的に、発表者も聞く側も気構えずに発表を進めていけるというメリットがある。ただし、5分間で十分に物事を伝えるには、要点をかいつまんで話す高度な技術が必要とも言われる。

ライトニングトークはプログラミング言語に関するシンポジウムで考案・開始された方法であるとされる。現在でも技術者のカンファレンスなどで行われることが多いという。

関連サイト:
「Chrome+HTML5 Conference~第20回記念HTML5とか勉強会スペシャル~」レポート - 技術評論者 gihyo.jp NEWS & REPORT 2011年9月12日