新語時事用語辞典とは?

2012年3月12日月曜日

良性発作性頭位めまい症

別名:良性発作性頭位めまい
別名:良性発作性頭位眩暈症
別名:良性発作性頭位眩暈
英語:Benign Paroxysmal Positional Vertigo
英語:BPPV

突然めまいを起こす疾患。頭を振ったり位置を変えたりした際にめまいを覚える。原因は三半規管に生じた疾患・障害によるものであると見られている。

良性発作性頭位めまい症は、自然に治癒する場合が多く、一般的には発症から1ヵ月前後で回復するとされる。

ラクトパミン

英語:Ractopamine

豚や牛などの飼料添加物として用いられる化学物質。

ラクトパミンには興奮剤・成長促進剤としての作用があり、飼料添加物として用いることで、肉の赤身が増えるという。しかし、人体に対しては有害な影響を及ぼすことがある。「大紀元日本」は2011年3月30日付けの記事で、上海でラクトパミンを摂取した豚の肉を食べた300人あまりが中毒を起こす事例がおきたことを伝えている。

中国および台湾ではラクトパミンの摂取による健康被害が問題となっており、ラクトパミンを含有する米国の食肉などを禁止または制限している。ちなみに、日本ではラクトパミン含有量が一定基準を上回る場合に輸入を制限する。

関連サイト:
ラクトパミン含有の豚肉食べ 上海で300人中毒 - 大紀元日本 2011年3月30日
ラクトパミン入り米産牛肉輸入解禁、台北で反対デモ - フォーカス台湾 2012年3月8

ピンクスライム

別名:ピンクスライム肉
英語:pink slime

米国で流通している食肉のうち、くず肉に防腐処理などを施して作られる加工牛肉の通称。

多くは、トリミングの結果排出されたくず肉などを原料としている。工程上、細菌に感染しやすいため、洗浄された上で水酸化アンモニウムによる防腐処理が施される。その上で形を整え、牛ひき肉として販売される。品質はかなり低い部類である、とされている。

米国「TIME」誌(オンライン版)などは、ピンクスライムを「謎の肉」(mystery meat)と形容している。

ピンクスライムは、英国の料理人ジェイミー・オリバーがテレビ番組「Jamie Oliver's Food Revolution」で話題として取り上げたことをきっかけに、広く知られるようになり、同時に問題視されるようになったという。

米国農務省は(USDA)は、ピンクスライムの安全性について問題ないとの見解を提示している。また、USDAは、学校給食にピンクスライムを導入する計画も進めているという。

他方、一連の騒動を受けて、2012年2月以降、これまでピンクスライム肉を使用してきたマクドナルド・ハンバーガーなどの企業がピンクスライム肉の利用をやめる旨を相次いで表明しており、4月初頭には食肉加工事業者「AFA Food」が米連邦破産法の摘要を申請するなど、各方面で波紋を広げている。

関連サイト:
‘Pink Slime’ in School Lunches: Is It Really That Bad? - TIME.com(英語)
Gov’t purchasing millions of pounds of ‘pink slime’ beef for school lunches - THE DAILY CALLER(英語)

メガソーラー発電所

読み方:メガソーラーはつでんしょ
別名:大規模太陽光発電所
別名:大規模太陽光発施設
別名:メガソーラー

発電出力が1メガワット(1000キロワット)を超える大規模な太陽光発電所の総称。数万枚の太陽電池モジュールを配置し、一般家庭にして数百件分の消費電力を生産する。

日本国内では2020年までに約30ヵ所でメガソーラー発電所を建設する事が計画されている。既に稼動しているメガソーラー発電所の例として、東京電力が2011年8月に運転を開始した浮島太陽光発電所、同じく2011年12月に運転を開始した扇島太陽光発電所、東北電力が2011年12月に運転を開始した八戸太陽光発電所などがある。

また、2012年3月12日現在までに、シャープやソフトバンクなどがメガソーラー事業に参入する意向を表明している。

関連サイト:
日本でも動き出したメガソーラー - みずほ情報総研

再生可能エネルギー全量買い取り制度

読み方:さいせいかのうエネルギーぜんりょうかいとりせいど
別名:再生可能エネルギーの全量買い取り制度
別名:再生可能エネルギーの全量買取制度

太陽光発電や風力発電に代表される再生可能エネルギー(新エネルギー)の買取りを電力会社に義務づける制度。2009年11月に発足した経済産業省のプロジェクトチームが枠組みを取りまとめた。

経済産業省のプロジェクトチームが取りまとめた再生可能エネルギー全量買い取り制度の大枠では、太陽光発電、風力発電、3万キロワット以下の中小水力発電、地熱発電、バイオマス発電といった、実用化されている再生エネルギー利用発電全般が対象とされている。

2009年11月時点では太陽光発電を対象とした「太陽光発電の余剰電力買取制度」が実施されている。

関連サイト:
再生可能エネルギーの全量買取制度の大枠について - 経済産業省

人間の鎖

読み方:にんげんのくさり
別名:ヒューマンチェーン
別名:ヒューマンチェイン
英語:human chain

デモ活動などで、大勢の参加者が手をつなぐ行為。社会的連体をアピールし、要求や抗議の意を示すなどの目的で行われる。

人間の鎖は、多くの場合、訴えかける相手機関の施設を包囲したり、特定の場所を始点・終点として二点間を結んだり、といった形で行われることが多い。示威活動としては平和的な性格を持つ手法であり、抗議活動の他に、災害の被災者を応援するイベントなどで行われる場合もある。

クラスナ・ホルカ

別名:クラスナ・ホルカ城
別名:Hrad Krásna Hôrka
英語:Krasna Horka

スロバキアに所在する古城。14世紀の文献に、既にクラスナ・ホルカへの言及が見られるとされる。同国の文化遺産に指定されている。

クラスナ・ホルカは2011年4月に一般公開された。2012年3月10日に、失火によって大規模な火災が発生し、屋根部分などが激しく損傷したと、BBCニュースやロイター通信が伝えた。

関連サイト:
Slovakia's Krasna Horka castle destroyed in fire - BBC News 11 March 2012
スロバキア東部の古城で火災、少年2人のたばこが原因か - ロイター 2012年 03月 12日