新語時事用語辞典とは?

2014年1月6日月曜日

介護認定

読み方:かいごにんてい
別名:要介護認定

介護の必要と、どの程度の介護が必要かを判断し認定する制度。申請を受けて市町村が審査し認定を行う。

介護認定の制度は、より正確には「要介護認定」と称するべきであるが、報道メディアのヘッドラインなどではしばしば「介護認定」と略される。また、要介護認定と並び実施されている「要支援認定」制度も含めて「介護認定」と総称されていることが多い。

介護認定は介護保険制度の一部で、介護認定を受けた者は度合いに応じて介護サービスの給付を受けることができる。介護認定には所定の期間があり、引き続き介護サービスの支援を受けるには更新手続きを行う必要がある。

関連サイト:
要介護認定 - 厚生労働省

南極海クジラサンクチュアリ

読み方:なんきょくかいサンクチュアリ
別名:南極海サンクチュアリ
別名:南極海鯨サンクチュアリ
別名:南氷洋サンクチュアリ
別名:南大洋鯨類サンクチュアリー
別名:南大洋鯨類保護区

南極海全体および南極海に接する南太平洋や南インド洋などの海域に設定されたクジラの禁漁区。1994年に国際捕鯨委員会により採択された。国際捕鯨取締条約第5条を根拠とする。

南極海クジラサンクチュアリは、餌場の保護と商業捕鯨の管理を通じてクジラを保護することを目的とする。日本は当該海域での調査捕鯨を行っているが、日本捕鯨協会や日本鯨類研究所によれば、調査捕鯨には南極海クジラサンクチュアリの適用対象外である。

国際動物福祉基金(IFAW)をはじめ、南極海クジラサンクチュアリにおける日本の調査捕鯨に対して非難の立場を取る者は少なくない。たびたび武力による妨害行為に出ており、「エコテロリスト」とも呼ばれるシーシェパードも、その一つである。

日本鯨類研究所も日本捕鯨協会も共に、南極海クジラサンクチュアリはむしろ国際法的に違法であるという立場を取っている。日本鯨類研究所によれば南極海クジラサンクチュアリには科学的根拠がない。

関連サイト:
捕鯨問題Q&A - 日本捕鯨協会
Q&A-南極海における日本の捕獲調査 - 日本鯨類研究所
南氷洋サンクチュアリ - 国際動物福祉基金(IFAW)

終夜バス

読み方:しゅうやバス

深夜の時間帯も運行されるバス。夜通し、24時間体制で営業する。東京都交通局が2013年12月に渋谷駅と六本木駅の間の区間で試験運行を開始した。

渋谷~六本木間で開始された終夜バスは、運行開始当初、1時間に1本の間隔で、約2.7キロメートルの区間を往復する。料金は昼間の倍程度に設定されている。1年の試験運行の後、本格的に営業するか否かを判断するとされる。

関連サイト:
渋谷駅~六本木駅間で終夜バスの試験運行を開始します - 東京都交通局 2013年11月22日

ボーイング777X

別名:ボーイング777X型機
英語:Boeing 777X

米国の航空機メーカー、ボーイングが開発するボーイング777型の新型機。2013年11月にローンチ(製造開発計画の正式立ち上げ)が発表された。「777-8X」および「777-9X」の2機種でファミリーを構成する。

ボーイング777-8Xは座席数350席、航続距離は約17000キロメートルであり、777-9Xは座席数400席超、航続距離は約15000キロメートルとなっている。なお、2014年現在、日本航空(JAL)や全日空(ANA)などで主力機として運用されている「777-300ER」型機は、座席数300未満、航続距離15000キロメートル未満程度であり、より多くの乗客をより長距離まで運ぶことが可能となっている。燃費は競合する他社機に比べて12パーセントほど向上されているという。

ボーイング777Xの初期発注は259機に上り、過去最多の発注コミットメントになったと発表されている。製造開始は2017年、初号機の配備は2020年が予定されている。2014年1月には製造拠点がシアトル近郊に定められている。

関連サイト:
ボーイング777X、史上最多の発注コミットメントを受けプログラム ローンチ - ボーイング