新語時事用語辞典とは?

2013年12月3日火曜日

百日裁判

読み方:ひゃくにちさいばん
別名:100日裁判

事件が受理されてから判決が下されるまでの期間が100日以内になるように要求されている訴訟の通称。主に、公職選挙法の規定に従い行われる選挙法違反がらみの訴訟において適用される。

あるいは、単に「判決までにおよそ100日を要した」という意味で「100日裁判」と称される場合もある。2009年に起きた連続不審死事件の罪を問う審理は、第一審が裁判員裁判であったが、裁判員の任命期間が過去最長の100日余りとなり、「100日裁判」と呼ばれた。ちなみに第一審では被告には死刑判決が下された。

関連サイト:
公職選挙法

言う吉くん(ポケット)

読み方:いうきちくんポケット

日本銀行券を音声で識別する商品の名称。国立印刷局が「日本銀行券の券種の識別性を向上させる取組み」の1つとして、目の不自由な人向けに開発した。

言う吉くん(ポケット)は、専用の装置のカメラ機能を用いて日本銀行券を撮影する。撮影の際、日本銀行券の表裏は関係なく、また、券面のコーナー部を撮影すれば認識が可能となっている。

認識が終わると、音声で結果を出力する。識別可能な紙幣は、千円紙幣(E券)、二千円紙幣(D券)、五千円紙幣(E券)、一万円紙幣(E券)の4種類となっている。言う吉くん(ポケット)は、日本銀行券が真正であることを前提として識別するものであり、偽造紙幣かどうかを判別する機能は有していない。

なお、2013年12月3日現在、言う吉くん(ポケット)は販売されていない。

ちなみに、言う吉くん(ポケット)の姉妹品として、スマートフォン向けの音声式日本銀行券簡易券種識別支援アプリケーション「言う吉くん(スマホ)」がある。

関連サイト:
目の不自由な方用の日銀券券種識別手段の提供について - 国立印刷局(PDF)
日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組みを実施します - 財務省

言う吉くん(スマホ)

読み方:いうきちくんスマホ

日本銀行券を音声で識別するアプリケーションの名称。国立印刷局が「日本銀行券の券種の識別性を向上させる取組み」の1つとして、目の不自由な人向けに開発した。

言う吉くん(スマホ)は、iPhoneやiPadなどのカメラ機能を用いて日本銀行券を撮影する。撮影の際、日本銀行券の表裏は関係なく、また、券面の3分の1程度を撮影すれば認識が可能となっている。券面が多少湾曲した状態で撮影したり、斜めに撮影したりした場合でも認識が可能である。

認識が終わると、音声通知と画面表示で結果を出力する。識別可能な紙幣は、千円紙幣(E券)、二千円紙幣(D券)、五千円紙幣(E券)、一万円紙幣(E券)の4種類となっている。言う吉くん(スマホ)は、日本銀行券が真正であることを前提として識別するものであり、偽造紙幣かどうかを判別する機能は有していない。

なお、2013年12月3日現在、Android用の言う吉くん(スマホ)は公開されていない。

ちなみに、言う吉くん(スマホ)の姉妹品として、携帯型音声式日本銀行券簡易券種識別支援装置の「言う吉くん(ポケット)」がある。

関連サイト:
目の不自由な方用の日銀券券種識別手段の提供について - 国立印刷局(PDF)
日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組みを実施します - 財務省
言う吉くん - App Store(アップル)

言う吉くん

読み方:いうきちくん

日本銀行券を音声で識別するアプリケーション、および、商品の総称。

言う吉くんは、国立印刷局が「日本銀行券の券種の識別性を向上させる取組み」の1つとして、目の不自由な人向けに開発した。

言う吉くんには、iPhone、および、iPad向けの音声式日本銀行券簡易券種識別支援アプリケーション「言う吉くん(スマホ)」と、携帯型音声式日本銀行券簡易券種識別支援装置「言う吉くん(ポケット)」の2種類ある。

言う吉くん(スマホ)は、iPhoneやiPadのカメラ機能を用いて日本銀行券を撮影、識別する。そして、音声通知と画面表示で結果を出力する。2013年12月3日現在、Android用の言う吉くん(スマホ)は公開されていない。

