新語時事用語辞典とは?

2014年9月4日木曜日

ジバニャン

英語:Jibanyan

ニンテンドー3DS用ゲームソフトおよび各種メディアミックス作品「妖怪ウォッチ」のメインキャラクター。2つの尾をもつ猫の妖怪。「妖怪ウォッチ」に登場する妖怪の代表的なキャラクターであり、同作品のマスコットキャラクターとなっている。

「妖怪ウォッチ」は2013年夏にゲーム第一弾が発売された。マンガやアニメ等のメディアミックスも多数展開され、いずれも大ヒットといえる人気を獲得している。コンテンツ産業に留まらず、菓子や服飾の分野でも「妖怪ウォッチ」とのコラボレーションが行われている。それら製品の多くでジバニャンがメインキャラクターとして起用されている。

2014年夏には、東ハトの菓子「キャラメルコーン」にジバニャンをはじめとする妖怪のイラストをあしらったパッケージが登場した。服飾ブランド「BEAMS」からはジバニャンをプリントしたTシャツが発表されている。

デング熱

読み方:デングねつ

やぶ蚊が媒介する、デングウイルスによる感染症。主な感染源であるネッタイシマカの生息域、すなわち熱帯・亜熱帯地域に多く見られる。日本にも生息するヒトスジシマカもデング熱を媒介し得る。

デング熱に感染すると数日程度の潜伏期間を経て発症する。主な症状は発熱や発疹であり、大半のケースでは致死性は低い。通常、発症から一週間程度で回復に向かう。ただし、まれに重症化して出血熱の症状を伴うケースがある。重症の場合は死の危険が生じる。

デング熱は基本的に人から人へは感染しない。

2014年8月、日本国内でデング熱の感染者が報告された。国内での感染例は約70年ぶりとされる。最初の報告からまもなく数名の感染者が相次いで報告された。9月1日時点で感染者は20名を超えている。これら感染者には、代々木公園を訪れた際に蚊に刺されたという共通点があるという。この報告を受けて東京都は代々木公園を封鎖して駆除剤の散布を実施している。9月には、公園内に生息するの蚊の捕獲・検査を通じ、デング熱ウィルスを保有している蚊の存在が確認されている。

ウェルシュ菌

読み方:ウェルシュきん
別名:Clostridium perfringens
英語:Welch bacillus

食中毒を引き起こすことで知られる菌の一種。嫌気性の桿菌で、芽胞(増殖細胞)と同時にエンテロトキシンと呼ばれる毒素を生成する。

ウェルシュ菌は自然界に幅広く存在しており、ヒトの体内にも常在する。料理などの中で菌が大量に増殖し、体内に取り込まれた場合に、食中毒を引き起こしやすい。

ウェルシュ菌は大量に調理されて作り置きされる食品の中で特に増殖しやすい。給食、仕出し料理、常温で寝かせたカレーなどは絶好の増殖環境となりやすいとされる。ウェルシュ菌の生成する芽胞は熱に強く、通常の再加熱では死滅しない。そのため、すでに菌の増殖した料理は、温め直して食べても食中毒に見舞われる危険がある。

ウェルシュ菌は嫌気性である、つまり酸素の存在を嫌う。酸素が少なく、常温に近い温度が保たれた環境は、繁殖に適した環境となる。そのため、煮込んだ後に常温のまま置かれたカレー、シチュー、汁物料理などはウェルシュ菌にとって格好の環境となりやすい。加熱によりスープから酸素が除かれ繁殖に適した温度という環境が整うためである。

関連サイト:
ウェルシュ菌食中毒 - 公益社団法人日本食品衛生協会

アブ・バクル・バグダディ

別名:アブ・バクル・アル・バグダディ
別名:バグダディ師
英語:Abu Bakr al-Baghdadi

中東のシリアとイラクの一部地域を拠点に活動する過激派の武装勢力、通称「イスラム国」の指導者。2010年、同集団が「イラクのイスラーム国」(ISI)を名乗っていた時期に、前指導者の死を受けて最高指導者となった。

イスラム国は国家樹立を宣言しており、イスラム原理主義における最高権威「カリフ」を指導者におく統率体制の構築を目指している。アブ・バクル・バグダディはイスラム国のカリフになる人物と宣言されており、同集団の中心的存在となっている。

イスラム国の国家樹立宣言は、2014年9月現在、国際社会の同意・承認を得られておらず、単に過激派組織として扱われている。しかしながら、2014年前半から後半にかけては西欧の若者などがイスラム国に共鳴し参加する事例なども多く報じられており、その勢力は拡大しつつある。

関連サイト:
イラクのアルカイダ(AQI) - 公安調査庁 国際テロリズム要覧 (要約版)

セクスティング

別名:セックスティング
英語:sexting

スマートフォンなどのモバイル端末を使用し、性的欲求を刺激するようなメッセージや画像をやりとりする行為。端末で撮影した自分の半裸あるいは全裸の姿をショートメッセージに添付して送るといった行為が、欧米の若者などの間で気軽に行われており、少なからず問題視されている。