新語時事用語辞典とは?

2013年10月21日月曜日

カップルカフェ

別名:カップル喫茶
別名:同伴喫茶

男女同伴で、多くの場合は性的な行為を目的の一つとして利用される飲食店の通称。とりわけ、他のカップルの様子を鑑賞できたり、場合によっては相手交換(スワッピング)が可能であるような構造・システムを導入している施設。

カップルカフェは基本的に男女が連れ立って入店し、他のカップルが撫で合ったりしている様子を見て楽しむ、あるいは、見られている状況を刺激剤として楽しむ、といった利用方法が一般的とされる。店によってはスワッピングが可能であったり、カップルでなく単独入店が可能であったり、部屋も仕切りがあったりなかったりと、様子はさまざまである。見る・見られることを前提としており、基本的には盗み見ることを趣旨とするものではない。

徳洲会

読み方:とくしゅうかい

徳田虎雄を創業者とする医療法人。徳洲会グループの中核に位置する。同グループは「生命だけは平等だ」をモットーに、病院・診療所などの医療施設をはじめ、老人保健施設・福祉施設、教育機関、研究機関などの運営に携わり、災害医療や国際医療への取り組みも行っている。日本全国に施設を有し、日本でも有数の規模を誇る医療事業者として知られる。

徳田虎雄は1970年代に、医師として徳洲会の前身となる医院を開業、理事長を務めた。1980年代には選挙へ出馬するなど、政治家としての活動を始めている。1990年に無所属で当選し、衆議院議員となった。

2012年12月に行われた第46回衆議院議員総選挙では徳田虎雄の子息が初出馬し、当選を果たしている。ただし、程なく辞任している。2013年9月に、当選挙において徳洲会グループ全体が報酬を伴う選挙運動を行っていたとの嫌疑により、東京地方検察庁が公職選挙法違反の容疑で徳洲会グループを強制捜査する事態に至った。 一連の騒動を受けて徳田虎雄が徳洲会理事長を辞任すると発表されている。

爆表

読み方:ばくひょう

中国語で、計器が振りきれてしまって測定不可能な状態となっていることを示す語。計測不能。2013年現在、中国で深刻化している「PM2.5」の大気汚染問題に関して用いられることがままある。

産経新聞は2013年10月21日付けの記事で、新華社通信が伝えた中国の大気汚染の報道を「爆表」の語と共に紹介した。同記事は中国黒竜江省のハルビン周辺における「PM2.5」の濃度が深刻なレベルの濃度に達していることを伝えている。

大気質指数(Air Quality Index)は大気汚染の程度を0から500の数値で示し、値が100を超えると敏感な人にとって有害、300を超えると明確に危険な水準とされているが、2013年10月20日前後のハルビン周辺では500を超えて測定不能に至ったという。

爆表の語は、大気汚染の他に「温度計が振り切れる(ほどの高温)」のような文脈で用いられるのが一般的といえる。あるいは、程度が臨界点を超えた、というような意味合いで比喩的に用いられている場合もある。

ちなみに、中国のオンライン辞書「Baidu百科」(百度百科)では、「爆表」の解説記事において、鳥山明の漫画「ドラゴンボール」のサイヤ人を引き合いに出して説明している。

関連サイト:
哈尔滨供暖首日PM2.5“爆表” - 新华网 News
爆表 - Baidu百科

サルベージ屋

読み方:サルベージや
別名:サルベージ屋

パクリ屋(取り込み詐欺)と呼ばれる詐欺手口により騙し取られた手形を回収する、という話を振出人へ持ちかける者。またはそのようにして行われる詐欺手口。

サルベージ屋は一般的にはパクリ屋との共謀である。取り込み詐欺が成功したとの情報をパクリ屋から得た後、サルベージ屋は手形を騙し取られた振出人に対して手形を取り返してやると提案する。手形は返すが回収のため手数料を取り、手数料分を丸儲けとするか、あるいは手数料をうけとった段階で行方をくらます場合もあるという。

いわゆる悪徳商法においては、詐欺に遭った被害者に対し救済措置を提示するフリをして再度騙そうとする手口を二次勧誘という。

関連サイト:
手形のサルベージ - 専門家プロファイル

取り込み詐欺

読み方:とりこみさぎ
別名:取込み詐欺
別名:とりこみ詐欺
別名:パクリ屋

代金後払いで商取引を行い、商品を受け取ってから代金を支払わないまま行方をくらますという詐欺の手口。

取り込み詐欺の多くは、はじめに小規模な取引を何度か行って信頼関係を築いておき、大口の取引に至った段階で逃亡するという。仕入れた品はディスカウントショップ(いわゆるバッタ屋)などに転売して現金に変えられるとされる。

取り込み詐欺の手口そのものは古くから見られるが、近年では特にオンラインで取り込み詐欺の被害に遭う事例が多く報告されている。また、農産品や、クリエイティブ産業におけるコンテンツなども狙われやすいという。

関連サイト:
食品をターゲットとした取り込み詐欺が発生しています - 青果ネットカタログSEICA