読み方:しんかんせんイーななけいでんしゃ
別名:E7系
別名:新幹線W7系電車
別名:W7系
JR東日本とJR西日本が共同開発した新幹線車両。同一の車両が2通りの名称で呼ばれており、JR東日本が所有する車両が「E7系」、JR西日本が所有する車両が「W7系」とされている。
E7系は、2015年春の北陸新幹線(長野新幹線)の金沢延伸を見込んで、従来長野新幹線の車両として用いられてきたE2系をベースとして開発された。E7系の最高速度は、E2系と同じ時速260キロメートルだが、E2系が8両編成であったのに対して、E7系は12両編成であり、特別車両として従来のグリーン車に加え、「グランクラス」1両が設けられた。また、客室に電源コンセントが設置され、洋式トイレに温水洗浄機能が備えられるなど、サービス面での充実が図られた。
2014年1月現在、長野新幹線ではE2系が営業運転を行っているが、長野~金沢間の開業に先立ち、2014年3月から、E7系が「あさま」として東京~長野間の運転を行うことが発表された。
新語時事用語辞典とは?
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月面太陽光発電
読み方:げつめんたいようこうはつでん
別名:月太陽発電
月面に太陽電池のパネルを敷設し、太陽光発電を行って電力を得ること。宇宙太陽光発電の形態の一つである。具体的には、月面で得られた電力をマイクロ波やレーザー光などに変換して地球に伝送し、地球でそのエネルギーを再度電力に変換するという発電方式が想定されている。近年、マイクロ波やレーザー光の伝送技術が発達したことにより、原理的には不可能ではないといわれている。
月面太陽光発電が可能になれば、地球上での太陽光発電のように天候の影響を受けることなく、安定的な電力供給を見込むことができるとされている。また、太陽光が大気の吸収などで減衰することがないことから、発電効率も地球上での太陽光発電より優れているとされている。
しかし、月面での建設作業を含め、現在の技術では困難な部分が多いことから、2014年現在、宇宙太陽光発電としては、人工衛星の太陽電池パネルを用いた発電がより現実的だと見なされている。
日本では清水建設が2009年に、「ルナリング(LUNA RING)」の名称で、月面太陽光発電の構想を発表している。ルナリング構想は、月の全周を覆うように太陽電池を設置するという構想である。それを実現するためには、月面での大規模な建設作業が必要だが、月の資源を使って月面の施設で太陽電池を生産し、自走式の機械を使って自動で敷設させることで、建設コストを最小限に抑えることができるとされている。
関連サイト:
月太陽発電 LUNA RING - 清水建設
別名:月太陽発電
月面に太陽電池のパネルを敷設し、太陽光発電を行って電力を得ること。宇宙太陽光発電の形態の一つである。具体的には、月面で得られた電力をマイクロ波やレーザー光などに変換して地球に伝送し、地球でそのエネルギーを再度電力に変換するという発電方式が想定されている。近年、マイクロ波やレーザー光の伝送技術が発達したことにより、原理的には不可能ではないといわれている。
月面太陽光発電が可能になれば、地球上での太陽光発電のように天候の影響を受けることなく、安定的な電力供給を見込むことができるとされている。また、太陽光が大気の吸収などで減衰することがないことから、発電効率も地球上での太陽光発電より優れているとされている。
しかし、月面での建設作業を含め、現在の技術では困難な部分が多いことから、2014年現在、宇宙太陽光発電としては、人工衛星の太陽電池パネルを用いた発電がより現実的だと見なされている。
日本では清水建設が2009年に、「ルナリング(LUNA RING)」の名称で、月面太陽光発電の構想を発表している。ルナリング構想は、月の全周を覆うように太陽電池を設置するという構想である。それを実現するためには、月面での大規模な建設作業が必要だが、月の資源を使って月面の施設で太陽電池を生産し、自走式の機械を使って自動で敷設させることで、建設コストを最小限に抑えることができるとされている。
