新語時事用語辞典とは?

2012年3月15日木曜日

ビール検定

別名:ビア検
別名:びあけん

サッポロビール株式会社が設立した「日本ビール文化研究会」により実施される、ビール文化に関する検定試験。

サッポロビールは2012年3月14日に日本ビール文化研究会の設立を発表した。その中で、「ビール文化を発展・普及させること」を目的として、ビール検定などの活動を推進すると述べている。

ビール検定は、ビールの歴史・製法・原料・種類といった基礎知識から、ビールをおいしく味わうこつ、ビールの薀蓄などといったビール関連知識が問われる。2012年3月現在、第1回ビール検定試験が2012年9月に実施される予定と発表されている。3級と2級が受験可能であり、1級は2級合格を受験資格とするため実施されない。

関連サイト:
一般社団法人 日本ビール文化研究会の設立について - サッポロビール株式会社
日本ビール検定

モンキードッグ

野生のサルが農作物を荒らす「猿害」への対策として導入される、猿を追い払う訓練を受けた犬。いわゆる害獣駆除犬の一種。

モンキードッグは、猿を識別して威圧する訓練や、人に危害を与えず指示に従う訓練などを受けた犬を指す。犬種は様々である。

刑事補償金

読み方:けいじほしょうきん

刑事補償において支払われる損害賠償金。被疑者として抑留・拘禁・拘置などの待遇を受けた者が、その後の裁判において無罪と決定した場合に、拘禁・拘置などを受けたことで被った害を賠償する国家補償。

刑事補償は「刑事補償法」において規定されており、刑事補償金についても同法の中で規定されている。

抑留・拘禁・懲役・禁錮などに対しては、「その日数に応じて、一日千円以上一万二千五百円以下の割合による額の補償金」が交付される。また、死刑が執行された場合は、「三千万円以内で裁判所の相当と認める額の補償金」が交付される。

1967年に茨城県利根町布川で2名が強盗殺人罪に問われ、約29年間身柄を拘束された後に再審で無罪が確定した件では、2012年3月に約1億3千万円の刑事補償金を支払うことが決定された。

関連サイト:
刑事補償法 - e-Gov

職域加算

読み方:しょくいきかさん
別名:職域加算部分
別名:職域加算額

公務員を対象とする被用者年金である「共済年金」で導入されている、年金に上乗せして支給する仕組み。

職域加算は年金の「3階建て」の例えで説明されることが多い。1階部分は基礎年金であり、2階部分は企業であれば厚生年金、公務員であれば共済年金が該当する。企業の場合はさらに企業年金を3階部分として持つ場合があることから、共済年金でも対応する3階部分として職域加算が導入された、という経緯がある。

今日では、職域加算は公務員優遇制度として批判される場合が多い。

2012年3月15日、政府は「社会保障と税の一体改革」の一環である「被用者年金一元化」において、2015年を目処に厚生年金と共済年金を統合する方針を固めたと発表した。15日の発表の中では、職域加算の廃止は決定されず、追って検討することとされた。

被用者年金一元化

読み方:ひようしゃねんきんいちげんか
別名:被用者年金の一元化
別名:被用者年金一本化

企業の従業員や官公庁の職員などが加入する「被用者年金」を一元化し、厚生年金に加入する一般会社員と、共済年金に加入する公務員との間の格差を正すこと。またはそうした構想。

被用者年金は大きく「厚生年金」と「共済年金」に分けられる。共済年金は「国家公務員共済組合」「地方公務員共済組合」「私立学校教職員共済」に分類される。加入している年金制度によって保険料率が1%前後異なり、制度上の格差となっていた。

被用者年金一元化は、政府による「社会保障と税の一体改革」の主要な改革案の一つとして進められている。2012年3月15日には、2015年を目処に被用者年金を厚生年金にそろえる形で一元化する方針が固められた。

なお、公務員には「職域加算」と呼ばれる加算制度があり、併せて廃止が検討されたが、2012年3月時点の枠組みでは結論は先送りされ、追って検討することになった。

関連サイト:
日本年金機構