新語時事用語辞典とは?

2012年7月20日金曜日

ラマダン

別名:ラマダーン

イスラム暦(ヒジュラ暦)における第9の月。コーランの定めに従い断食を行う期間として知られる。

ラマダンの期間中は、日の出から日没までの間に一切の飲食が禁じられる。代わりに、日没後から夜明けまでの間に軽食が取られる。ラマダンは宗教的苦難を追体験し、境遇を分かち合う意義があるとされる。

ラマダンは太陽暦として表すと年毎にずれて実施される。2011年には太陽暦の8月1日に始まり、2012年には同じく太陽暦の7月20日に始まっている。

マルチスズキ

別名:マルチスズキ・インディア
英語:Maruti Suzuki India

自動車メーカー・スズキのインドにおける子会社。本社はニューデリーにある。

マルチスズキはインド政府との合弁会社として発足し、後にスズキが株式の過半数を取得して子会社化した。軽自動車「スズキ・アルト」をベースとする小型・廉価なモデル「マルチ800」はロングセラーとなって15年以上も売れ続けた。マルチスズキはインドの自動車市場でトップに位置している。

2000年代半ば以降は、商用車を中心に製造していた自動車メーカー・タタ自動車が廉価さを売りに乗用車の市場へ本格的に参入していおり、マルチスズキを追い上げている。

関連サイト:
Maruti Syzuki

歩行発電

読み方:ほこうはつでん

地面に埋め込まれた発電装置により、その上を人が歩行することで発電する仕組みの通称。

歩行発電は、人などが発電装置を踏んだ際の圧力エネルギーなどを電力に変換する。従来は単なる通路であった場所をエネルギー生産の場に変える仕組みとして期待されている。

フルサービスエアライン

英語:Full Service Airline
英語:FSA

ローコストキャリア(LCC)との対比において、従来の航空会社やその旅客サービスを指す呼び名。レガシーキャリアと呼ばれる場合もある。

フルサービスエアラインは、充実した多様なサービスを提供している点を共通の特徴とする。例えば、ファーストクラスが用意されている、飲み物や機内食などが提供される、チケットの払い戻しが可能である、などの点はLCCにないメリットと言える。その反面LCCに比べて料金が割高である。

また、短距離・近距離を含め多種多様な路線を提供している点も、フルサービスエアラインの特徴の一つとなっている。

近年、LCCが数多く登場し、海外のLCCによる日本の空港への乗り入れや日本国内でのLCCの設立などが増えつつある中、フルサービスエアラインもいかにして競争に勝つか、あるいはいかにして競争を生き残るかが課題となっている。

新関西国際空港

読み方:しんかんさいこくさいくうこう
別名:新関西国際空港株式会社
別名:新関西国際空港会社
別名:新関空会社

関西国際空港と大阪国際空港の経営統合により、2012年4月1日に設立された事業者。空港施設と区別するために「新関西国際空港会社」のように表記される場合も多い。

新関西国際空港は、2011年に成立した特別法を根拠とし、政府の主導のもとに設立された。株式も政府が保有している。空港の統合は日本では初の試みである。

関西空港は埋め立て地に設置された大規模な空港で、24時間稼動できる点などを強みとする反面、埋め立て事業に費やしたコストが回収しきれずにいる。伊丹空港は大阪の都心部から近いという強みがあり、堅実な経営を続けているが、都心部近くに位置するため騒音問題がつきまとい、路線の拡大などが困難となっている。こうした異なる性格を持つ空港を一体的に運営することで、経営の効率化と収益性の向上を促進しようという狙いが新関西国際空港の設立の背景となっている。

 2012年7月に新関西国際空港による空港の運営が開始された。オープンスカイ戦略に乗った国際線のネットワークの拡大とローコストキャリア(LLC)の誘致、ターミナルビルの運営による増収などを推進していくという。

関連サイト:
新関西国際空港株式会社