関連サイト:
月太陽発電 LUNA RING - 清水建設
白シャツ軍運動
読み方:しろシャツぐんうんどう
別名:白シャツ軍
別名:白シャツ運動
別名:白衫軍運動
別名:白衫軍
2013年7月20日と8月3日に、台湾で若者を中心に起こったデモ活動。デモ参加者は、上官による虐待で若い兵士が死亡した事件(洪仲丘事件)の真相解明とともに、軍の改革や馬英九の辞任などを求めた。デモの参加者が、事件の真相を明らかにすること(真相大白)を要求するという意味で、白いTシャツを着用したことから、白シャツ軍運動と呼ばれた。
白シャツ軍運動は、台湾で行われたデモの中では最大級の規模であり、特に8月3日のデモには25万人以上が参加した。また、電子掲示板の批踢踢(PTT)やFacebookなどを介して、民衆が自発的に行動を起こした点が特徴的だとされている。同様にインターネットを通じた呼びかけが行われた、チュニジアのジャスミン革命になぞらえて、白シャツ軍運動を「台湾におけるジャスミン革命」と報道したメディアもあった。
馬英九政権はデモの数日後に、国防部長を含む閣僚7人を更迭する人事を発表した。これは結果的に、デモの要求の一部である内閣改造を実行する形となった。
別名:白シャツ軍
別名:白シャツ運動
別名:白衫軍運動
別名:白衫軍
2013年7月20日と8月3日に、台湾で若者を中心に起こったデモ活動。デモ参加者は、上官による虐待で若い兵士が死亡した事件(洪仲丘事件)の真相解明とともに、軍の改革や馬英九の辞任などを求めた。デモの参加者が、事件の真相を明らかにすること(真相大白)を要求するという意味で、白いTシャツを着用したことから、白シャツ軍運動と呼ばれた。
白シャツ軍運動は、台湾で行われたデモの中では最大級の規模であり、特に8月3日のデモには25万人以上が参加した。また、電子掲示板の批踢踢(PTT)やFacebookなどを介して、民衆が自発的に行動を起こした点が特徴的だとされている。同様にインターネットを通じた呼びかけが行われた、チュニジアのジャスミン革命になぞらえて、白シャツ軍運動を「台湾におけるジャスミン革命」と報道したメディアもあった。
馬英九政権はデモの数日後に、国防部長を含む閣僚7人を更迭する人事を発表した。これは結果的に、デモの要求の一部である内閣改造を実行する形となった。
音波浮揚
読み方:おんぱふよう
別名:超音波浮揚
英語:acoustic levitation
英語:ultrasonic levitation
複数のスピーカーから特定の周波数の音波を出し、音波を重ね合わせて定常波(定在波)を作り出すことにより、音響放射圧によって物体を浮遊させる技術。
音波浮揚の利点としては、気流や電磁力などを利用した他の浮揚技術と異なり、浮揚する物体の材質に制限が少ないことや、低コストで運用することができることなどが挙げられている。しかし、2014年1月現在の技術では、浮揚させることができる物体は、重さ数ミリグラム程度の微小な物体に限られているとされる。
音波浮揚の技術は、半導体などの製造における物体の非接触搬送への応用が研究されており、他には高純度の医薬品の分析、微小重力状態のシミュレーション実験などにも応用が見込まれている。将来的には、スケートボードや飛行機など、人が乗れる大きさの物体を浮かせることが可能になるかもしれないともいわれている。
2014年1月に、東京大学などの研究グループが、音波浮揚させた物体を3次元的に移動させる技術を開発した。この技術は、4枚のパネル状のスピーカーが向かい合わせに配置され、スピーカーから発せられた音波の焦点を移動させることにより、浮揚した物体を自在に移動できる仕組みになっている。
別名:超音波浮揚
英語:acoustic levitation
英語:ultrasonic levitation
複数のスピーカーから特定の周波数の音波を出し、音波を重ね合わせて定常波(定在波)を作り出すことにより、音響放射圧によって物体を浮遊させる技術。
