新語時事用語辞典とは?

2012年4月13日金曜日

TPP参加交渉に向けて検討作業が進められている21項目(21分野)の一覧

内閣官房・国家戦略室が公開する「TPP協定交渉の分野別状況 2011年10月」の資料では、TPP参加交渉に向けて検討作業が進められている21分野が規定されています。

 1.物品市場アクセス
 2.原産地規則
 3.貿易円滑化
 4.SPS(衛生植物検疫)
 5.TBT(貿易の技術的障害)
 6.貿易救済(セーフガード等)
 7.政府調達
 8.知的財産
 9.競争政策
 10.越境サービス貿易
 11.商用関係者の移動
 12.金融サービス
 13.電気通信サービス
 14.電子商取引
 15.投資
 16.環境
 17.労働
 18.制度的事項
 19.紛争解決
 20.協力
 21.分野横断的事項
 

この21項目は、それぞれ担当する作業部会によって進められています。作業部会は24あり、いくつかの作業部会が同じ分野にまとめて扱われるなどしています。

関連サイト:
TPP協定交渉の分野別状況  2011年10月 - 内閣官房 国家戦略室

ヘグリグ油田

読み方:ヘグリグゆでん
英語:Heglig oil field

スーダンの南端部、南スーダンとの国境付近の町「ヘグリグ」にある、スーダン最大の油田。

ヘグリグ油田は、スーダンの石油資源の5割近くを占める豊富な油田とされる。スーダンも南スーダンも経済的に石油資源に依拠する割合が高く、双方がヘグリグ油田の所有権を巡って対立を深めている。

2012年4月、南スーダンは軍を派遣してヘグリグ油田を占拠し、スーダンが奪還するため派兵する事態に発展している。4月13日時点で、軍の衝突により数名の死傷者が出ており、戦争に発展することが危惧されている。

2012年4月20日に南スーダン軍がヘグリグ油田から軍を撤退させることを表明しており、戦争突入は一旦避けられる見通しとなっている。

日中FTA

読み方:にっちゅうエフティーエー
別名:日中自由貿易協定

日本と中国の二国間で締結される自由貿易協定(FTA)。2012年4月現在は案・構想の段階である。

2011年11月19日にバリ島で行われた「日中韓首脳会談」において、日本・中国・韓国の3ヵ国でFTAを締結するために協議を進めることが合意されたが、その後、韓国が反対に転じたことにより、交渉は「将来的な実現を目指す」程度の合意に留まったとされる。

2012年4月12日、日本政府は日中韓FTAの代わりに日中FTAを進める方針を明らかにした。

スマトラ島沖地震

読み方:スマトラとうおきじしん
インドネシアのスマトラ島の沖合いで発生する地震の総称。2004年にマグニチュード9.1の巨大地震が発生し、以来、毎年のようにマグニチュード7~8級の大規模な地震が発生している。2012年4月11日にもマグニチュード8.6の地震が発生した。

スマトラ島沖には海洋プレートの境界が存在し、インド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートの下に潜り込む活動により「ジャワ海溝」と呼ばれる海溝を形成している。少しずつ歪みを蓄積し、特定のタイミングでエネルギーが解放されることで大規模な地震が発生する。

スマトラ島沖地震の発生メカニズムは日本海溝で三陸沖地震が発生する仕組みと似た部分も多いとされる。島から見て海溝の外側で発生するアウターライズ地震も発生しやすいという。
2004年に発生したスマトラ島沖地震では「インド洋大津波」などと呼ばれる大津波が発生し、沿岸地域一体に壊滅的な被害をもたらした。

「スマトラ島沖地震」と同様に、地震多発地帯で過去に度々発生している地震を総称する呼称として「チリ地震」「ニュージーランド地震」(クライストチャーチ地震)、「トルコ地震」ならびに「三陸沖地震」などがある。