新語時事用語辞典とは?

2014年1月7日火曜日

1月バロメーター

読み方:いちがつバロメーター
英語:January barometer

1月のS&P 500種株価指数がプラスだった場合、その年のS&P 500種株価指数もプラスになるというアノマリー。

1月バロメーターは、アメリカ合衆国のアノマリー研究家のイェール・ハーシュ(Yale Hirsch)により提唱された。

1月バロメーターの要因としては、アメリカ合衆国大統領による一般教書や予算教書、大統領経済報告などが1月から2月にかけて実施されることが挙げられる。株式市場は、これらの教書により反応することが多い。

関連サイト:
Yale Hirsch - Financial Sense(英語)
John Wiley & Sons, Inc.(英語)

特急誘拐

読み方:とっきゅうゆうかい
別名:短時間誘拐
別名:Secuestro Express
英語:Express Kidnapping

人を誘拐して、短時間のうちにお金や所持品などを奪う、路上強盗のこと。犯行時間が短いことから特急と呼ばれている。主にメキシコやブラジル、エクアドルなどの南米地域で横行している。

特急誘拐では、数人の犯行グループが観光客や富裕層などをターゲットに誘拐し、手持ちのお金や所持品を奪ったり、身代金を要求したりする。犯行が終わると解放されることが多いが、2013年12月には日本人観光客が特急誘拐に遭い殺傷されたケースもある。

特急誘拐の過去の事例では、犯行グループが非正規タクシー(白タク)の運転手と共謀して犯罪に及ぶこともあった。そのため日本の外務省では、特急誘拐に遭わないために、非正規タクシーや流しのタクシーを利用せずに無線タクシーを利用するように呼びかけている。

関連サイト:
在留邦人向け安全の手引き - 外務省 海外安全ホームページ
注意喚起(ヌエボ・レオン州アポダカ市におけるけん銃使用の強盗事件目撃情報及び中国人誘拐事件の報道について) - 在メキシコ日本国大使館

米の食味ランキング

読み方:こめのしょくみランキング

日本で収穫された米を産地ごとに評価したもの。一般財団法人日本穀物検定協会が毎年実施し公表している。

米の食味ランキングでは、複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米として、各地で収穫された米を評価する。評価方法は、炊飯した白飯に対して食味官能試験を行う。評価結果は、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、同等のものを「A'」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B'」としている。

2012年産の米の食味ランキングにおいて「特A」の評価のあった品種は、新潟県魚沼地区のコシヒカリや北海道産のゆめぴりか、熊本県産のくまさんの力など29品種に上る。

関連サイト:
米の食味ランキング - 一般財団法人日本穀物検定協会

1月効果

読み方:いちがつこうか
別名:一月効果

1月の株式市場は高くなるというアノマリー。

1月は、他の月と比較して株式投資の収益率が高いといわれている。1月効果の要因としては、12月にポジション整理した投資家が、新年を迎えて新たに株式を購入するためとの見方が多い。

公益財団法人日本証券経済研究所の発表している株式投資収益率月次データによれば、1952年から2012年までの61年間において、1月の収益率が年間平均収益率を上回った年は39回だった。また、期間の1月の平均収益率は2.62%だった。これは、3月の2.15%、12月の1.83%を上回るトップの収益率となっている。

関連サイト:
株式投資収益率月次データ - 公益財団法人日本証券経済研究所

曜日効果

読み方:ようびこうか

株式市場や為替市場、債券市場などにおいて、月曜日は安く、金曜日は高くなるというアノマりー。

曜日効果の要因としては、月曜日は市場の動向を見極めてから売買する投資家が多く、薄商いになることが挙げられる。金曜日は、週明けの株高を期待した投資家が手持ち資金を市場に投入するためとの見方が多い。しかし、近年においては政情不安や不況などの影響で、休日前の金曜日での曜日効果はあまり見られない。

旬効果

読み方:しゅんこうか

株式市場や為替市場、債券市場などにおいて、月末から月初にかけては高いというアノマりー。

旬効果は、1か月を上旬、中旬、下旬の3つに分けた時の収益率を比較したもので、中でも下旬から翌月の上旬にかけて株価などが高くなる傾向にあるというものである。

旬効果の中でも特に顕著なのが、12月下旬から1月上旬にかけての株高である。12月中旬頃から含み損の解消売りが一段落して売り圧力が弱まり、12月下旬には株価が上昇する。また、年明けの1月にはご祝儀相場の効果もあり株価がさらに上昇するといったものである。