別名:アイルワース版モナリザ
別名:若きモナリザ
英語:Isleworth Mona Lisa
イギリスのアイルワース(Isleworth)で見つかった、レオナルド・ダヴィンチの「モナリザ」によく似た肖像画の通称。16世紀頃の作。レオナルド・ダヴィンチが制作した可能性が指摘されている。
アイルワースのモナリザに描かれた女性は、服装、ポーズ、髪型、顔立ちや顔の角度など、さまざまな点において、フランス・ルーブル美術館の「モナリザ」と共通している。ルーブルのモナリザはやや年齢のいった容貌であるが、アイルワースのモナリザは妙齢の美貌であるという点が大きく異なる。そのため「若きモナリザ」の異名を持つ。
また、アイルワースのモナリザには、背景の両わきに柱が描き込まれている。
アイルワースのモナリザは長らく個人によって所蔵されていたが、近年レオナルド・ダヴィンチの作品であるか否かの鑑定が行われていた。鑑定を請け負ったモナリザ財団は、2012年9月、アイルワースのモナリザがレオナルド・ダヴィンチによる真作であるとの鑑定結果を発表した。
関連サイト:
Mona Lisa, Leonardo's Earlier Version - THE MONA LISA FOUNDATIO
新語時事用語辞典とは?
▼
2012年9月28日金曜日
戦後レジーム
読み方:せんごレジーム
別名:戦後体制
戦争が終結した後の国家の体制を指す語。特に、日本が太平洋戦争で敗戦した後に築かれた政治・社会上の諸々の体制を指す語。
日本の戦後の体制という意味での戦後レジームは、安倍晋三・第90代内閣総理大臣(当時)により用いられた。戦後レジームの意味・具体的内容は、2007年の国会答弁によれば、戦後の「憲法を頂点とした、行政システム、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交・安全保障などの基本的枠組み」とされる。
2006年に成立し2007年に解散した安倍晋三内閣は「戦後レジームからの脱却」をスローガンの一つとして掲げ、21世紀の時代に付いていけなくなっている諸体制を大胆に改革することの必要性を説いた。
なお「レジーム」はフランス語に由来する語で、(政治)体制、政権、といった意味を持つ。「アンシャン・レジーム」(ancien régime)のように、1個の用語を成す場合に用いられることが多い。なお、安倍晋三が「戦後レジーム」という用語を使用した際は、カタカナ語をむやみに使用していると批判する見解も見られた。
関連サイト:
安倍内閣総理大臣記者会見 - 2006年12月19日
経済財政改革の基本方針二〇〇七に関する質問主意書
別名:戦後体制
戦争が終結した後の国家の体制を指す語。特に、日本が太平洋戦争で敗戦した後に築かれた政治・社会上の諸々の体制を指す語。
日本の戦後の体制という意味での戦後レジームは、安倍晋三・第90代内閣総理大臣(当時)により用いられた。戦後レジームの意味・具体的内容は、2007年の国会答弁によれば、戦後の「憲法を頂点とした、行政システム、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交・安全保障などの基本的枠組み」とされる。
2006年に成立し2007年に解散した安倍晋三内閣は「戦後レジームからの脱却」をスローガンの一つとして掲げ、21世紀の時代に付いていけなくなっている諸体制を大胆に改革することの必要性を説いた。
なお「レジーム」はフランス語に由来する語で、(政治)体制、政権、といった意味を持つ。「アンシャン・レジーム」(ancien régime)のように、1個の用語を成す場合に用いられることが多い。なお、安倍晋三が「戦後レジーム」という用語を使用した際は、カタカナ語をむやみに使用していると批判する見解も見られた。
関連サイト:
安倍内閣総理大臣記者会見 - 2006年12月19日
経済財政改革の基本方針二〇〇七に関する質問主意書
雁行割れ目
読み方:がんこうわれめ
複数箇所で一列に連なって生じた地面の割れ目。雁が並行して飛ぶ様子にたとえたもの。
雁行割れ目は断層などが互いに異なる方向にずれた場合に生じやすい。断層が前後にずれると地盤に回転が加わり、斜め向きの割れ目となる。
AFP通信は、2012年9月26日付けで「Nature」に掲載された論文「Unusual Indian Ocean earthquakes hint at tectonic breakup」において、インド・オーストラリアプレートの中ほどで雁行割れ目が生じたという見解を紹介している。この雁行割れ目はインド・オーストラリアプレートが分裂しつつある兆候を示すものであるという。
関連サイト:
Unusual Indian Ocean earthquakes hint at tectonic breakup - Nature.com
複数箇所で一列に連なって生じた地面の割れ目。雁が並行して飛ぶ様子にたとえたもの。
雁行割れ目は断層などが互いに異なる方向にずれた場合に生じやすい。断層が前後にずれると地盤に回転が加わり、斜め向きの割れ目となる。
AFP通信は、2012年9月26日付けで「Nature」に掲載された論文「Unusual Indian Ocean earthquakes hint at tectonic breakup」において、インド・オーストラリアプレートの中ほどで雁行割れ目が生じたという見解を紹介している。この雁行割れ目はインド・オーストラリアプレートが分裂しつつある兆候を示すものであるという。
関連サイト:
Unusual Indian Ocean earthquakes hint at tectonic breakup - Nature.com