新語時事用語辞典とは?

2012年5月31日木曜日

歩行者用エアバッグ

読み方:ほこうしゃようエアバッグ

交通事故で自動車と歩行者が衝突した際に、歩行者を衝撃から保護する目的で搭載されたエアバッグ。2012年5月23日に、ボルボが世界初となる歩行者用エアバッグを発表した。

ボルボが発表した歩行者用エアバッグは、センサーが衝突の衝撃を感知した場合にボンネットの下から飛び出て膨らむ。ボンネットは10センチメートル程度上がり、エアバッグはフロントガラスを覆う形で広がる。

歩行者用エアバッグがボンネットを浮き上がらせることで、すぐ下のエンジンなどの固い部品に衝突することを回避できる。フロントガラスやその周辺の硬い部品への衝突もエアバッグで緩和し、歩行者が致命傷を受けることを回避しやすくなる。

歩行者用エアバッグは新型ボルボV40に搭載される。日本での発売は2013年春を予定しているという。

関連サイト:
ボルボ 世界初導入となる「歩行者用エアバッグ」の仕組みを公開 - ボルボ

企業用具説

読み方:きぎょうようぐせつ
別名:企業道具説

企業は所有者にとって利益を追求するための道具であるという考え方。米国の企業に多い考え方であるとされる。

ピークシフトプラン

別名:ピーク抑制型季節別時間帯別電灯

東京電力が提供する一般家庭向けの電気料金プラン。時間帯を夜間、昼間、昼の電力ピークの3つに区分し、夜間が従来の半額、昼のピークが従来の倍額になる。

利用者はピークシフトプランを利用して電力利用の時間帯をうまく調整すれば、電気料金の節約が図れる。電力会社側も電力需要ピーク時の電力消費量を抑えるピークシフトの推進を図ることができ、一石二鳥の効果が見込める。

ピークシフトプランは、7月~9月の夏季と、それ以外の時期で時間帯の区分が異なる。夏季は夜・昼・ピークの3区分、それ以外の時期はピーク時がなく夜間と昼間のみとなっている。

ピークシフトプランは2012年6月から導入されている。なお、季節と時間帯によって料金が異なる電気料金プランとしては「電化上手」(季節別時間帯別電灯)などもある。

関連サイト:
ピークシフトプラン - 東京電力

絞扼性神経障害

読み方:こうやくせいしんけいしょうがい

身体が締め付けられることによって生じる感覚神経の障害。身体の一部が強く、持続的に圧迫されることで、その部分を通っている神経の機能が麻痺したり損なわれたりする症状。

絞扼性神経障害の例としては、大腿部の圧迫によって生じる「外側大腿皮神経炎」などがある。外側大腿皮神経炎はきついズボンを穿いたり、ポケットに物を入れていたりすることで発生しうる。

外側大腿皮神経炎

読み方:がいそくだいたいひしんけいえん

大腿部の前外側を通っている神経(外側大腿皮神経)が圧迫されることにより生じる神経痛や異常感覚の症状。

外側大腿皮神経は大腿部の手前の感覚を得る機能を持つ感覚神経であり、しびれ、感覚が麻痺した感じ、あるいは痛みが生じる。筋肉の動きに関与する神経ではないため、運動機能を直接に損なうことはない。

外側大腿皮神経炎は、きついズボンを無理に穿いたり、前ポケットにものを入れっぱなしにしていたりすると発生しやすい。このような、締め付けによって生じる知覚神経の障害は「絞扼性神経障害」と呼ばれる。