音波浮揚の利点としては、気流や電磁力などを利用した他の浮揚技術と異なり、浮揚する物体の材質に制限が少ないことや、低コストで運用することができることなどが挙げられている。しかし、2014年1月現在の技術では、浮揚させることができる物体は、重さ数ミリグラム程度の微小な物体に限られているとされる。
音波浮揚の技術は、半導体などの製造における物体の非接触搬送への応用が研究されており、他には高純度の医薬品の分析、微小重力状態のシミュレーション実験などにも応用が見込まれている。将来的には、スケートボードや飛行機など、人が乗れる大きさの物体を浮かせることが可能になるかもしれないともいわれている。
2014年1月に、東京大学などの研究グループが、音波浮揚させた物体を3次元的に移動させる技術を開発した。この技術は、4枚のパネル状のスピーカーが向かい合わせに配置され、スピーカーから発せられた音波の焦点を移動させることにより、浮揚した物体を自在に移動できる仕組みになっている。
We the People
読み方:ウィー・ザ・ピープル
米国ホワイトハウスのWebサイト(whitehouse.gov)の一部をなす、米国政府に対する請願を受け付けるシステムのこと。2011年9月に公開された。
「We the People」では、請願の作成後30日以内に所定の数を超える署名が集まると、請願に対する政府の公式回答が行われることが定められている。設立当初は、公式回答に必要な署名数が5千と定められていたが、のちに2万5千に引き上げられ、2014年1月現在では10万の署名が必要とされている。請願への署名は、whitehouse.govで無料アカウントを取得すれば、誰でも行うことができる。
2012年には、雇用創出と防衛力強化を名目として、映画「スター・ウォーズ」に登場する宇宙要塞「デススター」の建設を政府に求める請願が「We the People」に提出され、当時の公式回答基準であった2万5千を超える署名が集まった。ホワイトハウスはこの請願に対して、建設費用が莫大になることなどを挙げて、当面の建設を却下する公式回答を掲載した。
2013年末から2014年初頭にかけて、カリフォルニア州グレンデール市の「従軍慰安婦像」を巡って、撤去を求める日本側と、撤去阻止を求める韓国側のネットユーザーの間で「We the People」の署名の数を競う運動が起こり、この出来事を「サイバー請願戦争」と形容するメディアもあった。
関連サイト: We the People: Your Voice in Our Government - The White House
米国ホワイトハウスのWebサイト(whitehouse.gov)の一部をなす、米国政府に対する請願を受け付けるシステムのこと。2011年9月に公開された。
「We the People」では、請願の作成後30日以内に所定の数を超える署名が集まると、請願に対する政府の公式回答が行われることが定められている。設立当初は、公式回答に必要な署名数が5千と定められていたが、のちに2万5千に引き上げられ、2014年1月現在では10万の署名が必要とされている。請願への署名は、whitehouse.govで無料アカウントを取得すれば、誰でも行うことができる。
2012年には、雇用創出と防衛力強化を名目として、映画「スター・ウォーズ」に登場する宇宙要塞「デススター」の建設を政府に求める請願が「We the People」に提出され、当時の公式回答基準であった2万5千を超える署名が集まった。ホワイトハウスはこの請願に対して、建設費用が莫大になることなどを挙げて、当面の建設を却下する公式回答を掲載した。
2013年末から2014年初頭にかけて、カリフォルニア州グレンデール市の「従軍慰安婦像」を巡って、撤去を求める日本側と、撤去阻止を求める韓国側のネットユーザーの間で「We the People」の署名の数を競う運動が起こり、この出来事を「サイバー請願戦争」と形容するメディアもあった。
関連サイト: We the People: Your Voice in Our Government - The White House