新語時事用語辞典とは?

2012年11月29日木曜日

福島復興本社

読み方:ふくしまふっこうほんしゃ

東京電力福島第一原子力発電所(1F)の事故後対応の拠点として設立する事業者。2012年11月7日に設置構想が発表された。福島復興本社の呼び名は仮称として扱われている。

福島復興本社は、原発事故によって被害をうけた地域住民への対応を主な業務とする。特に、除染作業や賠償などが主となる。福島復興本社を福島県内に置くことで、各業務の統合・連携強化、迅速な対応、地元本位の経営などが期待できるとされる。

東京電力は、2012年11月7日に、福島復興本社を2013年1月を目処に設立すること、その準備のために「福島復興本社設立準備室」を設置したことを発表した。11月29日には、福島復興本社を福島県楢葉町の「Jヴィレッジ」に置くと発表した。

関連サイト:
「福島復興本社設立準備室」の設置について - 東京電力プレスリリース 2012年11月7日

ヴィーダ湖

読み方:ヴィーダこ
別名:レイクヴィーダ
英語:Lake Vida

南極大陸、ヴィクトリアランド東部の氷床の下に存在する湖。塩分濃度が高く、海水以上とも言われている。また、分厚い氷床に覆われているため光もほぼ全く射さないと見られている。

米国のインターネットメディア「WIRED」は、2012年11月、ヴィーダ湖から採取した塩水から活動する微生物を発見したという研究者の発表を紹介している。3000年以上、光も酸素もほぼ皆無の、温度は常に氷点下の環境で活動を続けていたのだという。

関連サイト:
南極の氷下湖から多様な微生物を発見 - WIRED NEWS 2012年11月29日

石原グランドチルドレン

読み方:いしはらグランドチルドレン

石原慎太郎が率いる「日本維新の会」から出馬する新人議員を揶揄した言い方。石原慎太郎の人気にあやかって衆議院選挙に当選した、政治家としての経験は乏しい議員といった意味合いを含む。

2012年11月28日付の読売新聞記事は、高村正彦自民党副総裁が「石原グランドチルドレン」の語を使用したことを報じている。

石原グランドチルドレンと同種の表現は、これまでにも「小泉チルドレン」や「小沢ガールズ」などの例がある。2012年に大阪維新の会が国政進出を表明した際には、「橋下ベイビーズ」の語が登場した。いずれも、立候補者本人の政治家としての能力よりも、その所属政党や党代表に期待が寄せられ多くの票を勝ち取ったような新人議員を指している。

石原グランドチルドレンは、石原新党が橋下徹の「日本維新の会」と合流して誕生した背景から「橋下ベイビーズ」の異称であることになる。橋下徹は2012年11月時点で43歳、石原慎太郎は同じく80歳であり親子ほど年が離れている点も踏まえられた表現といえる。

昇地三郎

読み方:しょうちさぶろう
別名:曻地三郎

北海道生まれの教育学者、医学博士、文学博士。福岡教育大学名誉教授、社会福祉施設「しいのみ学園」の創設者。1906年生まれで、2012年11月現在も存命。存命どころか100歳を超えて世界一周に乗り出すなど精力的に活動している。

昇地三郎は真っ赤なスーツにベレー帽など、独特の服装をしていることでも知られている。2012年11月28日に開かれたベストドレッサー賞の授賞式では、昇地三郎にベストドレッサー特別賞が授与された。106歳の昇地三郎は黄色にジャケットで矍鑠として授賞式に臨んでいる。