新語時事用語辞典とは?

2014年6月13日金曜日

アイヌ民族象徴空間

読み方:アイヌみんぞくしょぅちょうくうかん
別名:アイヌ民族の共生の象徴となる空間
別名:アイヌ文化象徴空間
別名:アイヌ象徴空間

先住民族としてのアイヌの尊厳をとうとび、それと共に多様な文化や民族との共生のシンボルに位置づけられる文化施設。または、そうした施設を設置する構想。

アイヌ民族象徴空の構想は2009年に内閣官房において提言され、2010年代初頭から数回にわたり調査検討が行われてきた。2014年6月に、アイヌ民族象徴空間を国立の施設として設置する基本方針が閣議決定したと報じられている。

アイヌ民族象徴空間は北海道白老町のポロト湖畔に整備される予定とされており、展示施設をはじめ、自然を活かした公園機能、伝統的儀式を行える広場、遺族がないため返還の目処がたたず大学などに安置されているアイヌ民の遺骨を集約して慰霊する施設、などを併設する構想が立てられている。

関連サイト:
民族共生の象徴となる空間(象徴空間) - 内閣官房 アイヌ政策推進会議

シャングリラ対話

読み方:シャングリラたいわ
別名:シャングリラ会合
別名:IISSアジア安全保障会議
別名:シャングリラ・ダイアローグ
別名:アジア安全保障会議
英語:Shangri-La Dialogue
英語:ISS Asia Security Summit


アジア太平洋地域の安全保障の枠組みについて協議する国際会合。英国国際戦略研究所(IISS)が主催している。2002年に第1回大会が開催されて、以後毎年開かれている。2014年の開催で第13回を数える。


シャングリラ対話にはアジア太平洋地域の周辺国、およびアメリカ、イギリス、オーストラリアなども含む20数ヵ国が参加している。会期は3日余りとなっている。民間の団体が主催する会合であるが、各国の国防大臣あるいは防衛長官クラスの閣僚が出席する。2011年には中国が初めて参加、国防相にあたる梁光烈が出席した。


シャングリラ対話は、各国の防衛のトップが顔合わせして対話する貴重な機会とされる。なお、2014年4月初頭には、翌5月の第13回シャングリラ対話に安倍晋三第96代内閣総理大臣が招かれ基調講演を行うとの予定を発表している。


関連サイト:
Shangri-La Dialogue