新語時事用語辞典とは?

2014年4月21日月曜日

原発ADR

読み方:げんぱつえーディーアール
別名:原子力損害賠償紛争解決センター
別名:原発事故ADR
別名:ADRセンター

原子力事故で被害を受けた人の、原子力事業者に対する損害賠償請求を、円滑・迅速・公正に解決することを目的として設置された公的機関。

ADRは「Alternative Dispute Resolution」の略で、裁判外紛争解決手続を意味する語。

原発ADRは、2011年3月に東日本大震災と共に発生した、東京電力福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所における原発事故を背景に設置された。「原子力損害の賠償に関する法律」を法的な根拠とし、2011年9月に事業を開始している。直接交渉や提訴よりも簡便で円滑に、賠償の申し立てを行う窓口として機能している。

関連サイト:
原子力損害賠償紛争解決センター - 文部科学省
原子力損害の賠償に関する法律

盗り鉄

読み方:とりてつ

鉄道関連の設備などを収集したいがために盗みをはたらく鉄道マニア、または、熱心な鉄道ファンに転売する目的で鉄道関連設備を盗む者の通称。

「盗り鉄」は「撮り鉄」をもじった呼称であると言えるが、必ずしも盗り鉄が鉄道愛好家であるとは限らず、単なる転売屋の窃盗犯を指して盗り鉄と呼んでいる場合がある。

読売新聞ウェブサイト「YOMIURI ONLINE」は、2014年4月21日付で「盗り鉄」についての記事を掲載している。記事は2013年半ばにJR江差線で頻発した駅の窃盗被害と、「鉄道備品を欲しがる愛好家がいる」「廃駅の備品は希少価値が見出され高値で取引されやすい」といった背景を伝えている。

鉄道趣味の熱心な愛好家(鉄ちゃん)は、その楽しみ方によって「乗り鉄」「撮り鉄」「描き鉄」のように細かく呼び分けられることがある。ごく一部に、車内で騒ぐ乗り鉄や撮影ポイントを探して立入禁止の場所へ侵入する撮り鉄など、マナーやモラルの程度が著しく低い者がおり、まま問題となっている。むろん多くの鉄道ファンは周囲に配慮できる善良な愛好者である。