英語:François Englert
ベルギーの物理学者。ブリュッセル自由大学名誉教授。「ヒッグス粒子」の提唱者のひとり。
1960年代半ばにピーター・ヒッグスが存在を予言しヒッグスの名が冠せられている「ヒッグス粒子」であるが、フランソワ・アングラールもピーター・ヒッグスとほぼ同時にヒッグス粒子の存在を予見する論文を発表している。ピーター・ヒッグスとフランソワ・アングラールは共にヒッグス粒子の提唱者として並び称される。
ヒッグス粒子は物質に質力、重力を与えるはたらきがあると考えられている。2010年代に入るまでヒッグス粒子の存在は確認されていなかったが、2011年にヒッグス粒子の存在の痕跡を示す観測結果が検出されたことで、理論が検証されつつある。
ヒッグス粒子は未発見の最後の粒子とも呼ばれている。ヒッグス粒子の存在が実証されることは、素粒子理論ひいては現代物理学の標準理論が完成することでもある、とされる。
2013年10月、ピーター・ヒッグスとフランソワ・アングラールの2名がノーベル物理学賞受賞者として発表された。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physics 2013 - Nobelprize.org
新語時事用語辞典とは?
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2013年10月10日木曜日
ピーター・ヒッグス
英語:Peter Higgs
英語:Peter W. Higgs
英語:Peter Ware Higgs
英国の物理学者。エディンバラ大学名誉教授。「ヒッグス粒子」の存在を予言したことで広く知られる。2013年ノーベル物理学賞受賞。
ヒッグス粒子は物質に質量を与えるはたらきを持つとされている。1960年代にピーター・ヒッグスによって理論的にその存在が予見され提唱されるも、2010年代までその存在は確認されず、「最後の未発見粒子」などと呼ばれた。
2011年に、CERN(欧州原子核研究機構)が加速器「LHC」(大型ハドロン衝突型加速器)を用いた実験においてヒッグス粒子との存在の痕跡とみられる観測結果が出たと発表された。これによって、ピーター・ヒッグスの理論は広く一般の注目を集めた。
2012年に行われた実験でも、ヒッグス粒子が存在すると断言されるには至っていないが、ヒッグス粒子の存在が強く示唆されるという結果が得られている。
2013年ノーベル物理学賞には、ピーター・ヒッグスとほぼ同時期にヒッグス粒子の存在を予見する論文を発表したフランソワ・アングレール(François Englert)も選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physics 2013 - .Nobelprize.org
英語:Peter W. Higgs
英語:Peter Ware Higgs
英国の物理学者。エディンバラ大学名誉教授。「ヒッグス粒子」の存在を予言したことで広く知られる。2013年ノーベル物理学賞受賞。
ヒッグス粒子は物質に質量を与えるはたらきを持つとされている。1960年代にピーター・ヒッグスによって理論的にその存在が予見され提唱されるも、2010年代までその存在は確認されず、「最後の未発見粒子」などと呼ばれた。
2011年に、CERN(欧州原子核研究機構)が加速器「LHC」(大型ハドロン衝突型加速器)を用いた実験においてヒッグス粒子との存在の痕跡とみられる観測結果が出たと発表された。これによって、ピーター・ヒッグスの理論は広く一般の注目を集めた。
2012年に行われた実験でも、ヒッグス粒子が存在すると断言されるには至っていないが、ヒッグス粒子の存在が強く示唆されるという結果が得られている。
2013年ノーベル物理学賞には、ピーター・ヒッグスとほぼ同時期にヒッグス粒子の存在を予見する論文を発表したフランソワ・アングレール(François Englert)も選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physics 2013 - .Nobelprize.org
トーマス・ズュートホフ
別名:トーマス・ジュートホフ
別名:トマス・ジュートホフ
別名:トーマス・クリスティアン・ジュートホフ
英語:Thomas Südhof
英語:Thomas C. Südhof
英語:Thomas Christian Südhof
米国の生化学者。1955年、当時西ドイツ下のゲッティンゲンに生まれる。スタンフォード大学教授。
2013年、細胞内輸送の仕組みを解明した功績により、ジェームズ・ロスマン(James E. Rothman)ら2名と共にノーベル医学生理学賞受賞者に選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2013 - Nobelprize.org
別名:トマス・ジュートホフ
別名:トーマス・クリスティアン・ジュートホフ
英語:Thomas Südhof
英語:Thomas C. Südhof
英語:Thomas Christian Südhof
米国の生化学者。1955年、当時西ドイツ下のゲッティンゲンに生まれる。スタンフォード大学教授。
