新語時事用語辞典とは?

2014年4月28日月曜日

海上予報


読み方:かいじょうよほう

海上における風向や風速、波の高さなどの予報。

海上予報は、日本近海を航海している船舶の安全性を確保することを目的として、気象庁が毎日7時と19時に発表している。

海上予報は、三陸沖、関東海域、沖縄海域など、日本近海を12の地方海上予報区に分けて、それぞれの区域の予報を出している。

気象庁では、海上に関する情報として、海上予報の他に海上警報も発表している。

関連サイト:
海上予報 - 気象庁

雷ナウキャスト


読み方:かみなりナウキャスト

雷の激しさや雷の可能性などを予測した情報。気象庁が提供している。

雷ナウキャストは、雷の発生の有無に関わらず発表され、雷の発生状況や1時間先までの予測を行う。雷の発生状況は、活動度と呼ばれる1~4の4段階に分けられ、4は落雷が多数発生している場合で、3は落雷がある場合、2は電光や雷鳴があり落雷の可能性が高い場合、1は今後落雷の可能性がある場合となっている。

気象庁では、雷に関する情報として、雷ナウキャストの他に雷注意報も発表している。

関連サイト:
雷ナウキャスト - 気象庁

震度速報


読み方:しんどそくほう

気象庁が、震度3以上を観測した場合に発表する情報。

震度速報は、地震発生後、およそ1分半後に震度3以上を観測した地域と発生時間を発表する。

震度速報の発表後は、津波による災害のおそれのある場合には、津波警報や津波注意報、津波予報などが発表される。一方、津波による災害のおそれがなく、海面の変動があった場合には津波予報が発表される。

気象庁では、地震に関する情報として、震度速報の他に緊急地震速報も発表している。

関連サイト:
地震情報 - 気象庁

投資判断

読み方:とうしはんだん
別名:レーティング
英語:rating

主に証券会社の証券アナリストが、個別銘柄に対して行う格付けのこと。

投資判断の評価は、証券会社によって異なるが、一般的には「売り」、「中立」、「買い」といったものや「Underweight」、「Neutral」、「Overweight」といったものが多い。また、数字で評価する会社もある。

投資判断は、「中立から買いへ引き上げ」のように記される。この場合、売りでも買いでもなかった投資判断を上方修正したことになるので、市場では買い圧力が強まり株価は上昇する。一方、下方修正された銘柄は下降することが多い。

なお、証券会社では、投資判断とともに目標価格もあわせて発表している。目標価格は、投資判断に基づいた妥当な価格とされ、投資家の判断材料の1つとなっている。

独島艦

読み方:ドクトかん
別名:独島級揚陸艦
別名:独島級強襲揚陸艦

韓国海軍の強襲揚陸の名称、あるいは同型艦の艦級。2007年に1隻が就航し、2014年まで同型艦は竣工していない。

独島艦は全長200メートル弱、全幅約30メートル。

艦名の由来である独島は、島根県の竹島の韓国における呼称であり、日韓双方が領有権を主張している、いわゆる「竹島問題」の焦点となっている無人島である。韓国は1952年に「李承晩ライン」と呼ばれる海洋圏域を一方的に主張し、竹島を自国領として武力により占領、以来実効支配を敷いている。

独島艦は韓国海軍の装備品の中でも花形に位置づけられているといえるが、他方で、故障や欠陥の発覚というような、情けない話題がしばしば報じられる。「MSN産経ニュースwest」は2014年3月の記事で独島艦を「ポンコツ」と銘打った記事を掲載した。同記事では、独島艦が搭載する機関砲は設計上の致命的欠陥により甲板上の自軍ヘリを砲撃してしまうなどの実態を伝えている。

関連サイト:

昭憲皇太后

読み方:しょうけんこうたいごう

明治天皇の后(きさき)。明治天皇と共に明治神宮の御祭神として祀られている。父は江戸幕府の従一位左大臣、一条忠香。

「皇太后」は先代天皇の皇后に付される称号。祭神として祀られる際に「昭憲皇太后」とされたため、基本的に「昭憲皇后」とは呼ばれない。

昭憲皇太后は、日本赤十字社やお茶の水女子大学(の前身である東京女子師範学校)の設立に深く関わるなど、明治時代における社会福祉事業や女子教育の発展・振興に多大な影響をもたらしたお方であると評される。また書や和歌に秀で、生涯に数多くの歌を詠まれた。

1912年に明治天皇が崩御した翌々年の1914年に、後を追うように昭憲皇太后も崩御。2014年には昭憲皇太后の崩御後100年を記念する行事が催された。

関連サイト:
昭憲皇太后様について - 明治神宮

EMDR

読み方:イーエムディーアール
別名:眼球運動による脱感作および再処理法
別名:眼球運動による脱感作と再処理法
別名:EMDR療法

眼球運動等を通じて過敏性の除去(脱感作)を図る心理療法。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に効果が期待できるとされる。フランシーヌ・シャピロ(Francine Shapiro)が1980年代に提唱した。

EMDRは、ごく簡単にいえば、物体を目で追うことで瞳を動かし、眼球運動による脳への刺激、活性化を促す方法であるといえる。ただしEMDRの実践は専門のトレーニングをうけた適切な指導者のもとで行う必要がある。従来の治療法と比べてもストレスが少ないなどの利点があるとされる。

関連サイト:
EMDRとは - 日本EMDR学会

西海フェリー沈没事故

読み方:せいかいフェリーちんぼつじこ
読み方:ソヘフェリー沈没事故
別名:西海フェリー号沈没事故
別名:西海ペリー号沈没事故
別名:黄海フェリー沈没事故

1993年10月に黄海で起きた韓国籍船の沈没事故。全羅北道扶安郡(プアン)の沖合でフェリーが沈没し、292人の死者を出した。

西海フェリー(もしくは「西海ペリー」)は船名。

2014年4月16日、韓国で旅客船「セウォル号」が400名以上の乗員乗客を乗せて転覆、沈没する事故が発生した。これを受けて朝鮮日報、中央日報、東亜日報といった韓国紙各紙が西海フェリー沈没事故を振り返る記事を掲載している。

中央日報日本語版記事によれば、西海フェリー号は1993年10月10日、悪天候にもかかわらず出航して航行困難に陥り、進路を変更、旋回中に船体が大きく傾き、そのまま転覆したという。航海士は乗船しておらず、乗員約360名に対して安全確保のための人員は2名しかいなかったという。加えて、西海フェリー号の定員は220名余りで、事故当時は160パーセント近く定員オーバーしていた。

中央日報はさらに1970年代にも「南営(ナミョン)号」が過積載などを要因として沈没事故を起こしていると伝えている。南営号には330余名が乗船していた。これも10パーセントほど定員オーバーである。乗客乗員のほぼ全員が冬の海で凍死する惨事となった。

関連サイト:
<韓国旅客船沈没>過去にも大きな海難事故…その主な原因は - 中央日報日本語版 2014年4月17日
安全国恥の日 - 東亜日報日本語版 社説 2014年4月18日
【社説】旅客船沈没、先進国ではあり得ない大惨事だ - 朝鮮日報日本語版 社説 2014年4月17日