新語時事用語辞典とは?

2012年8月23日木曜日

日中韓新冷戦

読み方:にっちゅうかんしんれいせん
別名:韓中日新冷戦

領土問題を中心に日本、中国、韓国の3ヵ国間で生じている外交上の対立問題。竹島を巡る日本と韓国との対立、および、尖閣諸島を巡る日本と中国との対立が同時的に顕在化している状況を表す語。

2012年8月半ば頃から、韓国紙・朝鮮日報日本語版が、日中韓の領土問題を「新冷戦」と銘打ち、一連の問題を報じている。ただし、同紙は「韓中日新冷戦」の語順を使用している。


2012年8月10日に李明博が韓国大統領としてはじめて竹島に上陸し、さらに天皇陛下に対する謝罪要求発言をしたことで物議を醸した。これに対して日本は駐韓日本大使に大使召還を命じ、竹島問題について国際司法裁判所(ICJ)への提訴の意向を表した。


韓国側は8月23日、日本の野田首相から送られた親書を受け取らずに返送するという異例の対応をした。外務省はこれに対し「友好国の間では今まで聞いたことがない」と、すでに友好関係が危ぶまれているとも取れるようなコメントをしたとされる。


関連サイト:
韓中日新冷戦:前原政調会長「天皇は国家元首」 - 朝鮮日報日本語版 2012年8月23日
韓中日新冷戦:大統領府、野田首相の書簡を返送へ  - 朝鮮日報日本語版 2012年8月23日

震災障害者

読み方:しんさいしょうがいしゃ

震災の影響によって身体に障害を負った人。被災して障害を残し、障害者手帳が交付された人。

震災障害者の主な例としては、被災時に倒れてきた家具に手足を挟まれて切断を余儀なくされたり、長時間の圧迫によるクラッシュ症候群、心不全や腎不全といった内臓機能の障害、などが挙げられる。被災地では医療機関も被災し、適切な医療を受けることも困難となるため、一層困難な状況に陥りやすい。

神戸を拠点として震災障害者の支援を行っている「NPO法人よろず相談室」によれば、1995年に発生した阪神・淡路大震災では、最低でも300名、多くて2000名を超える人が震災障害者になったという。2011年に発生した東日本大震災では、2012年8月までに少なくとも60名以上の人が、震災障害者として障害者手帳の交付を受けたことが分かっている。

関連サイト:
震災障害者について - NPO法人よろず相談室