新語時事用語辞典とは?

2012年9月6日木曜日

車いすラグビー

読み方:くるまいすラグビー
別名:車椅子ラグビー
別名:ウィルチェアーラグビー
英語:wheelchair rugby

障碍者スポーツの一種で、車いすに乗って行われるラグビー競技。パラリンピック正式種目として採用されている。

車いすラグビーは4名で1チームが構成される。バスケットボール用のコートが使用され、ボールを投げたりドリブルをしたり、あるいは転がしたりして、相手陣地まで運べば得点となる。

車いすラグビーはタックルが認められており、パラリンピックの中でも激しいぶつかり合いがある競技として知られる。

胸椎骨折

読み方:きょうついこっせつ

背骨のうち肩から胸の高さの部分にある骨を骨折すること。骨折の中でも重傷の部類に含まれる。

胸椎には全部で12個の椎骨があり、上から第1胸椎~第12胸椎と呼び分けられる。たとえば第十胸椎を骨折した場合は「第10胸椎骨折」のように診断される。

胸椎の上には頚椎、胸椎の下には腰椎がつながっており、仙椎、尾椎を含め全体で脊椎を構成する。胸椎は椎骨の中でも、関節があって肋骨と繋がっているという特徴がある。



西ナイル熱

読み方:にしナイルねつ
別名:ウェストナイル熱
英語:West Nile fever

1937年にウガンダで確認された脳炎の一種。主に蚊によって媒介され、人間に感染する。

西ナイル熱に感染すると3日から2週間程度の潜伏期間を経て発症する。症状が軽い場合は、頭痛や発熱、筋肉痛などの症状を呈し、1週間程度で回復する。重症の場合は脳炎や髄膜炎の症状が現れ、昏睡や麻痺に陥ることがある。死に至る場合もある。

西ナイル熱はアフリカを中心に広がっていたが、1999年にアメリカ国内で初めて感染例が確認され、数年のうちに北米全土に広がった。2012年時点で感染例が確認されていない地域は飛び地であるハワイとアラスカのみであるという。

日本国内では、2012年8月時点でまだ西ナイル熱への感染例は報告されていない。米国で感染したと見られる男性が帰国後に患者と診断された例はあるが、西ナイル熱は人から人へ感染しないため、流行はしなかった。

関連サイト:
ウエストナイル熱/ウエストナイル脳炎とは - 国立感染症研究所

特定外来生物

読み方:とくていがいらいせいぶつ

外来生物のうち、特に人間の健康や在来種の生態系などに害を及ぼす、またはその可能性があるとされる生物のこと。特定外来生物被害防止法に基づき指定される。

特定外来生物は、原則として輸入、飼育栽培、移動などが禁止されている。野生化した個体を発見した場合に捕獲して持ち帰る、といった行為も禁止されている。国や自治体は必要に応じて野生化した個体の防除を行っている。

特定外来生物に指定されている生物の例として、カミツキガメ、ブルーギル、セアカゴケグモ、ミズヒマワリ、オオハンゴンソウなどがある。

関連サイト:
外来生物法について - 環境省自然環境局

オオハンゴンソウ

別名:大反魂草

北米原産のキク科の多年草。特定外来生物に指定されている。

オオハンゴンソウは、明治時代に園芸植物として日本に輸入され、後に野生化したとされる。繁殖力が高く、在来種の生態系の破壊が懸念されている。

環境省によれば、2009年までに鹿児島や長崎など数県を除く全国各地に野生化したオオハンゴンソウ個体が確認されている。日光や釧路湿原など、貴重な在来種が多く生息する地域で群生している例も見られる。

関連サイト:
特定外来生物の解説:オオハンゴンソウ - 環境省