新語時事用語辞典とは?

2013年6月24日月曜日

エトナ火山

読み方:エトナかざん
別名:エトナ山
英語:Mount Etna
英語:Mt. Etna

南イタリアのシチリア東岸にそびえる火山。標高は約3300メートル。50万年ほど前から現在に至るまで火山活動を続けており、2013年現在もなお噴火などの活発な火山活動が続いている。

エトナ火山は、火山活動に関する世界最古の文書記録を持つ山でもある。エトナ火山の活動について記した文書のうち古いものは、2700年前まで遡ることができるという。

エトナ火山は2013年6月に、日本の富士山などと共に、ユネスコの世界遺産に登録された。

関連サイト:
Mount Etna - UNESCO World Heritage Centre

開城史跡群

読み方:ケソンしせきぐん
読み方:かいじょうしせきぐん
英語:Historical Relics in Kaesong
英語:Historic Monuments and Sites in Kaesong

北朝鮮南部の開城市周辺にある史跡の総称。2013年6月にユネスコの世界文化遺産に登録されることが決まった。

開城史跡群は10世紀~14世紀にかけて朝鮮半島に存在した高麗の歴史的・文化的史跡である。開城は高麗の首都であった。

なお、開城には南北朝鮮が共同で設置した開城工業団地もある。

関連サイト:
Historic Monuments and Sites in Kaesong - UNESCO World Heritage Centre

スーパームーン

英語:super moon

月が地球に最接近した位置で見られる満月の通称。

月の公転軌道は真円ではなく、わずかに楕円形をしている。最も近い位置(近地点)と最も遠い位置(遠地点)の距離の差は約5万キロメートルといわれている。地球と月との距離はおおよそ35万~38万キロメートルであるから、13~14パーセント程度の差が生じていることになる。

地上から見えるスーパームーンの見かけ上の大きさは、遠地点の月に対し十数パーセントほど増すという。明るさは三割増しになるとされる。

2013年6月現在から最も近い時期に観測できる次のスーパームーンは2014年8月であるとされる。

サイバーナイフ

英語:cyber knife

アキュレイ・インコーポレイテッドが開発した、X線を使用した放射線手術装置の名称。放射線の照射により患部のがん細胞を死滅させる。「サイバーナイフ」は同社の登録商標である。

ちなみに、ガンマ線を用いた放射線療法および放射線照射装置は「ガンマナイフ」と呼ばれる。放射線治療には、X線やガンマ線の他に重粒子線、陽子線などを使用する方式がある。

プロスタグランディン

別名:プロスタグランジン
英語:prostaglandin

痛みおよび炎症の原因物質として知られる生理活性物質。プロスタグランディンが過剰分泌されることで患部の痛覚が脳に伝達され、痛みを感じるとされる。鎮痛薬(痛み止めの薬)の一グループである非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)は、プロスタグランディンの生合成を阻害することで痛みを緩和している。

痛みの原因物質としてはプロスタグランディンの他にブラジキニンも知られている。ブラジキニンには発痛や血管拡張の作用を持ち、患部の腫れや発熱、疼痛などを引き起こす。