2013年、細胞内輸送の仕組みを解明した功績により、ジェームズ・ロスマン(James E. Rothman)ら2名と共にノーベル医学生理学賞受賞者に選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2013 - Nobelprize.org
ジェームス・ロスマン
英語:James Rothman
英語:James E. Rothman
米国の薬学者。1950年米国生まれ、イェール大学教授。専門は細胞生理学。
2013年、細胞内輸送の仕組みを解明した功績により、ランディー・シェクマン(Randy W. Schekman)、トーマス・ズュートホフ(Thomas C. Südhof)と共にノーベル医学生理学賞受賞者に選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2013 - Nobelprize.org
英語:James E. Rothman
米国の薬学者。1950年米国生まれ、イェール大学教授。専門は細胞生理学。
2013年、細胞内輸送の仕組みを解明した功績により、ランディー・シェクマン(Randy W. Schekman)、トーマス・ズュートホフ(Thomas C. Südhof)と共にノーベル医学生理学賞受賞者に選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2013 - Nobelprize.org
ランディー・シェクマン
別名:ランディ・シェクマン
英語:Randy Schekman
英語:Randy W. Schekman
米国の薬学者。1948年米国生まれ。カリフォルニア大学教授。専門は細胞生理学。
2013年、細胞内輸送の仕組みを解明した功績により、ジェームズ・ロスマン(James E. Rothman)、トーマス・ズュートホフ(Thomas C. Südhof)と共にノーベル医学生理学賞受賞者に選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2013 - Nobelprize.org
英語:Randy Schekman
英語:Randy W. Schekman
米国の薬学者。1948年米国生まれ。カリフォルニア大学教授。専門は細胞生理学。
2013年、細胞内輸送の仕組みを解明した功績により、ジェームズ・ロスマン(James E. Rothman)、トーマス・ズュートホフ(Thomas C. Südhof)と共にノーベル医学生理学賞受賞者に選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2013 - Nobelprize.org
マイケル・レビット
英語:Michael Levitt
米国の科学者。1947年南アフリカ生まれ。スタンフォード大学構造生物学教授。専攻は計算生物学。
2013年10月、マーティン・カープラス(Martin Karplus)、アリエ・ウォーシェル(Arieh Warshel)の2名と共に、「複合化学系のマルチスケールモデルの開発」の功績によりノーベル化学賞受賞者に選ばれた。
関連サイト:
The Nobel Prize in Chemistry 2013
米国の科学者。1947年南アフリカ生まれ。スタンフォード大学構造生物学教授。専攻は計算生物学。
2013年10月、マーティン・カープラス(Martin Karplus)、アリエ・ウォーシェル(Arieh Warshel)の2名と共に、「複合化学系のマルチスケールモデルの開発」の功績によりノーベル化学賞受賞者に選ばれた。
関連サイト:
The Nobel Prize in Chemistry 2013
マーティン・カープラス
英語:Martin Karplus
米国の理論化学者。コンピューターを駆使して複雑な化学反応を解析し結果を得る「計算化学」の礎を築いた先駆者として知られる。1930年オーストリア生まれ、ハーバード大名誉教授。
2013年10月に、同年のノーベル化学賞受賞者としてがマーティン・カープラスの名が発表された。受賞理由は「複合化学系のマルチスケールモデルの開発」(the development of multiscale models for complex chemical systems)である。
2013年ノーベル化学賞には、同じ受賞理由で、マーティン・カープラスと共に、マイケル・レビットとアリエ・ウォーシェルの2名も受賞者に選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Chemistry 2013 - Nobel Media AB
米国の理論化学者。コンピューターを駆使して複雑な化学反応を解析し結果を得る「計算化学」の礎を築いた先駆者として知られる。1930年オーストリア生まれ、ハーバード大名誉教授。
2013年10月に、同年のノーベル化学賞受賞者としてがマーティン・カープラスの名が発表された。受賞理由は「複合化学系のマルチスケールモデルの開発」(the development of multiscale models for complex chemical systems)である。
2013年ノーベル化学賞には、同じ受賞理由で、マーティン・カープラスと共に、マイケル・レビットとアリエ・ウォーシェルの2名も受賞者に選ばれている。
関連サイト:
The Nobel Prize in Chemistry 2013 - Nobel Media AB