新語時事用語辞典とは?

2013年6月14日金曜日

運動誘発性肺出血

読み方:うんどうゆうはつせいはいしゅっけつ
別名:EIPH
英語:exercise-induced pulmonary Hemorrhage

馬が全力疾走などの激しい運動をした後に、鼻から出血すること。主に高血圧によって肺の毛細血管に異常が起きて出血が生じるといわれている。競走馬に発生する場合がほとんどで、それ以外の馬にはあまり見られない症状である。

運動誘発性肺出血は競走馬が全力疾走した後に生じる場合が多い。運動誘発性肺出血が発生した場合、その馬の走る能力が著しく低下するといわれている。

また2013年現在、運動誘発性肺出血の仕組みは未だに解明されていない。したがって有効な治療法なども確立していないのが現状である。

プリズム

英語:PRISM surveillance
英語:PRISM surveillance program

米国家安全保障局の情報監視プログラム。

主にインターネット上のやり取りを監視するシステムによって、アメリカ政府がグーグルやヤフー、あるいはフェイスブックやツイッターなどのサーバーから、大量の情報を収集していたとされている。

アメリカ政府が個人データにアクセスし、情報を収集しているとアメリカとイギリスのメディアが報道し、プログラムの存在が明らかになった。また両メディアに情報を提供したエドワード・スノーデン氏はNSAとCIAで働いていた人物だった。

またアメリカ政府は、インターネットだけでなく、AT&Tやベライゾンといった通信会社のデータも収集しているとされる。

プリズムが明らかになったことに対し、グーグルやフェイスブックは関与を否定している。また、EUの高官は、プリズムが市民のプライバシー権などに抵触すると指摘し、今後のアメリカとEUの協力関係に影響を与える可能性を懸念している。

出前授業

読み方:でまえじゅぎょう
別名:出張授業

民間企業に勤める人や弁護士といった社会人講師が、小中学校に出向いて特別に行う授業、またはその特別授業をすること。特にその企業や個人が得意とする分野、あるいはキャリア形成などを中心的なテーマにすることが多い。

一般的に社会人講師は、自身の経験などから得たノウハウなどを活かして授業を行う。授業を通して子どもたちに理科や社会などに興味を持ってもらうことや、勉強したことが、どのように社会の役に立つのかを理解させることなどを主な目標にしている。

また企業は出前授業を自社のCSRの一環として位置づけているところもある。今後を担う子どもたちを企業が育成する取り組みを通して、社会への貢献を図ろうという姿勢が見られる。

新しい人権

読み方:あたらしいじんけん

日本国憲法に個別の権利として明記されていないが、一般的な人権として保障されるべきだとされる権利。

新しい人権には、環境権やプライバシー権、あるいは知る権利などが含まれる。日本は、戦後の経済発展によって、社会構造や人々の生活様式などが変化している。その変化に伴い、憲法では規定されていない新たな種類の問題が生じるようになったことで新しい人権の概念が生まれたとされる。

2013年現在は、一般的に新しい人権を肯定する説が通説とされる。しかし新しい人権をめぐっては学説の対立があり、既存の憲法の条文を組み合わせることで、十分にその権利が憲法によって保障されているとする説もある。

2013年6月現在、新しい人権を憲法に加えることが議論されている。