新語時事用語辞典とは?

2012年9月18日火曜日

柳条湖事件

読み方:りゅうじょうこじけん
別名:9.18事変

1931年9月18日に、日本の統治下における満州・柳条湖において満州鉄道の線路が一部爆破された事件。

柳条湖事件を契機として、日本の関東軍は中国に対し出撃した。関東軍は軍事行動の末に中国東北地方を占領した。この一連の流れは満州事変の呼び名で知られている。

当初、柳条湖事件は張学良を首謀者とする中国の賊軍が起こしたものとされていたが、後の研究では関東軍の参謀であった板垣征四郎、および石原莞爾が首謀者であるとする見解が有力となっている。

中国においては、満州事変は日本による中国侵略の象徴的事件とする認識があり、柳条湖事件の発生した9月18日は特に反日意識の強まりやすい機会となっている。2012年9月18日現在、日本で尖閣国有化が行われて間もないこともあり、大規模な反日運動の勃発などが懸念されている。


ミカティ政権

読み方:ミカティせいけん
別名:ミーカーティー政権

ナジブ・ミカティが首相を務めるレバノン共和国の政権。一般的には、2011年6月に第66代首相に就任して以降の政権を指す。

ミカティ政権は、レバノンの武闘派政治団体・ヒズボラにより後押しされ樹立した政権とされる。イスラム教シーア派組織であるヒズボラのミカティ氏擁立の動きが活発化する中、スンニ派の住民による抗議デモも繰り広げられた。なお、ナジブ・ミカティ本人はスンニ派のイスラム教徒である。

ナジブ・ミカティは1980年代に起業してグループ企業を築いた経営者であり、世界でも有数の資産家としても知られている。

ヒズボラ

英語:Hezbollah

アラビア語で「神の党」を意味する語。複数の政治組織がヒズボラを名乗っているが、特にレバノンに本拠を置くシーア派の政治組織を指すことが多い。

レバノンのヒズボラは、指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)の下、自爆攻撃やゲリラ攻撃、要人の誘拐などをたびたび行っている。米国はヒズボラをテロ組織と見なしている。また、ヒズボラはイラン政府およびシリア政府と密接な関係を築いているとも言われている。2012年9月のシリア情勢下にあってはアサド政権を支持しているという。

2012年9月、米国で製作された映画がイスラム教を冒涜するものであるとして、イスラム圏各国の米国大使館などで抗議デモが行われた。9月11日頃に始まり、9月18日現在まで断続的に続いている。ヒズボラはこれらの抗議活動において主導的立場にある。

日本遺族会

読み方:にほんいぞくかい

いわゆる「大東亜戦争」の戦没者遺族による全国的組織として創設された団体。1947年に設立された。

全国団体としての日本遺族会は1953年に財団法人となった。日本遺族会の下に、各都道府県にそれぞれ独立した組織としての遺族会が結成されている。

2012年9月現在、財団法人日本遺族会の会長は尾辻秀久が務めている。尾辻秀久は鹿児島県遺族会の会長でもある。

2012年9月18日には日本遺族会の創立65周年記念式典が催された。会には天皇皇后両陛下も臨席されている。

関連サイト:
財団法人日本遺族会