言う吉くん(ポケット)は、専用の装置を用いて日本銀行券を撮影、識別する。そして、音声通知と画面表示で結果を出力する。2013年12月3日現在、言う吉くん(ポケット)は商品化されていない。

関連サイト:
目の不自由な方用の日銀券券種識別手段の提供について - 国立印刷局(PDF)
日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組みを実施します - 財務省

日本銀行券5千円券

読み方:にっぽんぎんこうけんごせんえんけん
別名:5000円札
別名:五千円札
別名:5千円札
別名:5000円券
別名:五千円券
別名:5千円券
別名:5000円紙幣
別名:五千円紙幣
別名:5千円紙幣

日本銀行が発行する額面5000円の紙幣。縦76mm、横156mmの大きさで、表面には樋口一葉の肖像、裏面には燕子花図が描かれている。

財務省は、券種の識別性を向上させることを目的として、2014年5月12日から新様式の日本銀行券5千円券を発行するとしている。新様式では、表面左下のホログラムの透明層を拡大し、形状を楕円形から正方形に変更される。また、記号と番号の印刷色を黒色から褐色に変更される。

なお、新様式の日本銀行券5千円券発行後も、従来の日本銀行券5千円券は使用できる。

関連サイト:
新様式の日本銀行券5千円券の発行開始日を決定しました - 財務省
日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組みを実施します - 財務省

依願退職

読み方:いがんたいしょく
別名:自己都合退職

従業員が会社に退職願を提出し、会社が受理することで成立する退職の形態。自己都合退職ともいう。

依願退職は、従業員と会社の合意によって雇用契約が解約される合意解約の1つである。

なお、従業員が会社に退職願を提出し、会社が受理しなかった場合は、退職願を提出してから2週間で雇用契約が終了する。この場合には、任意退職となり依願退職にはならない。

従業員の依願退職については、民法第627条で「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」と規定されている。

関連サイト:
民法 - e-Gov

超低位株

読み方:ちょうていいかぶ
別名:超低位銘柄

株価が100円以下の銘柄の総称。

超低位株は、低位株の中でも株価の安い銘柄を指す。超低位株の定義は特になく、その時点での相場全体の水準によって変わる。近年では100円以下の銘柄を指すことが多い。

2013年12月現在、超低位株には、エル・シー・エーホールディングスやキムラタン、オプトロム、ランド、中外鉱業などが挙げられる。

なお、超低位株に対して、株価が2万円以上の銘柄を超値がさ株という。

超値がさ株

読み方:ちょうねがさかぶ
別名:超値嵩株
別名:超値がさ銘柄
別名:超値嵩銘柄

株価が2万円以上の銘柄の総称。

超値がさ株は、値がさ株の中でも株価の高い銘柄を指す。超値がさ株の定義は特になく、その時点での相場全体の水準によって変わる。近年では2万円以上の銘柄を指すことが多い。

2013年12月現在、超値がさ株には、ファーストリテイリングやキーエンス、SMC、日本高純度化学、ドクターシーラボなどが挙げられる。

なお、超値がさ株に対して、株価が100円以下の銘柄を超低位株という。

CADIZ

別名:中国防空識別圏
別名:中国の防空識別圏
別名:中国の防空識別区域
英語:China's ADIZ
英語:China's Air Defense Identification Zone

中国共産党が設定している防空識別圏(ADIZ)の通称・略称。中央日報や朝鮮日報、東亜日報といった韓国紙が主に用いている。同様に、日本の防空識別圏は「JADIZ」、韓国の防空識別圏は「KADIZ」と略される。

2013年11月に、中国がJADIZすなわち日本の防空識別圏と一部重複した範囲にADIZを設定すると発表したことにより、日本および日本に拠点を持つ米国と中間との間で防空識別圏に関する対立問題が浮上した。中国が新たに発表したCADIZは、韓国のKADIZとも一部重なっており、韓国国内でも少なからず問題となっている。

KADIZ

別名:韓国防空識別圏
別名:韓国の防空識別圏
別名:韓国の防空識別区域
英語:Korea's ADIZ
英語:Koreas Air Defense Identification Zone

