読み方:地下銀行
銀行業を営む正当な資格を持たずに(違法に)海外送金などの金融活動を行う組織の通称。日本では銀行法に抵触する犯罪行為となる。
地下銀行は、依頼者(顧客)の代わりに海外口座を対象とした送金を行い、依頼者から手数料を徴収している。あらかじめ現地にまとまった資金を用意しておき、個別の送金依頼は現地口座から送金する。(地下銀行が海外送金を行う際には、正規の銀行を利用することなるが、まとまった金額を一括して送るようにする。これによって、少なからぬ手数料を案件ごとに徴収されてしまわずに済む。)
地下銀行は、在留資格を持たない不法滞在者などが送金を行うための機関として特に重宝されているとされる。在留資格を持たない外国人は、銀行に提出すべき必要書類が用意できないため、正規の銀行がそもそも利用できない。そのため、送金時の手数料が正規の銀行より高くなっても、地下銀行を利用することになる。あるいは、犯罪行為によって手に入れた資金を、身元を隠して送金したり、資金洗浄(マネーロンダリング)したり、といった目的でも地下銀行が利用されるという。
2014年7月、地下銀行に関わった容疑で中国人グループが逮捕(再逮捕)されたと報じられた。この中国人グループは、およそ10年間で数億円規模の額を中国に送金していたとされる。
同じく2014年7月、韓国籍の男らが地下銀行を営んでいたとして、銀行法違反の容疑で逮捕されている。日経新聞などがこれを報じている。
関連サイト:
地下銀行営業の疑い 中国人女を再逮捕 ネットバンキング不正送金 - MSN産経ニュース 2014年7月2日
「地下銀行」運営の疑いで韓国籍の3人逮捕 警視庁 - 日本経済新聞 2014年7月3日
新語時事用語辞典とは?
▼
ゴルディロックスゾーン
英語:Goldilocks zone
太陽系外惑星のうち、とりわけ生命の存在と維持に適した条件を有する環境のこと。英国の童話「ゴルディロックスと三匹の熊」(Goldilocks and the Three Bears)に因む。
ゴルディロックスゾーンに位置する惑星は「ゴルディロックス惑星」と呼ばれることもある。
ゴルディロックスゾーンの最低限の条件は、恒星から遠すぎず近すぎでもない程々の距離に位置していることである。恒星に近づきすぎれば水は蒸発してしまい、遠すぎれば水は凍ってしまうが、水を液体として保持できるならば、そこに生命が生まれる可能性が生じる。
「生命の存在しうる環境」を指す語としては、ゴルディロックスゾーンよりも「ハビタブルゾーン」の語が用いられることが多い。ハビタブルゾーンもゴルディロックスゾーンも共に「生命の維持に適する(ちょうど良い)環境」を指すものであり、実質的に同義語といえる。
ゴルディロックスゾーンは英国の童話に登場する、過不足のない絶妙な丁度よさ、になぞらえた表現である。地球型惑星であること、生命の進化を遂げる間ずっと好適な環境が保たれること、といった要素を含む場合もある。
太陽系外惑星のうち、とりわけ生命の存在と維持に適した条件を有する環境のこと。英国の童話「ゴルディロックスと三匹の熊」(Goldilocks and the Three Bears)に因む。
ゴルディロックスゾーンに位置する惑星は「ゴルディロックス惑星」と呼ばれることもある。
ゴルディロックスゾーンの最低限の条件は、恒星から遠すぎず近すぎでもない程々の距離に位置していることである。恒星に近づきすぎれば水は蒸発してしまい、遠すぎれば水は凍ってしまうが、水を液体として保持できるならば、そこに生命が生まれる可能性が生じる。
「生命の存在しうる環境」を指す語としては、ゴルディロックスゾーンよりも「ハビタブルゾーン」の語が用いられることが多い。ハビタブルゾーンもゴルディロックスゾーンも共に「生命の維持に適する(ちょうど良い)環境」を指すものであり、実質的に同義語といえる。
ゴルディロックスゾーンは英国の童話に登場する、過不足のない絶妙な丁度よさ、になぞらえた表現である。地球型惑星であること、生命の進化を遂げる間ずっと好適な環境が保たれること、といった要素を含む場合もある。
グリーゼ581d
別名:グリーゼ581d
別名:グリーゼd
英語:Gliese 581d
2010年に恒星グリーゼ581の第4惑星として発見され、2014年に恒星の天体活動を誤って観測したものであると判断された、非実在の天体。
恒星グリーゼ581は太陽系から約22光年の彼方にあり、近年、複数の惑星が発見されている。惑星のうち特にグリーゼ581dおよびグリーゼ581gは、ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)に位置し、地球型惑星と推定されていたことから、水と生命が存在し得ると期待されていた。
2014年7月3日、グリーゼ581dは天体として存在しないとするPaul Robertsonらの研究結果が科学誌「Science」に掲載された。
関連サイト:
Stellar activity masquerading as planets in the habitable zone of the M dwarf Gliese 581 - Science
One of the Most Earthlike Planets Ever Found May Not Exist - National Geographic July 3, 2014
別名:グリーゼd
英語:Gliese 581d
2010年に恒星グリーゼ581の第4惑星として発見され、2014年に恒星の天体活動を誤って観測したものであると判断された、非実在の天体。
恒星グリーゼ581は太陽系から約22光年の彼方にあり、近年、複数の惑星が発見されている。惑星のうち特にグリーゼ581dおよびグリーゼ581gは、ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)に位置し、地球型惑星と推定されていたことから、水と生命が存在し得ると期待されていた。
2014年7月3日、グリーゼ581dは天体として存在しないとするPaul Robertsonらの研究結果が科学誌「Science」に掲載された。
関連サイト:
Stellar activity masquerading as planets in the habitable zone of the M dwarf Gliese 581 - Science
One of the Most Earthlike Planets Ever Found May Not Exist - National Geographic July 3, 2014