新語時事用語辞典とは?

2013年12月25日水曜日

子宮頸がんワクチン

読み方:しきゅうけいがんワクチン
別名:子宮頸ガンワクチン
別名:子宮頸癌ワクチン
別名:子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸部に発生するがん(子宮頸がん)の予防に効果があるとされるワクチン。

子宮頸がんの大半は、HPV(ヒトパピローマウイルス)と呼ばれるウィルスに感染し続けた結果として生じる。感染症を要因とするため、ワクチンを接種することによる予防も可能となっている。日本国内でも2009年に子宮頸がんワクチンが薬剤として認可され、各地方自治体などで接種事業が行われている。

子宮頸がんワクチンには接種後に副反応が生じる事例も報告されている。厚生労働省は、接種した部位の痛み、腫れ、恐怖や興奮、まれに重度の副反応として呼吸困難や重度のアレルギーなどが生じるケースもあると報告されている。

関連サイト:
子宮頸がん予防ワクチンQ&A - 厚生労働省

分限免職

読み方:ぶんげんめんしょく
別名:分限免職処分

職務遂行に著しい支障がある公務員などに対して下される免職処分。分限処分としての免職。

公務員の免職処分は「懲戒免職」と「分限免職」の2種類に大別される。懲戒免職は公務員として不適切な行為をはたらいた者を罰するために行われる処分であるが、分限処分は、当事者のために公務の運用維持が妨げられると判断される場合に行われる。

分限処分には、免職の他にも降任、降給といった処分がある。分限免職が実施されたことを伝える報道は多くないが、2013年10月に香川県で生徒および同僚の教員への暴言・研修の受講拒否・3ヶ月の病気休暇を取得などの不適切行為を行っていた女性教員が分限免職とされたことを産経新聞などが伝えている。

関連サイト:
生徒に高圧的な指導 女性教諭を分限免職 香川県教委 - MSN産経ニュース

懲戒免職

読み方:ちょうかいめんしょく
別名:懲戒免職処分
別名:懲免

不適切な行為があった公務員に対し懲戒として行う免職処分のこと。民間企業における懲戒解雇に該当する。

公務員に懲罰として科される懲戒処分には、免職処分の他に停職、減給、戒告がある。懲戒免職は4種の懲戒処分の中で最も重い。通常、懲戒免職者には退職金が払われず、経歴も大いに傷つくといえる。

懲戒処分は、その不適切行為の内容によって重さが加減される。中でも、その立場や職掌にあるまじき行為、公務員としての道義にもとる行為をはたらいた者などに対して、懲戒免職の処分が下されることが多い。

懲戒免職になった公務員の例として、万引きした警察官、ひったくりした警察官、女子生徒にわいせつ行為をした教員、酒気帯び運転の果てに事故を起こした市職員などがある。

なお、免職処分には懲戒免職の他に分限免職がある。