新語時事用語辞典とは?

2012年11月20日火曜日

海底断層

読み方:かいていだんそう
英語:submarine fault

海底に存在する断層。大陸プレートの境界と同様、海底地震の震源となり得る。東日本大震災の影響などもあり、調査・研究が急がれている。

海底地震はプレートがぶつかって押し合い、沈み込み、その過程において歪みが蓄積されるという、プレートテクトニクスの理論に基づく発生メカニズムが広く知られている。プレートの境界は太平洋側に集まっており、海底地震のリスク源としては南海をはじめとする太平洋側の海域がもっぱら注目されてきた。

近年、太平洋側に比べて顧みられることの少なかった日本海側の海域における地震発生メカニズムや地震発生リスクの評価が進められている。東日本大震災の発生を契機として、その取り組みはより急がれている。

青森県下北郡では2008年に大間原子力発電所(大間原発)の建設が着工されているが、2012年10月、原発所在地の南西の沖数十キロメートルの地点に、長さ十キロメートル以上にもおよぶ海底断層の存在することが明らかになっている。

ヨハネ・パウロ2世像

別名:ヨハネ・パウロ二世像
別名:教皇ヨハネ・パウロ2世像
英語:Pope John Paul II Statue

2005年に亡くなったローマ教皇ヨハネ・パウロ2世を象った像。とりわけ、2011年5月にローマのテルミニ駅前に設置されたブロンズ像を指すことが多い。

テルミニ駅前のヨハネ・パウロ2世像は、全高約5メートル、マントを羽織り、人を包み込むように左手側のマントを開いている。マントの内側は空洞になっている。

テルミニ駅前のヨハネ・パウロ2世像は2011年に設置された当初から酷評された。AFPBBニュースは、像を「ムッソリーニかバットマンのようで目障り」と評する意見を紹介している。ブロンズ像は改修されることとなり、2012年11月に改めてお披露目されることとなった。

関連サイト:
Revamped statue of Pope John Paul II unveiled after original was branded a 'bomb' by the Vatican's own art critic - the Daily Mail, 19 November 2012

カムランド

別名:KAMLAND

岐阜県飛騨市内に所在するニュートリノ観測施設。東北大学が運営している。

ニュートリノ観測施設としては、2002年ノーベル物理学賞受賞者・小柴昌俊の主導プロジェクトであるカミオカンデ、およびスーパーカミオカンデがよく知られている。カミオカンデやスーパーカミオカンデは、主に宇宙空間から飛来するニュートリノの観測を目的としているが、カムランドは地球内部から出てくるニュートリノや、遠方の原子力施設から飛来するニュートリノなどを主に観測対象としているという。

カムランドの検出器は地下1000メートルの位置にある。かつてカミオカンデが設置されていた跡地に所在し、スーパーカミオカンデとは徒歩5分程度の距離にあるという。

関連サイト:
KAMLAND - 東北大学