新語時事用語辞典とは?

2014年1月15日水曜日

日トルコ科学技術大学

読み方:にちトルコかがくぎじゅつだいがく
別名:日トルコ間の科学技術大学

日本とトルコの科学技術分野における連携を主眼として、両政府共同で設立される大学、および、その構想。

日トルコ科学技術大学の構想は2013年にトルコ側から提起され、設置構想が進められはじめた。2014年1月にエルドアン・トルコ首相と安倍晋三内閣総理大臣が会談した際には、科学技術大学設立に関する協力覚書の署名・交換が行われている。

日トルコ科学技術大学の構想は、2014年1月時点では「イスタンブールのアジア側への設置が検討されている」といった状況は報告されているが、詳細で具体的な内容が発表されるには至っていない。

関連サイト:
日・トルコ首脳会談(概要)平成26年1月7日 - 外務省
安倍総理大臣のトルコ共和国訪問(概要)平成25年5月4日 - 外務省

極超音速機

読み方:ごくちょうおんそくき
読み方:きょくちょうおんそくき

マッハ5を超える極超音速で飛行する航空機の総称。旅客機(極超音速旅客機)を指すことが多い。

極超音速機は、例えば太平洋を横断するような超長距離を短時間で行き来できる航空機技術として検討や研究が進められている。2014年時点では実用化には至っていない。

極超音速はミサイル技術としても注目されており、極超音速で飛行する「極超音速ミサイル」の研究開発も各国で進められている。この速度になると迎撃困難であり、ミサイル防衛(MD)も突破可能になるとされている。こちらも2014年時点では実用化には至っていない。

関連サイト:
極超音速機技術の研究開発 - JAXA(宇宙航空研究開発機構)機体システム研究グループ

WU-14

中国が開発する極超音速ミサイルの通称。米国国防総省による呼称。2014年1月に中国国内で発射実験が行われたと報じられた。

極超音速ミサイルは音速の数倍程度の速度で飛行する弾道ミサイルを指す。一般的には「極超音速」といえば音速の5~6倍程度を指すことが多いが、WU-14はマッハ10、すなわち音速の10倍程度の速度で飛行したと報じられている。

極超音速ミサイルはあまりに高速であるため、追尾や迎撃が困難であり、ミサイル防衛システム(MD)を突破しうる兵器となる可能性がある。

極超音速ミサイル

読み方:ごくちょうおんそくミサイル
読み方::きょくちょうおんそく
別名:ハイパーソニックミサイル
英語:hypersonic missile

音速の数倍の速度で推進する弾道ミサイルの総称。一般的には音速の約5倍(マッハ5)あるいはそれ以上の速度を出すものを指す。

極超音速ミサイルは、あまりに高速であるため、現代のミサイル防衛システム(MD)でも発射後に探知、追尾、迎撃することが困難とされる。2000年代後半から複数の国々で研究や実験が進められているが、2014年1月現在、まだ実用化されたといえる段階には至っていない。

2014年1月には、中国が「WU-14」と呼ばれる極超音速ミサイルの発射実験を実施したと報じられた。環球網によれば「WU-14」の飛行速度はマッハ10に達したという。詳細は14日時点で詳らかになっていない。

関連サイト:
米ウェブサイト、「中国が極超音速ミサイル実験を実施、速度が音速の10倍に」 - 日本新華夏株式会社 2014年1月14日