新語時事用語辞典とは?

2012年8月21日火曜日

自動車爆弾

読み方:じどうしゃばくだん
別名:車爆弾
英語:car bomb

多量の爆弾を積み、それ自体爆弾として使用される自動車。

自動車爆弾は、即製爆発装置(IED)の一種に数えられる。自動車は多くの爆薬を積むことができる上に、ありふれた存在であるため比較的監視を潜り抜けやすい。

自動車爆弾は、一般的に、攻撃対象に接近または突入したところで爆発させる。遠隔操作で起爆する方式もあれば、乗員が直接に起爆する自爆テロ方式もある。

車爆弾はテロ行為における攻撃手段としてしばしば用いられる。2012年8月現在、内戦の続くシリアでは複数の自動車爆弾によるテロが相次いで発生し、数十名の死者、100名を超える負傷者を出している。

乙支フリーダムガーディアン

読み方:ウルチフリーダムガーディアン
別名:乙支フリーダムガーディアン演習
英語:Ulchi Freedom Guardian
英語:Ulchi Freedom Guardian exercise

 米国と韓国の間で8月から9月にかけて実施される合同軍事演習のコードネーム。コンピューターシミュレーションを駆使した大規模演習で、数万人規模の隊員が参加する。

乙支フリーダムガーディアンは、朝鮮半島における有事を想定した年次の演習である。2008年までは「乙支フォーカスレンズ」と呼ばれていた。2009年から現在の「乙支フリーダムガーディアン」に改称されている。

米国と韓国の合同軍事演習としては、毎年2月から3月にかけて実施されている「キーリゾルブ」もある。こちらは韓国軍だけでも20万人程度が参加する大規模演習となっている。

関連サイト:
U.S., South Korea to Begin Ulchi Freedom Guardian Exercise - 米国国防総省 プレスリリース 2011年8月15日

チェンマイ・イニシアチブ

英語:Chiang Mai Initiative
英語:CMI

東アジア諸国間で通貨を融通し合う通貨スワップ協定。タイのチェンマイで2000年5月に開催された財務大臣間の会合(ASEAN+3蔵相会議)で合意された。

チェンマイ・イニシアチブは当初、複数の二国間協定で構成されるネットワークという形で発足した。参加国はASEAN5ヵ国と日中韓の計8ヵ国である。

2010年3月に、チェンマイ・イニシアチブのマルチ化(CMIマルチ化)と呼ばれる契約内容の変更が行われ、協定が一本化されて多国間協定となった。この際、参加国はASEAN10ヵ国と日中韓の計13ヵ国(ASEAN+3)となっている。


関連サイト:
チェンマイ・イニシアティブ - 財務省
ASEAN+3蔵相会議共同声明(仮訳) - 財務省

キリス

英語:Kilis

トルコ南部、シリアとの国境に位置する都市。ジャスミン革命の余波を受けて勃発した、アサド政権と反政府勢力による内戦から逃れてきた人々などが多数、キリスに居る。

携帯電話遠投

読み方:けいたいでんわえんとう
別名:携帯電話の遠投
別名:携帯電話投げ
英語:mobile phone throwing
英語:mobile phone throwing contest
英語:cell phone throwing
英語:cell phone throwing contest

携帯電話を投げて、その飛距離や投げ方の美しさを競う競技。フィンランドで2000年に開始され、国際大会が毎年開催されている。

フィンランドはノキアが本拠を構える携帯電話産業の一大拠点である。フィンランドだけでなく、ノルウェー、オランダなど各国でも大会が実施されている。

携帯電話遠投の公式大会では、遠投の距離を競うオリジナル部門、3名のチームで競うチーム部門、投げ方の振りを評価するフリースタイル部門、および12歳以下のジュニア部門で構成される。


2012年夏に催された大会では、いくつか100メートルを超える遠投記録が出ている。


関連サイト:
Mobile Phone Throwing World Championships