韓国政府が設定している防空識別圏(ADIZ)の通称・略称。中央日報や朝鮮日報、東亜日報といった韓国紙が主に用いている表記。日本の防空識別圏を示す「JADIZ」、同じく中国の防空識別圏を指す「CADIZ」などの呼び名と共に用いられている。

新語・流行語大賞

読み方:しんごりゅうこうごたいしょう
別名:ユーキャン新語・流行語大賞

毎年12月初旬に発表されている、その年に最も流行した言葉・印象深い言葉を選定し発表する催し。毎年の世相を反映した指標の一つとして、毎年注目を集めている。

新語・流行語大賞では、自由国民社が刊行している「現代用語の基礎知識」の読者らによって流行語大賞の候補が募られ、そのうち上位が候補としてノミネートされる。その中から、新語・流行語大賞選考委員会の審査員によって「年間大賞」と「トップテン」、および「特別賞」が選出される。

新語・流行語大賞と直接の関係はないが、2007年にはウェブ版とも言える「ネット流行語大賞」、2009年にはケータイ版ネット流行語大賞とも言える「ケータイ流行語大賞」などが登場しており、毎年ほぼ同じ時期に発表されている。


 ▼2010年の新語・流行語大賞

2010年の新語・流行語大賞は、好評を博したテレビドラマにちなむ「ゲゲゲの」だった。

トップテンには他に「女子会」「脱小沢」「イクメン」「AKB48」などが選出されている。


▼2011年の新語・流行語大賞

2011ユーキャン新語・流行語大賞の候補には、「あげぽよ」「あとは流れで」「どや顔」といった日常シーンで用いる用語に加え、2011年3月に発生した東日本大震災の影響で「安全神話」「がんばろう日本」「帰宅難民」「計画停電」「津波てんでんこ」「メルトダウン」「ホットスポット」のような震災・原発関連のキーワードが多数ノミネートされた。

年間大賞は女子サッカー世界1位の栄誉を成し遂げた「なでしこジャパン」だった。


▼2012年の新語・流行語大賞

2012ユーキャン新語・流行語大賞では、ロンドンオリンピック関連、特にオリンピック出場選手の発言が候補として多くノミネートされた。「ビッグパフェ食べたい」「もっといい色のメダル」「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」「霊長類最強女子」などである。また、「奇跡の一本松」などの震災・原発関連キーワード、「維新」や「近いうちに解散」のような政治関連キーワードも複数含まれた。

2012年新語・流行語大賞の年間大賞は、お笑い芸人・スギちゃんの持ちネタ「ワイルドだろ?」だった。


▼2012年の新語・流行語大賞
2013ユーキャン新語・流行語大賞では、「じぇじぇじぇ」「倍返し」「今でしょ」「おもてなし」(お・も・て・な・し)を筆頭に多くの有力候補がノミネートされた。これらはいずれもよく人口に膾炙しており、どれが大賞になるか注目を集めた。結果、この4つ全てが年間大賞に選定されている。

関連サイト:
新語・流行語大賞

世界腐敗認識指数

読み方:せかいふはいにんしきしすう
別名:世界の腐敗認識指数
別名:汚職指数
別名:世界腐敗認識インデックス
別名:世界汚職国家ランキング
英語:Corruption Perceptions Index
英語:CPI

トランスペアレンシー・インターナショナルが発表している、国家運営の腐敗度を国別にランク付けした指標。略語は「CPI」。ただし、多くの場合CPIは経済擁護で「消費者物価指数」(Consumer Price Index)を指す。

世界腐敗認識指数では。腐敗度が最も低い状態を「100」、最も腐敗した状況を「0」として、国の状況に応じてスコア付けされ評価されている。2012年、2013年と共に、評価対象としている世界170以上の国々の3分の2がスコア50以下であると述べられている。

2012年12月に発表された2012年版世界腐敗認識指数では、腐敗度の最も低い国はデンマーク、フィンランド、ニュージーランドの3ヵ国であり、いずれもスコアは90点だった。最下位はアフガニスタン、北朝鮮、ソマリアだったという。

2013年11月に2013年版世界腐敗認識指数が発表されたが、デンマークとニュージーランドがスコア91の最高評価、アフガニスタン、北朝鮮、ソマリアが8点で最低評価となった。日本は14位だった。

関連サイト:
トランスペアレンシー・ジャパン