新語時事用語辞典とは?

2013年9月17日火曜日

半沢直樹

読み方:はんざわなおき

2013年7月にTBS日曜劇場で放送が開始されたテレビドラマのタイトル、および、同作品の主人公の名前。池井戸潤原作の小説シリーズが基となっており、小説の主人公も同名。

主人公・半沢直樹はメガバンクに勤務する銀行員であり、業界とその周辺にはびこる不正、銀行内外の巨悪に対して果敢に立ち向かう。一見、爽やかで穏やかな風貌・人となりであるが、敵を追い詰める時は一転して鬼気迫る。

テレビドラマ・半沢直樹は、同時期のテレビドラマの中では群を抜いて高い視聴率を記録している。2013年9月15日に放送された回では視聴率が35パーセントを超え、瞬間的に40パーセントをも超えたとされる。

主人公半沢のセリフ、「やられたらやりかえす、倍返しだ」は、流行語となっている。

金氏朝鮮

読み方:きんしちょうせん
読み方:きむしちょうせん
別名:キム氏朝鮮

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の国家主席が金日成・金正日・金正恩と三世代にわたり血族に継承されており、事実上の世襲制となっている、という点に特に焦点を当て、かつて朝鮮半島を統べていた「李氏朝鮮」になぞらえた呼称。

金氏朝鮮の呼び名は、北朝鮮が民主主義国家ではなく、元ネタである李氏朝鮮と同じ王朝であるというニュアンスが色濃い。多分に揶揄が込めれれた表現であり、敢えてこの呼称を用いるにも注意を要する。

北朝鮮では、2012年に金正日が死去した後、息子の金正恩が朝鮮労働党の第1書記に就く段階で、朝鮮労働党の規範である「党の十大原則」を改定して世襲を正当化する内容が盛り込まれていたと報じられている。この改定が報じられた後、王朝体制の実現あるいは回帰といった意味合いで「金氏朝鮮」の呼称が用いられるケースがしばしば見られた。

関連サイト:
党10大原則改正は昨年4月―北朝鮮 - 世界日報 2013年8月13日

在特会

読み方:ざいとくかい
別名:在日特権を許さない市民の会

韓国・朝鮮籍のまま日本に在留している人々(「在日韓国・朝鮮人」)に対してあてがわれている永住権・各種保護施策などの待遇(在日特権)は不当な優遇措置である、として、在日問題の世間への提起と在日特権の廃絶のため活動している団体。2006年に発足した。

在特会は、いわゆる在日問題において、在日韓国・朝鮮人を排斥する立場の代名詞的存在として言及されることがある。ただし、2013年現在しばしば報じられる各地の「反韓デモ」などは、必ずしも全てが在特会の主宰というわけではない。

在日韓国・朝鮮人に対する差別視をやめさせるべく活動している「レイシストをしばき隊」などは、在特会とは対立する立場にあるといえる。

関連サイト:
在日特権を許さない市民の会