新語時事用語辞典とは?

2014年7月7日月曜日

睡眠薬強盗

読み方:すいみんやくごうとう
別名:昏睡強盗

主に海外旅行において遭遇する危険がある犯罪手口で、やや懇意になった相手に睡眠薬を飲まされ、眠っている(意識を失っている)あいだに金品を奪われるという手口のこと。

睡眠薬強盗は、典型的には、気さくな現地人として旅行者への接触を図る。片言ながら会話を交わすなどして、旅行者が親しみを抱き始めた頃、軽い飲食物を勧められ、口にしてしまうと、そこに仕込まれた睡眠薬によってしばらく意識を失ってしまう。寝ている間に睡眠薬強盗は身に着けていた金目の物を一切合切奪っていく。

一人旅などでフレンドリーな人に出会うと気を許してしまいがちだが、初対面で素性のわからない相手が飲み物などを勧めてきた場合、安易に信用せず、気が引けても断る勇気を持つことが必要となる。

関連サイト:
海外旅行を予定されている皆様へ - 外務省 海外安全ホームページ

学歴フィルター

読み方:がくれきフィルター
別名:学歴フィルタ
別名:学歴によるフィルタリング

人選の判断基準として学歴を 参照すること。とりわけ企業のが新卒大学生を採用するに当り、いわゆる上位の大学に在籍する者のみを選考対象とし、上位大学の在籍者以外を検討前に不採用とすること。

学歴フィルタは就職希望者を不平等に扱う考え方であり、ともすれば差別的とも捉えられかねない選考法である。おおやけに学歴フィルターを設けていると表明している企業はほとんどない。しかしながら、採用活動にあたり膨大な数の学生を先にかける大手企業などでは、学歴によって学生をフィルタリングするケースはままあるとされる。書類選考で大学名だけで選外と判定されたり、あるいは説明会への参加機会を得にくくしたりするケースもあると指摘されている。

いわゆる大学入試に在籍している者の多くは、大学入試などを通じて、勉学に励み(努力して)狭き門をくぐり抜けてきている。その意味で、有能な人材を効率的に絞り込む手段として学歴フィルタには一定の論拠がある。

学歴フィルターは就活生の間のスラングとして登場し、後にマスメディアがあげつらう程に浸透した。日経新聞などによれば、最近では、低ランク校に在籍している卓抜な人材を逸することのないようにと、企業側の意識も変わりつつあるとされる。

関連サイト:
就活生に朗報? 「学歴フィルター」に異変あり - 日本経済新聞 2013年11月27日