新語時事用語辞典とは?

2013年10月17日木曜日

真榊奉納

読み方:まさかきほうのう
別名:真榊の奉納

神社へ真榊を供えること。あるいは、真榊料(御榊料)の名目にて金銭を納めること。

真榊は神社の祭壇に神具として奉献する榊の美称である。真榊奉納は神事への参加を意味する。

真榊に御幣を挟んだものを「玉串」という。神社に金銭を奉献する際には名目を「玉串料」とする場合も多い。なお真榊料と玉串料は祀りの儀式に献じる金銭であり、護符(御守など)の代金として献じる金銭は「初穂料」と呼ばれることが多い。

新聞やテレビなどの報道メディアは、毎年8月の終戦記念日、および靖国神社における秋の例大祭と秋の例大祭に、内閣総理大臣、国務大臣、国会議員などが靖国神社へ参拝する・した、あるいは参拝する代わりに真榊奉納を行った、といった話題をしばしば取り上げる。これらの時期に内閣総理大臣が靖国神社へ真榊奉納を行った場合、「外交上の配慮」に基づき参拝は見送り、代替手段として真榊奉納を行った、という解釈がなされる。また、真榊奉納が私費で行われたかどうか等も多く報道の言及対象とされる。

チェリャビンスク隕石

読み方:チェリャビンスクリいんせき
別名:チェリャビンスク・メテオ
別名:チェバルクリ隕石
別名:チェバルクリメテオライト
別名:チェバルクリミーティアライト
英語:Chelyabinsk meteorite
英語:Chebarkul meteorite

2013年2月15日にロシアのチェリャビンスク州に落下した隕石の呼び名。落下地点の一つであるチェバルクリ湖にちなんで「チェバルクリ隕石」とも呼ばれる。

2月15日の朝、チェバルクリ隕石はロシア東部に飛来し、西に向かって落下した。質量は推定10トン、大気圏に突入する前は1万トンほどあったと見積もられている。高度数十キロメートルの上空で崩壊したが、破片の一部が燃え尽きることなく地上に落下した。

NASAは、この10トンの隕石が上空で崩壊した際のエネルギーは広島に落とされた原子爆弾の30倍にも上ったとしている。隕石は衝撃波を放ちながら落下した。チェバルクリ隕石が輝きながら上空を横切っていく様子は多くの人々により撮影されている。

チェバルクリ隕石の落下の衝撃により、周囲の建物で窓ガラスが割れるなどし、1000名以上が負傷するなどの損害を受けた。落下の翌日、この時期は湖面が凍結しているチェバルクリ湖において、直径8メートル前後の穴が開いていることが確認された。穴の周囲で採取された鉱物片は、隕石であると断定された。


春の例大祭

読み方:はるのれいたいさい
別名:春季例大祭

神社が執り行う重要な祭事「例大祭」のうち、春に行われるもの。特に靖国神社が毎年の春秋に行っている例大祭のうち春季に行うものを指すことが多い。

靖国神社の秋の例大祭は毎年4月21 日から23日までの3日間にわたり執り行われる。秋の例大祭と同じく、勅使が天皇陛下による供物(御幣物)を献じ、御祭文が奏上される他、各種の奉祝行事が行われる。また祭事に先立ち清祓と呼ばれる清めの儀式が行われ、神官および祭具の一切が祓い清められる。

靖国神社の春秋の例大祭は、終戦記念日と共に、内閣総理大臣が靖国神社を参拝するか否かという観点から毎年のように報じられている。

春季に行われる例大祭としては、日光東照宮や伊勢神宮倭姫宮などもよく知られている。

関連サイト:
春季例大祭 - 靖国神社 祭事のご案内

秋の例大祭

読み方:あきのれいたいさい
別名:秋季例大祭

神社が執り行う重要な祭事「例大祭」のうち、秋に行われるもの。報道などでは、特に靖国神社が毎年の春秋に行っている例大祭のうち秋季のものを指すことが多い。

靖国神社の秋の例大祭は毎年10月17日から同20日までの4日間にわたり催される。勅使が天皇陛下による供物(御幣物)を献じ、御祭文が奏上される他、各種の奉祝行事が行われる。

靖国神社の春秋の例大祭は、「内閣総理大臣の靖国神社参拝」という外交上のトピックの関連から、新聞やテレビなどでも報じられる機会が多い。同じ話題は終戦記念日にも毎年取り上げられる。

靖国神社の他に、熊本市の藤崎八幡宮で行われる「藤崎宮の秋の例大祭」などもよく知られている。

関連サイト:
秋季例大祭 - 靖国神社 祭事のご案内

デソモルヒネ

別名:ジヒドロデオキシモルヒネ
英語:Desomorphine

薬物の一種。モルヒネの数倍に上る強い鎮痛作用があるとされる。非合法ドラッグとしても用いられ、通称「クロコダイル」とも呼ばれている。

デソモルヒネは他のドラッグに比べて安く入手でき、個人が合成することも比較的容易であるため、とりわけ貧困層の多い地域で流通することが多いとされる。しかしその成分や合成過程は多分に粗悪であり、総じて人体に対する毒性が極めて強い。

クロコダイルという呼び名の由来は常習者の皮膚が甚だしく荒れ、まるでワニのように爛れて変色するためだという説がある。クロコダイルは静脈注射で投与されるが、強毒性の物質が注入されることで注射部分を中心に皮膚や血管が強い炎症を起こす。毒性が全身の細胞組織を破壊すると共に、血流を阻害することで、壊疽を生じさせる。

デソモルヒネ中毒者の多くが数年のうちに四肢切断等の深刻な健康被害あるいは死に至っているという。

デソモルヒネは特に東欧で社会問題となっている。CNNによれば、2011年時点でロシアで10万人、ウクライナで2万人がデソモルヒネを服用したという。

関連サイト:
人体を内側からむしばむ薬物「クロコダイル」 米国に流入か - CNN.co.jp 2013.10.17