新語時事用語辞典とは?

2013年1月26日土曜日

売出株式

読み方:うりだしかぶしき
別名:売出株
別名:売出し

既に発行されている株式のうち、大株主の保有株式を不特定多数の投資家へ売り出す株式のこと。売出株、売出しともいう。

売出株式は、証券会社を通じ、市場価格の2%から5%程度安価で購入できる。証券会社では売出株式の購入希望者を募り、抽選により購入者を決定する。なお、金融商品取引法施行令第二十六条の六により、購入予定者がその銘柄を空売りすることが禁じられている。

ちなみに、売出株式は公募とは異なる。公募は、上場企業が不特定多数の投資家へ増資の応募を求めることである。

関連サイト:
金融商品取引法施行令

季節株

読み方:きせつかぶ

季節要因によって株価が上下する銘柄の総称。一般的には株価が上昇する銘柄を指すことが多い。

季節株を構成する銘柄には、エアコンや暖房器具のメーカーや、ビールや清涼飲料水のメーカー、衣料品メーカー、旅行会社などが挙げられる。また、エアコンや暖房器具の部品を製作している精密機器、ビールや清涼飲料水の缶を生産している製缶業、紡績業、航空会社、ホテルなどの銘柄も季節株に含まれる。

季節株は、市場心理の働きにより上昇し、業績予想の上方修正などが発表されると一段高する場合が多い。

なお、冷夏や暖冬の時は、季節株の相場は軟調に推移することが多い。

インフレ圧力

読み方:インフレあつりょく

物価を継続的に上昇させる要因が、物価上昇するように強く働きかけていること。

インフレ圧力は、食品や衣料、原油価格などが値上がりすることで強まることが多い。ただし、台風の被害で一時的に野菜の価格が上昇するようなケースでは、インフレ圧力が強まることはない。

一般的にインフレ圧力が強まると、その国の中央銀行は、金利を引き上げることが多い。金利の引き上げは、企業の投資を抑える効果があり、その結果、インフレ圧力を抑えることができる。

デフレ圧力

読み方:デフレあつりょく

物価を継続的に下降させる要因が、物価下降するように強く働きかけていること。

デフレ圧力は、食品や衣料、原油価格などが値下がりすることで強まることが多い。日本においては、韓国製や中国製の安価な電気製品などがデフレ圧力のひとつになっている。

一般的にデフレ圧力が強まると、その国の中央銀行は、金利を引き下げることが多い。金利の引き下げは、企業の投資を促進する効果があり、その結果、デフレ圧力を抑えることができる。

ルクセンブルグフラン

英語:Luxembourgish franc
別名:LUF
ルクセンブルグで用いられていた通貨単位のこと。

ルクセンブルグフランは、ルクセンブルグが欧州連合(EU)に加盟する2002年まで流通していた。ルクセンブルグフラン通貨は、Banque centrale du Luxembourg(ルクセンブルグ中央銀行)が発行していた。

ルクセンブルグフランは、ISO 4217ではLUFと表記する。LUがルクセンブルグの国のコード、Fが通貨を表している。

関連サイト:
Banque centrale du Luxembourg - (英語)